そこまでお金と手間をかけずにいつもと少し違うコーヒーを飲む方法

私はバックエンドエンジニアというパソコンを使う仕事をしています。ITエンジニアはなんとなくコーヒーが好きでこだわる人が多い気がします。画面を見つめ続けたり考え事をしたり、コーヒーが欲しくなる機会が多いからでしょうか。とはいえそこまで多くない社会人経験なのでITエンジニア特有のものでは無いと言われればそれまでですが。
さて、ご多分に漏れず私もコーヒーは好きです。緑茶も好きなので、この手の飲料が好きなのかカフェインに取り憑かれているのかは定かではありません。
この記事では、なんとなくいつもと違う美味しいコーヒーが飲みたいなと思うけどそんなにお金はかけたくないなと思った人向けのことを書いていこうかなと思います。

前職には給湯室にデロンギのエスプレッソマシンがあり、出社した際にはこれでコーヒーを飲んでいました。エスプレッソマシンは便利ですが、少し清掃や管理の手間がありますね。そして高いです。

個人の家に置くのもなかなか東京の住宅環境では難しい大きさなので、多くの人はペーパードリップをしていることでしょう。ペーパードリップに必要な物は以下です。

  • ドリッパー(必須)

  • ペーパー(必須)

  • サーバー(なんか他のちょうどいい容器があれば代用できそう)

  • クッキングスケール(あると良い)

もし挽かれた豆を購入する場合はこれだけで完結できます。
しかし、この記事のテーマはいつもと少し違うコーヒーを飲む方法なので少しだけこだわってコーヒーミルと豆を買いましょう。
ドリッパー、ペーパー、サーバーは入手しやすいもので良いかと思います。
豆については私も以前はお店で挽いてもらっていましたが、豆は挽くと劣化のスピードが早まるそうなので、コーヒーミルを買って淹れる直前に豆をひくのが良いでしょう。


コーヒーミル

コーヒーミルにもいくつか種類があります
駆動方式は電動、手動?刃のタイプはプロペラ?コニカル?ディスク?刃の素材はセラミック?ステンレス?
たくさんの選択肢がありますが、そこまでお金をかけないでいつもと少し違うというテーマがあるので、以下のような物がおすすめです。
手動のコーヒーミルで刃の素材がステンレスのもの
手動のコーヒーミルは大体がコニカル式で、あとは刃の素材に鋳鉄、セラミック、ステンレスなどの違いがあります。
コーヒーミルというと力を入れてゴリゴリやらなければならない印象がありますが、ステンレス刃のコーヒーミルはサクサクとコーヒー豆が削れていき、力もそれほど必要ないです。(もっとも、スペシャルティコーヒーの浅炒りとかはそれでもかなり力がいりますが…)プロのバリスタもステンレス刃のミルを使っているようです。難点として、刃の素材がセラミックのものに比べて少し価格が髙い、水洗いはできないという点があります。この点が許容できない場合は刃の素材がセラミックのものを買うと良いと思います。セラミックのほうが安くて選択肢も多いし衛生面は優れているので。
電動コーヒーミルは安いものであまりおすすめできるものがない、かつ保有していないので判断できないです。コニカル式かカット式のやつ変えば良いのでは無いかという予想。

じゃあその手動のコーヒーミルで刃の素材がステンレスのものはどれを変えばいいの?
この特徴を持つコーヒーミルの最高峰はコマンダンテというもので、前述したようにバリスタが使っているのはこれだったりするみたいです。

ですが、4~5万円もするようなものを買うのはちょっと現実的ではないですね。よっぽどコーヒー好きなら買うのはありかもしれないですが。また、このミルは偽物も流通しているのでAmazonで買うことはあまり推奨されていないらしいです。余談ですが、以前吉本興業にコマンダンテという漫才コンビがいました。

解散してしまいましたが、ツッコミの石井さんはコーヒー好きなようで現在は石井ブレンドという名前で活動されています。コーヒーミルからコンビ名を取ったのかなと思ったのですが活動時期から考えると名前が被ったのは偶然っぽいですね。

ボケの安田さんはファニーという存在になっていました。

コーヒーミルに話を戻すと、さすがにコマンダンテは買えないので、多くの人がおすすめするコーヒーミルはこちらです。

こちらは大ベストセラーとなったコーヒーミルで中国のメーカーが製造しています。高品質なステンレス刃とかっこいい外観で、コーヒーミルをまず買うならこれからと言われていたりします。
あるいは、HARIOのこのミルもよさそうですね。これもステンレス刃です。

いやまだ高いな…。
なんとなくコーヒーミルに5000円とか1万円は趣旨ズレな感じがしてきます。
この手の工業製品にありがちなことですが、大体技術をコピーした品が無数に流通しているので、刃が似たような形の類似品を探していきましょう。

たくさん出てきます。刃が似たような形なので性能も似たりよったりでしょう(多分)
お好きなものを買ってください。
aliexpressとか探せば2000円台のものもありますが、罠が多いのでチャレンジャーはそちらも挑戦してください。
刃がセラミック製のミルがほしい方はHARIOのミルがあるのでそれでいいと思います。安いし。

ドリッパー

なんでも良いと思いますが、後ほど紹介する淹れ方に適しているのが円錐形のドリッパーなので、HARIOのV60というドリッパーを使っています。
以前は台形のカリタ式のやつを使っていますが、不注意で割ってしまったので買い替えました。

クッキングスケール

後ほど紹介する淹れ方ではお湯の量を測る必要があります。普段キッチンで使っているものでOK。

淹れ方

これを見てください。以上です。
世の中には数多の淹れ方が存在しますが、こちらの粕谷さんという方が考案されたレシピは特別な技術がなくても再現できることを重視しているので、だれでも美味しく淹れられるとおもいます。
粕谷さんはハンドドリップの世界大会で日本人で初めて優勝された方です。この方は前職がITコンサルなので、やはりIT系はコーヒーにハマりやすいのかも。


挽きたての豆でこの淹れ方を実践すれば近所のコーヒー豆屋さんで購入しても、カルディのコーヒー豆であっても普段とはちょっと違った美味しさを得られると思います。私はカルディだったらツッカーノブルボンという豆が好きですね。
でもなんか普段と違う豆が買ってみたい場合におすすめなのが以下のサイトです。

生豆本舗さんです(PHPで書かれているんですね)
生豆とは言うものの、焙煎した豆も売っています。また、100グラム単位で購入することが可能なので、いろいろな豆を少しずつ試すのに向いています。

個人的なおすすめ豆

エチオピア/イルガチェフェ

いわゆるモカと言われるようなコーヒー豆です。モカは酸味があるイメージであまり得意ではなかったのですが、こういった美味しいコーヒーを飲むと酸味が苦手みたいなイメージもなくなります。

インドネシア/バリ神山ハニー

最近買ったもの中ではかなり甘みが強いなと思いました。美味しい。

コロンビア/ナリーニョ・コンサカ

これも甘め系ですね。なんとなく私は甘め系、酸味系が最近は好みです。

これらの豆たちはグレードとしてはかなり高いものです。しかし、一杯あたりで換算すると50〜100円以内に収まります。コンビニでコーヒーを買うことを考えると同じくらいかすこし安いくらいです。最近では私は会社にドリップに使う道具と豆を持って淹れています。なれると準備や片付けを含めても10分くらいでできるので意外と苦ではありませんし、暑さや寒さに耐えてコンビニに出かける必要もありません。興味があれば会社でコーヒーを淹れるという行為をやってみてください。

会社でコーヒーを淹れていたら店舗のようになりました

ところで、私は株式会社Voicyという会社で働いていてお昼休みに渋谷でコーヒーを淹れています。もし音声業界とコーヒーに興味があればエントリーとかもしてください。(Voicyのアプリにもコーヒーは実は関係あるのです)


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