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感情と表現

慌ただしさを誤魔化すように、のんびり動く。
処理しきれない情報量を誤魔化すように、平然とした顔をする。

最近は自分の心に耳を傾けられていないような気がする。
自分の感情がわからない。
何も変化がないからかと思ったけれど、振り返ってみるとトラブルや情報量の多い出来事が重なっている。
一つ一つをじっくり考えなくてもいいように、大して人の話を聴きもせずに一部分だけを切り取って判断して、バトンを自分の手から早く離したい。
そうすれば、一つ一つスムーズに処理できるし、"やってる"フリができる。
無意識にそう行動していた自分に驚いた。

「全体」から「全体」を把握するのでなく「一部」から「全体」をわかった気になる…
それは自分が最も嫌う行動パターンのはずだ。

今の状況に適応する為に、
「理解力の低さや判断の遅さ」を誤魔化すという自分を守る為だけの思考パターン。

このままではそのうち痛い目に遭う。
自分の価値観や経験則だけで話をするようになり、新しいものを取り入れられなくなる。
そんな自分を好きになることはできないし、それは人間関係にも波及していくだろう。

近道をしようとしないで、回り道をしよう。
出来ることは、その回り道をスピーディーにすること。
少ない情報を切り取って迅速に判断するのでなく、多くの情報を一つ一つ迅速に適切に処理した上で、人にシンプルに伝える。

大丈夫、まだ「自分の感情がわからない」という感情がある。
立ち止まって表現すること。それも大切だ。

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