インターネットでいいものを選ぶのが大変になってきている話
みなさんこんばんは、福田達也です。
以前の記事では、通販でのサクラレビューを見破るためのサービスとしてサクラチェッカーが便利だという話を紹介しました。
今回は、その背景となる個人的な困りごとと、その現状の対策についてお話したいと思います。
サクラレビューが増えると何が問題？
体感としても感じていたことですが、ここ数年サクラレビューが非常に増えてきていると感じています。
ECサイトのサクラの場合、販売者にとってはお金を受け取って製品を売っている相手なので“ニセの客”ではないのだが、例えば割引、あるいは高額な（全額、場合によってはそれ以上の）キャッシュバックなどにより、評価を本来よりも高い方へと誘導された者というのが定義になるだろう。
こうしたサクラを雇う業者、そしてサクラとしてレビューを書くユーザーがいるために、本当は使い勝手が悪かったり低品質だったりする商品が、一見“ユーザー評価の高い商品”として目に留まることがあるのだ。
サクラレビューの一番の問題点は、それが作られたレビューであるということです。
本来であれば、商品を手に取ったユーザーが実際に使ってみて、その率直に感じたその良し悪しを書き込むもの。これらのレビューの集合知として、多数の人がどう思っているのかを集めることで、個人の主観に左右されづらい全体的な評価を得るのがカスタマーレビューの目的でした。
しかし、サクラレビューは、そのレビューを出品者の都合の良いように高評価に歪めます。本来の正当な評価よりもよく見せることで、本当の評価であれば買わないような人に、期待以下の商品をつかませるということです。
若干意味合いは違いますが、故事成語にある羊頭狗肉のような状況ですね。
サクラレビューを見破るために
サクラレビューが増えてきているのであれば、私たちにできることはそれをどう見破るかです。以前に紹介したサクラチェッカーはその１つの手段ですし、他にもReviewMetaという海外のサイトもあります。
また、それ以外にも様々な方法で見破り、自衛することが重要です。まずは極端なレビューに警戒することです。サクラレビューを依頼する人は、できるだけ高いスコアが欲しい物。そのため、多くのサクラレビューは一番評価の高い星５を付けていることが多いです。また、その反動として、質の悪いものをつかまされたユーザーは星１の評価をすることが多くなります。
また、一つ一つのレビューを自分の目で見ることも重要です。どういう理由からその評価を付けているのか。高い評価の理由は何か、低い評価の理由はなにか。商品をどれぐらい使っての評価なのか。こういったことを見ていきます。また、通販サイトのみならず、公式サイトや外部サイトでのレビューを見るのも効果的です。
終わりに
今回はサクラレビューが増えていることについて、何が問題なのか、どうやって見破るのかについて紹介しました。
こういったことを一つ一つ気をつけていけば、サクラレビューに引っかかることはそれほど多くないと思います。引っかかったら勉強料を払ったと思うしかないのは残念な事ですが…。
ただ、個人的な一番の悩みは、見破ることはある程度できるんですが、調べるのに非常に時間がかかることなんですよね…。スコアが信用できるのであれば数字で見比べれば良いだけなのに…と考えると歯がゆいものを感じます。
自分に合った商品を、納得できるように提示してくれるサービスなんかがあればほしいなと思う今日このごろです。何かいいものがあれば教えてください。
本日も読んでいただき、ありがとうございます。
また次の記事でお会いできることを、楽しみにしています。
参考文献
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