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イラク議会が9歳の少女の結婚を合法化へ

抗議活動の主催者たちは、児童婚の合法化、未亡人から遺産相続の剥奪、性奴隷化の促進につながる可能性のある、家族法の基本的な枠組みの改正案の導入に反対しています。主催者たちは、木曜日にイラク全土の少なくとも7つの州で抗議活動を計画していたそうです。ブライトバート・ニュースが伝えています。

イラク議会は日曜日、身分法改正案の審議を開始しました。批評家らによると、改正案は男性が現代の法律の代わりに、伝統的なシーア派かスンニ派イスラム教の規定のどちらかを選択できるようにすることで、結婚の同意、扶養手当、子どもの親権などの問題で女性と女児を保護するという国の普遍的基準を事実上解体することになるとのことです。

現代のイラクでは児童婚、性奴隷、その他の虐待が横行していますが、厳密に言えば、それらは合法ではありません。イラクの法律では現在、結婚には男女ともに18歳以上が義務付けられており、夫が死亡した場合には女性が夫の資産を相続でき、無条件の異宗教結婚も認められています。

1959年に可決された非宗教化された身分法が改正されることにより、結婚しているかまたは結婚を予定している男性は、スンニ派シャリーア法を適用するかシーア派シャリーア法を適用するかを選択できるようになります。

キリスト教、ゾロアスター教、ヤジディ教などは、かつてイラクで活発な支持基盤を誇っていましたが、過去10年間にイスラム国(ISIS)の「カリフ制国家」によってほぼ完全に根絶されてしまいました。これらの他の宗教については議論されていません。少数派宗教の信者は、おそらく現行の身分法に従わなければならないでしょう。

注目すべきは、改正法によりシーア派はイスラム法のジャアファリ学派に基づくシャリーア法典の使用を義務付けられる点です。ジャアファリ学派は、女子は9歳、男子は15歳で合法的に結婚できると定めています。

メディアラインという中東の報道機関によると、この法律は、男性が母親に親権を譲ることを選ばない限り、離婚した夫婦の子どもの完全な親権を父親に与えており、この法律には「快楽結婚」と呼ばれる取り決めの条項も含まれています。これは「最短1時間で終了する一時的な結婚」だそうです。人権活動家たちは、この規定は売春や性奴隷化を促進するために悪用される可能性があると指摘しました。なぜなら、男性はそうした行為への参加は単なる「快楽結婚」だったと主張できるからです。

報道によると、議員たちはこの法案を議会で可決させるよう、過激なシーア派イスラム聖職者やその他の権力者から大きな圧力を受けています。シーア派はイラクで多数派を占めていますが、スンニ派社会主義独裁者サダム・フセイン政権崩壊後、隣国イランの強力な支援を受け、影響力を増しています。イランは世界で最も人口の多いシーア派国家であり、最大のテロ支援国でもあります。

最近では、イスラム国の「カリフ制国家」が米国の支援によって崩壊したことを受けて、シーア派の影響力は、イランの支援を受けたシーア派が大部分を占める民兵組織である人民動員軍(PMF)を通じて台頭してきました。この民兵組織は、ISISとの戦争中にイラク軍に合法的に統合されました。

資料:https://www.breitbart.com/middle-east/2024/08/08/iraq-parliament-moves-to-legalize-marriage-for-nine-year-old-girls/

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