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ロジカル・シンキングを使った課題解決【ロジカル・シンキング】

みなさん、こんばんは。福田達也です。

この土曜日に、一緒に仕事をする仲間に向けて、ロジカル・シンキングの講座兼勉強会を開催しました。せっかく資料も頑張って作ったので、どういった内容を話したかも含めてここで紹介していこうと思います。


ロジカル・シンキングとは

ロジカル・シンキングとは、結論に至るまでの筋道、説得ストーリーが明確で矛盾がない思考のことである。前提と結論がある中で、一つ一つの筋道が明確であり、全体を通して矛盾が無いことが重要である。

ロジカル・シンキングを身につけるメリットは大きく3つある。

  • 論理だって物事を捉えられるようになる

  • 話が分かりやすくなる、提案が通りやすくなる

  • 戦略的に仕事を進められるようになる

ロジカル・シンキング(論理的思考力)は、思考を論理的に展開するための「考え方のフォーム」であり、センスや生まれつきではない。つまり、正しいフォーム」を身につければ、誰でも身に付けられるし、扱えるようになる。ただし、スポーツと同様に繰り返しの練習は必須である。

伝えるためのロジカル・シンキング

伝えるためにロジカル・シンキングが必要な理由は、論理的でないと納得感が足りないからだ。

話を論理的にするためのコツは大きく2つで、三角ロジックを押さえることと、ピラミッドストラクチャーで整理することである。

三角ロジックは、結論・主張に対して、それを支えるデータ(統計・事実)と、論拠(一般的な根拠)の2つを準備し、それらを合わせて伝えることである。

ピラミッドストラクチャーは、主張に対して、それを支える複数の根拠を準備し、それぞれの根拠に対して更に複数の根拠を準備する。このようにピラミッド状に階層立てて根拠を整理することで、主張を説得力のあるものにする技術である。

課題解決のためのロジカル・シンキング

ロジカル・シンキングを課題解決に使う価値は大きく2つある。

  • MTGで議論がピンぼけしなくなる

  • 自分の課題が明確化し、タスク化できるようになる

課題解決に使うためには、まずイシュー(論点)を定義することが重要である。目的が曖昧だと議論の焦点がピンボケするため。最初にイシューを特定し、議論の方向性を決めるのが肝心だ。

例えば、イベントの集客力が落ちている問題を解決したいのであれば、以下のようなイシューが考えられる。

  1. 集客力落ちた問題点や原因

  2. 集客力アップの対策全般

  3. イベントの方針やメニュー

  4. その他 etc etc…

その中で、まずは「集客力が落ちた問題点や原因を論じる」(論点)といった形でイシューを決定する。

イシューを決めたら、その解決策や原因を探るためにロジックツリーで整理する。ロジックツリーは、解決したい課題に対する原因や、達成したい目的に対する手段を、階層的に整理する手段である。

ロジックツリーを作るために重要な概念が水平思考と垂直思考である。水平思考は浅く広く検討することで、垂直思考は1つについて深掘りする考え方だ。まずは、水平思考で広げてから優先順位を検討し、優先度順に垂直思考することで、短時間で効果的な検討ができる。

水平思考に重要な考え方がMECEである。モレなくダブリなく検討することで、思考の穴を塞ぎ、混乱やムダを省くことができる。MECEに考えるコツは正反対のセットを準備することであるが、MECEにできないものやMECEを考えるのが困難なものもある。そういった場合は、完全なMECEにこだわらず、できる限りMECEであることを意識すると良い。

垂直思考に重要な考え方が、なぜなぜで話を深掘りすることだ。1つの事象に対して、5回ぐらいのなぜなぜを繰り返すことで、その根本原因が見えてくるようになる。

終わりに

今回は、課題解決のためのロジカル・シンキングについて紹介しました。

ロジカル・シンキングについては、勉強すればするほど、実践すればするほど深く広い概念だと感じます。一つ一つを実践を通して自分の血肉にしながら、伝えられる力を身に着けていきたいものです。

本日も読んでいただき、ありがとうございます。
また次の記事でお会いできることを楽しみにしています。

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