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2年という期間

昨年の夏から自分が書いたお話を短編映画にしています。
自分の監督作品をつくるのは、2年ぶり、これで2度目です。


昨年の9月に撮影、1月から編集作業に入り、3月中旬の今、だいぶ形が見えてきました。

思い返すと私が初めて自分の作品を作り始めたのは、2016年の7月でした。
2年と、半年前のことです。
その前の学期に書いた英語のスクリプトを元に、撮影場所の確保やクルー集め、段取りをして撮影に入ったのは9月のことでした。

それから、大学院を卒業して、2017年は名古屋で秋頃に短編3本のスタッフとして参加し、2018年は長編映画とドラマの現場に携わらせていただきました。

この2年と少しの間に勉強したこと、感じたことを作品にしたいと思い、短編ではありますが、形にしたものが「ラムネ」です。

この2年で変わったこと、一言では決して言い表せませんが、考え方もスキルも、2年前につくった時より確実にパワーアップしているなあと感じているのが今日この頃です。

現場の作り方とか、画の見せ方とか。
特に昨年末の現場では、組に入っていたスパンが長かった分たくさん勉強させてもらったので、またそれを活かして撮りたいなと思っています。

それまでに身につけたスキルも「ラムネ」の画に出てるといいなあ、と思う限りです。
(個人的には今回はカラーグレーディングがちゃんとできてるのがとても嬉しいです。「LABEL」はそこまで手が回らなかったんですよね。)


2年という期間、あっという間でした。
長いようで短いです。

映画というと、1年、2年のスパンで制作が先延ばしになることがある世界です。
最近割と「来年、撮ります」という映画クリエイターさんたちのツイートをよく見かけるのですが、そうなんですよね。来年、なんです。

思い立って、お話を組み立て、何度も推敲を重ね、キャストやスタッフのスケジュール合わせから撮影場所の確保まで。
年単位で準備しないといけないもので、かつ、撮影してから公開までも年単位だったりするのです。
映画作りは、撮影も含めて、とてもコスパでは測りきれないプロジェクトなんですよね。

今回も、お話を書き始めてから撮影までは2ヶ月と短かったけど、6分半の作品が出来るまでに結局半年以上かかってしまいました。
私が長編を撮るとなると、どのくらいかかってしまうのやら。

30歳になったら長編を撮ると決めているので、そろそろ準備も始めたいところです。
また、これから2年です。
2年後、どんな事を思い描いているのか、今から楽しみです。


#エッセイ #映画制作 #ショートフィルム #短編映画 #約束

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