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皆、色々抱えてる

特に目的もなく東京に来た。
「あいつ、元気かなぁ」と思って急遽声をかけて飲みに行ったり、逆に声をかけてくれる人もいたり…。

それぞれおしなべて色々な苦しみを味わってきた。
それでも飲んでる間はそんなことは忘れて"今"を楽しめる。

人は怖い。心は簡単に崩れる。
「自分なんかいなければいいのに。」そう考える夜もある。
逆に「自分が死んだら、この今の自分の感情はどこに行くのだろう」
そう考えて、たまらなく怖くなる夜もある。

一方で、今日の自分がいることで、誰かのそんな夜を今日だけは一つでも消せているかもしれない。

そう考えるとそれほど嬉しいことはないし、シンプルに自分の存在を認識してくれる人がいるというのは、それだけで嬉しい。

この気持ちだけはずっと持ち続けてきたし、これからも捨てないつもりでいる。

自分がいることで"何かを救う"ことはできなくても、何かを繋げることは出来るかもしれない。

今回は時間が余って東京を散策してみた。
人の多さに眩暈はしつつも、行き交う人のそれぞれの人生、想いを想像してみた。
…何も答えは出ないけれど、少しだけ視界を広げられた気がする。
そうすることで、明日は少しだけ誰かに優しく接することができるかもしれない。

自分が動くことで、もう会えないかもしれないと思っていた人に会えるかもしれない。
些細なことかもしれないけど、自分にもやりたいことがあるんだと気付けた。

明日は怖い。
でも、怖さだけでもない。



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