2023年3月のCPIテスト結果
週が明けて月曜日になりましたが、途切れることなく続けられそうです！こんにちは。タツマキゲームズです。
今週は、2023年3月から7月までに弊社で実施したハイパーカジュアルゲームのCPIテスト結果について、日々振り返っていきたいと思います！今週もよろしくお願いいたします。
さて、今週一発目となる本日は3月のテスト結果となります。3月の実施本数は19本という数だったのですが、改めて振り返っても「多いな…」となりました(笑) 内訳としては10本が内製で、デベロッパーさんからの持ち込みが9本という構成でした。
5. Oil Timer ASMR
ダウンロードはこちらから（Android）
企画コンセプト
Rollicの「Gear Clicker」などに代表するアイドル（放置）ゲームがスケールしたことを受け、このジャンルでなにかつくれないかというところから発想しました。以前の記事でもご紹介した「Jelly Adventure」という弊社のタイトルがポテンシャルを持っていそうだったため、プルプルしたゼリー状のもので低CPIが狙えるのではないかということから、この2つを組み合わせてみることにしました。両者を組み合わせた分かりやすいモチーフを思案したところ、多くの人が見たことあるであろうオイルタイマーに行き着いた、という企画です【畑佐】
テストに使った広告動画
実際のゲームにはアップグレードやマージをするための各種UIが表示されていますが、広告ではそれらを排除し、オイルタイマーを上下逆さまにしたときにドドーっとたくさん落ちてくる感じや、ギアに触れて回ったときに稼げるコインの多さを強調した動画にしました。
CPIテスト結果
平均CPIは$0.84という結果で、放置ゲームというジャンルで見ると高すぎるというわけではないのですが、ゲーム内指標もあまり良い結果ではなかったためペンディングとなりました。
振り返りと考察
デベロッパーさんといっしょにつくったタイトルでしたが、着想としては悪くなく、オイルの表現も非常によくプルッとつくっていただけたので完成度としては文句なしだったのかなと思います。ただ、ちょっと画面的に派手さ（盛り上がり）に欠けるかなという点と、オイルタイマーを果たしてどれほどの人（特に若者世代）が知っているのか…という部分がウィークポイントだったのかもしれません。
6. Punch Man
ダウンロードはこちらから（Android）
企画コンセプト
特に今年の前半は、グニャグニャとしたラグドールをベースに色々考えていたのですが、そのラグドールをリアルな人間の見た目にしてみたらどうかと思いました。そのうえでリアルな人間に誰もがやってみたいけど、実際には出来ないこと（してはいけないこと）、かつグロテスクになりすぎないシュールな面白さにできる方法がないかと思ってこの企画に行き着きました。人をタップでぶん殴ると顔面がグニャグニャとなって吹っ飛んでいくだけですが、謎の中毒性が出せるのではないかと考えましたw【今井】
テストに使った広告動画
アイデア一点突破の企画なので、ぶん殴ると顔面がグニャグニャとなって吹っ飛んでいくというシーンをタイミングを変えたり背景違いなどでバリエーションをつくって試しました。
CPIテスト結果
テストの結果はCPIが$0.54と思ったほどは低いところまで下がらなかったという感じでした。アイデア一点突破型のゲームは、ゲーム内指標が上がりづらい（上げづらい）傾向が強いので、CPIとしてはかなり低い水準を目指したいところです。
振り返りと考察
基本的にはただタップして人が吹っ飛んでいくのを見るだけなので、以前ご紹介したPushMasterと体験としては大差ないのですが、PushMasterと違い吹っ飛び方のバリエーションや結果のパターンが多く作りづらかったというのが差の一つかなと感じました。シンプルな操作とゲーム性であっても、それによって導かれる結果が、納得感のある形で色々なバリエーションがある方が「自分がやったらどうなるんだろう？」という興味喚起もできるのかなと思います。
いかがでしたでしょうか。また1つ、ハイカジをつくるうえでなにか参考になれば嬉しいです！
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