2023年2月のCPIテスト結果
昨日の記事、多くの方に見ていただけたようでありがとうございます!!とあるイベントでお会いした方々からも「見たよ!」と言っていただけて嬉しい限りです。これを励みに、クリスマスまで継続していきます!
さて、本日は今年2月に実施したテストの結果です。テスト実施タイトル数は14本でした。
3. Push Master
企画コンセプト
特にカジュアルなゲームにおいては、プレイしたいと思わせる訴求ポイントの1つとして「日常生活ではできないこと、やってはいけないことができちゃう」という一種の背徳感のようなものがあると思っています。このタイトルは、駅や道路にいるキャラクターを突き飛ばして乗り物に轢かせるふっ飛ばさせるという、文字で説明すると倫理観もへったくれもない内容ですが、だからこそ触りたくなる動機をつくれるのではと考えました。画面全体を明るく保ちつつ、飛ばされたキャラクターも最後は起き上がってダンスするようにすることで、コミカルな後味になるように意識しました【今井】
テストに使った広告動画
キャラクターが押されて派手に吹っ飛ぶシーンがすべての肝になるゲームなので、その部分が冒頭5秒に収まるように意識しました。タップしたくなるように指イラストを乗せたのも工夫の一つです。
CPIテスト結果
平均CPIとしては$0.43という結果で、そこまで劇的に安いわけではなかったのですが、継続率がプロトタイプの時点(1ステージしか無い状態)でも30%を超えていたりとゲーム内指標が高かったため本開発に移行する判断をしました。
結果として、最終的にグローバルローンチまで漕ぎ着け、今でも弊社のタイトルの中でTOP3に入る規模のタイトルに成長しました!
振り返りと考察
果たしてどこまで攻めて良いのか…というのはもちろん各社あると思いますが、やはり現実ではやっちゃいけないことができるというのはかなり強力なヒキになるのではないかと思っています。ラグドールのグニャグニャ感もCPIとしては下がりやすい傾向にあるものの、それ"だけ"だと今後はゲーム内指標が上がりづらいという側面も経験してきたので、うまく何度も遊びたくなるゲーム性とテーマが噛み合った結果なのかなと思います。
4. Trap Master
ダウンロードはこちらから(Android)
企画コンセプト
ラン系のゲームでゲートなどを通過してキャラクターをどんどん増やしていくようなものはよくありますが、逆にそのキャラクターたちに邪魔をしたりイタズラをしかけてガンガン脱落させていくというアプローチでも面白いゲームになるのではないかと考えました。Fall Guysからもインスパイアを受けていますが、相手に嫌がらせをするということは心理的に強いヒキになると思いました。【今井】
テストに使った広告動画
何をどう操作するのかというのが最初分かりづらかったため、押したくなるような明らかに大きなボタンを用意し、それをタイミングよく押すだけで色々なギミックが動くというシンプルな構成にしました。
CPIテスト結果
結果は$0.92と高めのCPIとなりました。基本的にはキャラクターそのものを動かすゲームがほとんどなので、善戦したとは思いますが分かりにくい部分は残ってしまったのかなという所感です。
振り返りと考察
アプローチとしては悪くなかったと思うのですが、まだ少し「何をするゲームなのか?」「どうしたら勝ちなのか?」という部分での分かりにくさが残ってしまったのかな、という感じです。相手の邪魔をするというコンセプトはいい線いっているかなと思うので、画作りやシステム(ランゲームではなく別のゲームをベースにするなど)の調整をいれつつ、別企画として仕立てられそうな余地は残っていそうな気配がしています。実際につくるかどうかはまだ分かりませんが…笑
ということで、何とか2日目も書き切ることができました!次回は来週月曜日に3月の結果をまとめていこうかなと思います。
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