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前略 おふくろ様

おふくろが母親になって59回目の日です。
おふくろに育てられて最近感じる事があるので記録の一つとして書きます
これは今の仕事をしている上でモットーにしていることです

今日改めて何故こんな言葉を使い事になったのか考えてみました

おふくろが「たつみ、男は40歳からだけんね」と
何時も言ってくれてました
意味はわからなかったけど、38歳の時、残りの人生をかけてお世話になったバスケット界に恩返しをしよう、そしてそれが俺のバスケット人生を支えてくれたお袋への恩返しの日々にもなると決めて活動をスタートしました

そして20年が経ち、今も変わらずバスケット選手のサポートするコーチをさせてもらってますが、そこには熱心な親御さんも沢山いらっしゃいます
その方々の様子が、当時のおふくろを思い出させてくれます
こうやっておふくろも寄り添ってくれたんだよな~
当時の俺は、親の心子知らずで、そのおふくろのサポートが当たり前の事と捉えてたけど、そうじゃなかったね!

それでね!ここからが伝えたかったこと、書き残しておきたかったことなんだけど、あなたの息子は20年経っても相変わらずうだつの上がらない日々を過ごしてますが(笑)おふくろが育ててくれた息子が指導してる子供達や親御さんは笑顔になったり元気になったりしてくれてるみたいです
もちろんそれを目指してはいますが、そんな空間、そんな環境を作って行けるのは、おふくろのお陰だな~って改めて感じるようになりました!

最近保護者の方にも話すんですが、小学校の時、不登校、いじめられっ子、肥満体形、成績並の下、良いところがなかったオレだけど、おふくろはオレを否定した事もなかったし、責めた事もなかったね

熊本市西原小学校6年生 県で優勝し第8回全国ミニバス交流大会に参加(島根県)写真左

ただただ寄り添ってくれたし応援してくれた
「大丈夫!辰巳は出来る子だけん」なんて言いながらね(笑)
当時よくそんな言葉をオレに言えたなって、冷静に考えたら不思議に思える

熊本市出水中学校1年生 1年生大会 東部地区優勝 写真左

ただそれを続けてくれたことで、オレは少しずつ自信を持つようになったしそれに伴ってバスケットでも結果も残せるようになった
その経験が今に生きてると思う
母親のあなたが徹底して息子のHOMEであり続けてくれた
世の中や周りの大人が否定してもおふくろは守り勇気づけてくれた
周りの誰かと比べることもしなかった

うちは裕福ではなかった
むしろ大変だった、なのにおふくろの辛い顔を思い出せない
それくらいおふくろは俺や弟達に笑顔とエネルギーを与えてくれたんだね

そんなおふくろに育てられたオレだから、結局は子供達の批判や否定などすることもなく、むしろ個々の特性や個性を尊重し、笑顔でエネルギーを与える日々を過ごす事は自然であり必然だったんだと思う
まだまだうだつの上がらない息子ですが、世間様のお役にはたってる事もあるようです
その事が最近認識できるようになって、20年間やり続けてきてよかったな~と感じてるところです
それにまだまだ勉強は足りてませんが、学べば成長するし気づける事を認識できるようにもなりました

今はここに掲載してる写真の自分と同じ年代の子達と日々を過ごしてますが、その当時の自分を思い出し、子供達の気持に寄り添うように努めてます
そしておふくろがそうしてくれたように、「大丈夫〇〇ならできる」「〇〇は出来る子だから」などと、それぞれの特徴を見出して声をかけていて、みんな元気に笑顔になってくれてます

あなたが母親になって59年目を生きてる息子は、やはりあなたが育てた子のようです
これからも健康には注意をして、まだまだ笑顔でエネルギーを与え続けて行こうと思います。

次はうだつが上がる1年を過ごし始めようとおもいます
見守ってて下さい

息子より


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