今日買った本
前にも持っていた本だが、もういらないかなと思って何年か前にブックオフに送り出してしまった。
だが今、私的に中国歴史ブームが来ており、その関連でまた興味が出てきたので買ってみた。
人間の精神はその人が生まれた国の文化にかなりの部分、影響される。よって自国の文化や歴史を学ぶことで、自分自身の精神構造を認識できるようになる。
ところで日本文化は古代中国文化にかなりの影響を受けている。よって古代中国文化を学ぶことは、自分自身の精神構造の古層を理解することに役立つ。
そんなわけで日本人であれば皆、四書五経を読むべきであるが、残念ながらあまり面白そうに感じられない。なんとなくの先入観であるが、『親兄弟を大事にしましょう、目上の人は敬いましょう』みたいな標語みたいなことが書いてある気がする。
そんな四書五経の中にあって、最も異彩を放っているのが本書、易経だ。
なんといってもこれは占いの本なのである。
買ったその日から占いに使えるのだ。事実、何年か前に私は本書を使って『今、この仕事をすべきかどうか?』という目の前にある懸念事項を占ってみた。
結果、『絶対いい結果が出るので、ぜひその仕事はやるべき』という卦が出た。そこで私はその仕事をやることにした。数年後、その仕事はかなりいい感じに進展し、今も発展中である。
(えっ、嘘、もしかして易って当たるのかも?)
というわけでもう一回、本書を読んで脳内に六十四卦を少しずつインストールしていきたい。
まあ実際に占いで使うかはともかく、こういうのは読んでそのシンボルと意味を理解していくだけで、なんとなく物事への理解度が全体的に高まったりするものである。
タロットカードは大体覚えてるので、易も覚えればより多角的に、自分の抽象思考領域への認識の解像度を高められそうである。
ところで余談だが、易の占い方法の一つに梅花心易というものがあり、これは道具を使わず、目に移った数字や聞こえた音の回数などを卦に変換して、心の中で物事を占うという技法である。
なんだか映画のπみたいでかっこいい。
ぜひいずれこの技を習得してみたいところである。
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