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北海道といえばサケ(アキアジ)!!釣り方についてすべて解説!!釣り場やおいしい食べ方も紹介!!

どうも龍キング釣りだ。今回は北海道を代表する魚、サケ(アキアジ)の釣り方について紹介する。北海道のサケ釣りは全国のどの釣りよりも非常に競争的でこの超高級魚をもとめて、道外からもたくさんのアングラーが訪れてくる。ただし、サケの釣り方は他の魚と全く違う点がたくさんある。例えばその釣り方や釣り場も違い、サケ釣り独特のルールやマナー等もある。何も知らないと結構損するのに重ねて、これを知らないと全く釣りにならないので、そこでサケ釣りビギナーにも分かりやすくサケ釣りの全てを解説していきたいと思う。


1.サケについて

千歳川のサケの遡上(千歳水族館)

シロサケの分類:
サケ目サケ科サケ属

シロサケの学名:
Oncorhynchus keta

シロサケの名前の由来:
サケの名前はアイヌ語のさくいべ、しゃけんべ、しゃきぺからくる。ちなみにシロサケの別名のアキアジの方もアイヌ語のアキアチップが転訛したものである。他にもアキサケとも呼ばれている。ちなみに北海道ではシロサケやサケよりもアキアジの言葉のほうが使われる。

サケの種類:
北海道には大きく二種類のサケがいる。一つ目はカラフトマス(ピンクサーモン)で二つ目は今回紹介する、シロサケ(別名アキアジ、アキサケ、サケ、しゃけ、チャムサーモン)である。シロサケの方は北海道全体で釣ることができて、圧倒的に狙う人が多く、食材としても価値がある。しかも、シロサケの方が大きくなり最大で80cmほどになる。

シロサケの分布:
シロサケは北海道、東北や北陸に多いが、日本海側では九州北部まで、太平洋側では利根川まで生息している。ただし、人工孵化放流の普及のため、他のエリアでも確認されている。ただ、どの場所も北海道の遡上率にはかなわない。海外では、北太平洋、韓国、ロシア極東、カナダのブリティッシュコロンビア、アメリカのアラスカからカリフォルニアにまで生息している。

シロサケのサイズ:
基本的には60から75cmほどだが、大きいものでは80cmや90cmにもなる。小さくて50cmほど。

シロサケの食性:
シロサケは肉食で、稚魚のころは水生昆虫。降海した後は、甲殻類や魚類を食べる。ただし、遡上期間は基本的に何も食べず、釣るときは捕食ではなく、威嚇の要素を利用して釣る。針につける餌は匂いでサケを寄せるのが目的。外国ではイクラなども利用して釣るようだ。

シロサケの生態:
シロサケは主に10月から翌年の2月ほどに産卵する。(北海道のほうが早く、本州のほうが遅い)ただし、8月の終わりごろから遡上する場合もある。サケは河口から十キロほどさかのぼり、産卵する。2か月ほどかけて孵化した稚魚は数か月川で過ごし、4月から7月ほどになったら、沖合に出る。海に出た1年目にはオホーツク海で過ごし、2年目には3年魚と合流した後、ベーリング海へ移動。寒くなると南下する。こうして3,5年ほど過ごしたら、生まれた母川に戻り、産卵をする。そしてこれが繰り返される。

シロサケの特徴:
シロサケは海を回遊した後、産卵するために成熟して母川に近づき川を遡上する。海の個体と遡上個体は見た目が全然違い、遡上サケは皮膚が厚くなり、まだら模様の黒、赤、茶色、黄色で、オスは上アゴが伸び、背中が張り出す。一方海を回遊している海タイプは無駄な模様は無く、全体的に銀色に光っている。

シロサケの生息地:
シロサケは海ならオホーツク海、ベーリング海、北太平洋、日本海や北極海の一部などの北の海に生息しており、産卵期になると、母川を遡上する。母川で産卵にふさわしい川であればどこでも生息している可能性がある。なので、まとめるなら生息地は北の海か遡上する川ということだ。

シロサケの釣り時期:
シロサケは淡水での釣りは全面禁止で、海でしか釣ることができないため、海の釣りシーズンしかない。それも遡上のために岸よりする、8月から11月がメインシーズンとなる。ただ道南地方では12月でも釣ろうと思えば釣れる。

シロサケ釣れる時間:
基本群れがいれば、いつでも釣れる。ただし、群れが岸よりする朝まずめと夕まずめは逃すことはできない。なので実際は1日中釣ることをおすすめする。

2.サケの釣り方

シロサケの釣り方は主に3つに分けられる。ウキルアー釣り、ウキフカセ釣りとぶっこみ釣り(投げ釣り)だ。
他にも岸からなら、垂らし釣り、フライフィッシングなどがある。船ならジギング、落とし込み釣りがある。

が今回は最も基本的な釣り方の、ウキルアー釣り、ウキフカセ釣りと、ぶっこみ釣りを紹介する。

1.ウキルアー釣り

仕掛け
ウキルアー釣りはサケの最も一般的な釣り方といってもいいだろう。仕掛けは専用の大型ウキを付けたラインの先に50g程の専用の重いスプーンをつける。そしてそのスプーンににタコべートをつけて、針にはカツオなどの身エサをつける。これがウキルアー釣りの仕掛けだ。市販の仕掛けもある。

仕掛け図
ウキルアー釣りのスプーン。見ての通り大きく、先にタコべートがついている。
サケウキルアー一覧

釣り方
釣り方のほうはシンプルにただゆっくり巻くだけ。それもものすごくゆっくり巻く感じで。リール1回転で3から5秒程がいいだろう。ウキルアー釣りはほかの釣り方とは違い飛距離が出るので、遠いエリアを探ることも意識しよう。あと、餌もずっと同じものを使っていると、効果がなくなるので、こまめに餌を変えることも重要だ。
もしアタリがあったら、前アタリであわせず、ググー!!と引っ張られてから思いっきり、大きくアワセを入れる。そして針が外れないように、ラインテンションをかけて、釣り上げよう。たくさん人がいるところでは多少ゴリ巻きくらいでいい。

釣れない時
釣れない時はまずウキの位置を変えて、タナ(ウキ下)の深さを変える。魚が下の層にいるときは、棚を深くして、上の層にいいるときは棚を浅くする。これでも釣れないなら、投げる場所や釣り場を変えよう。魚がいないところに投げていても意味がないので、場所移動や投げる場所を変えて、魚がいるところを探ろう。それにルアーやエサを変えることも重要だ。これで釣果が大きく裏返ることもある。

2.ウキフカセ釣り

仕掛け
ウキフカセ釣りはウキルアーで釣れなかった時に使う秘密兵器と言ってもいい。これは普通のフカセ釣りとは違い、巻き餌も必要なく、単純に普通のウキ仕掛けの先にタコべートがついているものである。そしてこの針にカツオなどの身エサをつける。市販の仕掛けもある。

ウキフカセ仕掛け図

釣り方
これは正直言ってウキルアーよりも簡単で、投げて、潮に乗せながら流すだけ。そして、流せるところまで流しきったら回収してもう一度これを繰り返す感じだ。これでサケの群れが回ってきたら釣れる。餌もこまめに変えよう。
ただし、潮を読みながら、投げるところや流す場所を考えないと、おまつりするから要注意。
ウキフカセ釣りは探れる範囲は少なくなり、遠投して遠くに飛ばないものの、見えサケを釣ったり、近くにいるサケを釣ったり、スレたサケを釣るのに向いている。しかも、ウキフカセ釣りは着水時に大きい音が経たないので、群れが散らないことも良い点の一つだ。
ただ、アタリが非常に分かりにくく、掛かっても、なかなか針掛かりしないので、ウキのちょっとした動きにも注意をする必要がある。そして、怪しいかったり、ウキが沈んだりしたらすぐに思いっきりアワセを入れて釣り上げる。同じく、人が多いところは絡まるので、多少ゴリ巻きがいいだろう。

釣れない時
釣れない時もウキルアーと同じく、タナ(ウキ下)の深さを変えること。そしてまたもや同じく、エサやタコべートを変えること。そしてさらに、これはすべての釣りに値すると思うが、場所移動や投げる場所を変えることも大切。

3.ブッコミ釣り(投げ釣り)

仕掛け
胴付きタイプの投げ釣り仕掛けが多い。針には専用の大型のキラキラと光るフロートが付いており、針はほかのサケ釣りと同じくタコべート。エサはカツオなどの身エサだ。おもりは30号ほどを主流する。市販の仕掛けもたくさんあるので、それらを使うことをおすすめする。

仕掛け図

釣り方
竿はせめて2,3本用意しよう。4本あればベストだ。10本仕掛ける人もいるが、まずマナー違反だし、大変なので竿は2から4本くらいがいいだろう。竿縦のほうはやはり専用のものを持っておいたほうが絶対いいだろう。
釣り方は先ほど紹介した釣り方よりもさらに簡単になり、投げて待つだけ。ただし、重要なのは群れが回遊しているカケアガリに仕掛けを置くこと。とにかくカケアガリを意識しよう
そしてアタリがあったら本アタリまで待ち、バレてしまう前に思いっきりアワセを入れて釣り上げよう。多少なゴリ巻きをしないと、バレてしまうのに重ねて、別の仕掛けと絡まるので、早く巻いてファイトしよう。

釣れない時
釣れない時は場所が問題か、エサか仕掛けが問題だと思われる。まず、エサを変えること。そして、仕掛けのフロートやタコべートを変えることをおすすめする。さらに、場所も間違っているかもしれないので、投げる場所を変えるか、釣り場自体を変えるようにする。あとは群れが入ってくれば釣れるはず。

3.サケ釣りのタックル

今からこの3つの釣り方に使う竿、リール、ライン、仕掛け(ルアー)と餌を紹介する。

1.ウキルアー釣り

ロッド:
専用のものが好ましいが、強めのシーバスロッド、ヒラスズキロッド、サーフルアーロッド、ショアジギングロッドやサクラマスロッドなども流用可能。ただし、9フィートから13フィート程の長めがおすすめ。パワーもMHやHのルアーウエイト50から70gくらいのものも投げれる竿が良い。
詳しくはこの記事から

リール:
リールはスピニングリール。番手は少し強めの4000から6000番程がいいだろう。掛かった時にゴリ巻きできるようなリールが好ましい。

ライン:
ラインはPEの1.5から3号ほど。弱すぎると、強引きしてファイトするときに、ラインブレイクする確率が高くなるため、強めがおすすめ。飛距離を重視するなら、PE1.5号。万能が2号。ゴリ巻きで強引きしてファイトするときは3号がいいだろう。
市販のものにはリーダーがついているが、基本リーダーは20lbから30lbを主流する。

仕掛け:
まずは市販のものがおすすめ。ただし、ウキルアーの仕掛けはシンプルなうえ、ライン(リーダー)、ウキ、ウキ止め、ルアー、タコべートをそろえれば自分でも作れるので、できれば自分で仕掛けを作ることが一番だろう。

夜釣りをする場合は暗闇の中でもウキを見えやすくするためにケミホタルなどの発光体をウキにつけて、アピール度を高めたければルアーのタコべートにも発光体つけることもおすすめする。

餌:
エサは王道のカツオ、イカとエビが良い。ただ、他の切り身でも釣れる。匂いでサケを引き寄せるので匂いが強めのものが有効。

2.ウキフカセ釣り

ロッド:
ウキルアーと特に変わらない。ウキルアー釣りで使っている竿をウキフカセに、ウキフカセに使っている竿をウキルアーに流用することができるくらいだ。なので、同じく9から13フィートの硬めの竿がおすすめ。専用のものやシーバス、ヒラスズキ、サクラマス、サーフルアーロッドの強めがいいだろう。

リール:
リールも同じで、スピニングリールの4000から6000番が良い。強いほうがかかった魚をゴリ巻きして手前に素早く寄せることができるので便利。

ライン:
ラインもウキルアーと同じく、PEの1.5から3号。リーダーは20lbから30lb。

仕掛け:
仕掛けは市販のものがわかりやすくて一番いいが、個人で作るのもあり。1匹でも多く釣りたいのであれば工夫するのも重要なので、自分で作ることも良いと思う。
夜釣りをするならウキにケミホタルなどの発光体をつける。なお、タコべートにも発光体をつけると、アピール度が高まる。

餌:
これもまたウキルアーと同じ。カツオ、イカかエビがベスト。ただ、匂いが強めの身エサであれば何でもよい。

3.ブッコミ釣り(投げ釣り)

ロッド:
竿は投げ竿。硬めのものが好ましい。30号のおもりが投げれればオーケー。4mから5mのものが良い。サケは群れが沖にいない限り遠くへの遠投は不要なので、安い竿でも十分。ただ、硬めのものがよく、軽いほうが扱いやすいだろう。あと、50号程の重めのおもりを使用するのであればそれに対応できるようなすごく硬いの竿が必要になる。竿は基本4本かそれ以上用意すべき。

リール:
投げ釣り専用リールか6000番以上の大型スピニングリールが良い。ナイロンラインの6号が200メートル以上巻けるものがよい。(PEラインならPE2号が200m以上巻けるもの)。糸は太いものがたくさん巻けるものを利用する。リールパワーが弱いとなかなかリールが巻けなくなるので、パワーが強いリールを使おう。

ライン:
PEなら2から4号ナイロンなら5から8号を利用しよう。強いものだと安心。ナイロンラインを利用するならいらないが、力糸は6から12号ほどが良い。

仕掛け:
市販のものがたくさん売られているのでそれを購入することがおすすめ。ただ、フロートのカラーやタコべートの工夫も重要になるので、個人で仕掛けを作ることも良いだろう。おもりのほうは投げ釣り専用の三角おもりで20から50号ほどを利用する。

餌:
これはウキルアーやウキフカセ釣りと変わらず、どんな匂いを放つ身エサでもいいが、やはり王道のカツオ、イカとエビが一番だろう。

4.サケの釣り場

釣り場は遡上する川の河口やその付近なら北海道全体で釣れるが、シーズンや年ごとに釣り場が変わる。例えば去年ある釣り場で釣れても来年は遡上数が少なく、そこで釣れない場合がある。しかも、シーズンによってサケが遡上する川が変わるので、月によって釣り場が変わる。

基本遡上する川の河口付近ならどこでも可能性があるのに重ねて、サケ釣り場といっても数え切れないほどの釣り場があるので、その中でも実績が高く、最も人気な釣り場12選を今から紹介する。

1.積丹町古平川 (道央日本海側)

積丹町の中では最も人気が高く、道央では最も人気なサケ釣り場とも言える、札幌市から最も近いサケの実績ポイント。毎年たくさんの釣り人が訪れる人気なポイントだが、釣り人のプレシャーが高め。ただ、やはりよくサケが釣れる場所。しかも、河口規制かかっていないのがこの釣り場の長所。

近くのサケ釣り場(道央日本海側サケ釣り場)

積丹町から寿都: 美国川河口(美国漁港)、余別川河口、古宇川河口や朱太川河口など

石狩、増毛や留萌: 厚田川河口、浜益川河口、群別川河口、毘砂川河口、幌川河口、礼受漁港、箸別川、別苅漁港、舎熊海岸や雄冬漁港など

2.錦多峰川河口海岸(道央太平洋側)

苫小牧の中でも人気な釣り場。太平洋側にもたくさん釣り場はあるが、錦多峰川河口は特に人気で、サケの最盛期の9月1日から12月10日に河口規制がかかっているため、河口規制がかかっていない8月頃に多くの釣り人が訪れる。
ただ、河口規制の範囲外ではどのシーズンでも釣りを楽しむことができる。周辺のサーフでも実績がある。
近くなら登別漁港が人気。日高、えりも方面なら歌別漁港が最も実績が高い。

近くのサケ釣り場(道央太平洋側)

苫小牧、胆振: 安平川河口、小糸魚川河口、敷生川河口、アヨロ川河口、北吉原海岸、白老港、白老海岸、登別漁港や登別川河口付近など

日高、えりも:目黒漁港、厚別川河口、静内川河口、三石川河口やアベヤキ川河口、歌別漁港など

3.鵜泊漁港(道南日本海側)

せたな町の漁港。道南の日本海側のサケ釣り場では1級ポイントとして有名。毎年たくさんの釣り人が訪れるので、混雑する釣り場でもある。道南なのでシーズン終期に期待できる。
近くの瀬棚港もサケのメッカ。

近くのサケ釣り場(道南日本海側)

せたな町、江差、上ノ国町:相沼内川河口、見市川河口海岸、上ノ国漁港、瀬棚港、須築漁港、長磯漁港、良瑠石川河口、突符川河口海岸、小茂内川河口、江差追分漁港、石崎漁港など


4.汐泊川河口(道南津軽海峡側)

函館市津軽海峡側のサケ釣り場ではだいぶ人気な釣り場。たくさん釣り場がある中でも、ここがおすすめ。1級ポイントとして知られている。道南なのでこれも11月から12月のシーズン終期に期待できる。

近くのサケ釣り場(道南津軽海峡側)

知内、北斗、函館:知内海岸、当別川河口、茂辺地川河口、原木川河口、新湊漁港、北斗市サーフなど

5.大舟川河口海岸(道南太平洋側)

函館市の太平洋側のサケ釣り場は少ないものの、その中でも最もメジャーなポイントがこの大船川河口海岸である。10月がメイン。ただ、河口規制があるので、範囲外で釣る。

近くのサケ釣り場(道南太平洋側)

函館、鹿部町:磯谷川河口や常路川河口

6.長万部川河口(噴火湾側)

噴火湾の中でも1級ポイントとして知られているが、このポイントには河口規制がかかっていない。非常に人気なポイント。混雑するが、よく釣れる。
周りの釣り場も実績が高いのに重ねて、噴火湾なら船釣りで狙うサケの跳ね打ちも人気。

近くのサケ釣り場(噴火湾側)

噴火湾(道南、道央):見市川河口海岸、静狩漁港、国縫川河口、浜高岡海岸、大岸漁港、豊浦フィッシャリーナ、長流川河口、黄金漁港、伊達漁港、気仙川河口、チマイベツ川河口など

7.釧路港(道東太平洋側)

言わずと知れたサケ釣りポイント。釧路港でも釧路西港が良い。8月頃、9月頃のシーズン初期に期待ができる。たくさんポイントがあるものの、ものすごく混雑する。垂らし釣り、ウキルアー釣り、ウキフカセ釣りと投げ釣りとどんな釣り方でも楽しめる。カラフトマスも釣れる。
周辺のサーフでも釣れる。
近くなら昆布森漁港も人気。十勝方面なら十勝港が実績が高い。周辺サーフではぶっこみ釣り(投げ釣り)も。

近くのサケ釣り場(道東太平洋側)

十勝、釧路や浜中:大津漁港、勇洞浜、厚内漁港、十勝港、音調津漁港、旭浜漁港、昆布森漁港、散布漁港など

8.ウトロ漁港(道東オホーツク海側)

全体的サケ釣り場が少なめの知床半島の雄一の人気なサケ釣り場。夏場(サケシーズン初期)はカラフトマスも良く釣れる。
ウトロ漁港は知床オホーツク海側の釣り場だが、知床の根室海峡側(羅臼方面)もサケの名所。
なお、近くの標津、根室方面でもサケは好調。

近くのサケ釣り場(道東オホーツク海側)

知床、標津、根室:オンネベツ川河口、ホロべツ川河口、尾岱沼漁港、知布泊漁港や植別川河口など


9.熊取湖口(道東オホーツク海側)

道東オホーツクのサケ釣り場はたくさんあり、どれも1級ポイント。が、この釣り場は海面ということで河口規制もなく、広めで、投げ釣りからウキルアーのどんな釣り方でも楽しめる。しかも、近くにたくさんのサケ釣り場があり、広いせいか、人が少なめなのでおすすめ。
この近くには他にもたくさんのサケの名所がある。止別川河口、網走港、鱒浦漁港がその一部だ。
しかも、網走や斜里なら船釣りも人気なので混雑している場合は船釣りを選ぶこともおすすめする。

近くのサケ釣り場(道東オホーツク海側)

知床、斜里、網走や紋別:網走港、ヌカマップ川河口、斜里漁港、斜里サーフ、止別川河口、網走サーフ、藻琴川河口、バイラギ川河口、鱒浦漁港、ニツ岩海岸、藻興部川、興別漁港、沙留漁港、紋別漁港、藻鼈川河口、紋別サーフなど

10.枝幸港(道北オホーツク海側)

枝幸と言えばサケ釣りと言ってもいいほどの超1級ポイント。遡上数が非常に多く、枝幸ではどの釣り場でもサケが釣れるといってもいいほどサケがよく釣れる。が、その中でも実績が高い枝幸港が人気。ただ、釣り人のマナー、ゴミの多さなどもあり、釣りができる範囲が限られている。釣りのためにもマナーには必ず注意しよう。
周りの漁港、磯やサーフもサケが普通に釣れるのでおすすめ。枝幸なら船釣りもあり。
ちなみに近くの猿払や宗谷方面にはサケ釣りとしては人気がないものの、人が少ないのでのんびり釣りが楽しめるかも。

近くのサケ釣り場(道北オホーツク海側)

雄武から枝幸:雄武漁港、雄武サーフ、音標漁港、音標川河口、フーレップ川河口、枝幸サーフ、山泊漁港、乙忠部漁港、目梨拍漁港、問牧漁港、オチャラベ川河口、北見幌別川河口など

浜頓、猿払から宗谷: 斜内漁港、浜猿払漁港、知来別海岸、知来別漁港、芦野海岸、鬼志別川河口、浜鬼志別漁港、シネシンコ海岸や東浦漁港など

11.声問漁港(道北宗谷湾側)

稚内宗谷湾もサケ釣り場として人気。その中でも人気なのはこの声問漁港だ。となりの声問川には河口規制がかかっていなく、河口でも釣ることができる。カラフトマスも釣れる。

近くのサケ釣り場(道北宗谷湾)

宗谷、稚内:宗谷漁港、富磯漁港、増幌川河口、声問川河口や稚内港など

12.西稚内漁港(道北日本海側)

稚内市(日本海側)ではだいぶ人気な釣り場。毎年たくさんの釣り人が訪れる名所。ウキルアー、ウキフカセが人気。稚内のサケ釣り場でもだいぶメジャーなポイント。
近くの抜海漁港とその隣のサーフもサケのメッカとして知られている。
道北日本海側は非常に河川やサーフが多いポイントなので、実際はどこも可能性がある。ただ、特に抜海漁港、稚咲内漁港、風連別川河口や留萌方面では羽幌港や苫前漁港が人気。

近くのサケ釣り場(道北日本海側)

稚内、天塩:恵山泊漁港、抜海漁港、稚咲内漁港やウツツ川河口など

遠別町から苫前町:金浦原生花園裏、風連別川河口、初浦漁港、初山別川河口、茂初山別川、羽幌港、羽幌川河口や苫前漁港など

サケ釣り場についての詳しくは下記の記事から。


5.サケの食べ方

サケを釣りは料理があってこその楽しみ。北海道で最もおいしい高級魚と言ってもいいサケはなるべくおいしく食べたい。ということで今からイクラや切り身にアラなどの特においしい食べ方5選を紹介していく。
ちなみに生食は冷凍済みのものはまだいいが、天然物なので、なるべく避けたい。

1.塩焼き

サケの定番料理。ホクホクでフカフカのサケが味わえる。味付けは塩だけなので、サケの本来の味を楽しむことができて、シンプルな味付けでおいしい。しかも、塩をまぶして焼くだけなため、手間も時間もかからない。

2.ムニエル

ムニエルもまたサケの定番料理。塩焼きよりは手間がかかるが、コショウと塩がきいたムニエルは味から食感まですべてたまらない。無駄にスパイスを使わないほうがサケのそのままの味を出せるので、コショウと塩を少々ふるくらいでいい。

3.鍋(石狩鍋)

サケが釣れる秋は冬へと一気に寒くなる時期。そのため体の体調を崩しやすく、体を温める必要がある。そこでサケをベースにした北海道三大鍋、石狩鍋を作ることをおすすめする。これならサケアラも使うことができる。ちなみに石狩鍋用の市販のスープも売っているのでスープの作り方がわからない方はそれを利用してみることもいいだろう。ぜひ釣ったサケの石狩鍋で冷えた体を温めよう。

4.ホイル焼き

これもまたサケの代表的な料理。少し手間がかかるものの、やはり美味しいのには変わりはない。サケの切り身、きのこ類(しめじやえのき)やニンジンにバターをホイルに包み、フライパンで蒸しながら焼く。これが基本的なホイル焼きの作り方。塩なども利用して、味付けが濃いほうがおいしい。

5.イクラの醬油漬け

メスのサケが釣れたときの楽しみにはイクラというものがある。逆にイクラだけを狙ってサケを釣る釣り人の方が多いだろう。正直言って個人的にはイクラはサケそのものよりもおいしいと思う。高級食材として知られており、サケ1匹に信じられないほど大量のイクラが詰まっている。これをイクラの醬油漬けにすると、口の中でプチっと弾けてとろける感覚がたまらない。

作り方をざっと説明すると、まずイクラを水かお湯を使ってほぐす。そして、血合いを取り除き、膜もすべて取り除く。その後は完璧にきれいになるまで何回も洗い、水を切る。最後に、イクラを別の容器に移して、醬油と酒とみりんが混ざった調味料に漬けて、数時間ほど沁み込ませて完成。
ご飯にたっぷりかけていただく。


他には

他には人気なものなら、ちゃんちゃん焼き、トバ、燻製、新巻鮭、フライ、味噌麴漬け、塩麴焼き、ルイベやマリネ。(生でいただく場合は24時間以上、ー20℃以下冷凍する)などがある。

6.サケ釣りのマナー、ルール等(重要)

サケ釣りは正直言って日本で最も混雑する釣りと言ってもよく、毎年事故、マナー違反やトラブルもたくさん発生する。ここで当然だがまずマナー、ルールは必ず守ろう。これをやっての上の釣りだ。マナー、ルール違反をする人間はサケ釣り師ではなく、ただのマナー、ルール違反者だ。しかも、初めてサケ釣り場に足を踏み入れると驚くこともたくさんあると思うし、何がマナーなのかそもそも自分がここで釣っていいのか分からないかもしれない。
そこでたくさんのマナーやルールがあるので今から紹介する。
他のマナー、ルールは大丈夫だと思うが、特に河口規制等のサケ釣りの重要ルールを知らないと周りの人から嫌われるし、知らなかったでは絶対済まないので、特にサケ釣り初心者はこれをぜひ読んでもらいたい。あと、サケ釣り経験者もこれを読んで自分のマナー問題に気付くかもしれないので、必ず読んでもらいたい。マナーは守ろう。

河口規制

これはサケ釣りを知っている人には当然のことだと思うが、北海道のサケ、マス釣りには河口規制に注意する必要がある。
当たり前のことなので言う必要がないが、どんな釣り場でもどの時期であっても当然サケ(マスも)は河川での釣りは禁止されている。なのでサケが真水になれるために河口付近を回遊しているところを狙う。
ただ河口で釣っていいかと言われれば話は別だ。河口規制がかかっていない場合は、川とみなされている場所では釣らないかぎり大丈夫だ。
ただ、河口規制がかかっている場合は違う。河口規制とは河口周辺の釣り禁止区域のこと。これは釣り人のマナーの悪さが原因でもあるが、サケを保護するための大切なルールだ。河口規制がかかっている場合はその範囲での釣りは当然禁止。沖合まで禁止されていることが多いので船釣りでも注意しよう。なので、範囲外で釣ること。
河口規制がかかっていない釣り場もある。そして、河口規制がある月にだけかかっている釣り場もある。そのように河口規制は少し分かりにくかったりするので、初めての方は事前に自分が行く釣り場のことを必ず調べよう。
正直言ってこれはサケ釣りの知識としては誰もが知らないといけないことだ。知らなかったでは絶対に済まない。

1.釣り場のマナー

サケ釣りにはマナーも注意する必要がある。サケ釣り場に行くと必ず一人はマナー違反を犯していると言ってもいいほどマナーが悪い人が多いが、そんな人は釣り場を荒らす人で、まず釣り人とは言えないだろう。
ではまずは釣り場に関してのマナー(ルール)を紹介する。一つとしては、まず上記のこと(川では釣らないことと河口規制)を守ること。これは当たり前。他にもその釣り場特有のルール、マナーがあるならしっかり守ろう。知らなかったでは済まない。
次に、海や釣り場を汚さずゴミをポイ捨てせずにしっかり持ち帰ること。これも当たり前のことだろう。これで釣り場が制限されたこともあるので必ず守ろう。ゴミのポイ捨てはまず許されないし、サケ釣りに限ったものであればサケの死骸、内臓やアラを釣り場に捨てることだろう。このせいで釣り場にクマも出没しやすくなってしまう。イクラだけ取って魚体を捨てるのはマナー違反にもほどがある。アラ、内臓等や魚体は家に必ず持ち帰ろう。
そして知らない間にやっていることも多く、意外に多いのが、駐車違反。駐車違反も完全なマナー違反。これは釣りでよく発生している問題だが、みんなが止めているからと言って同じ場所に車を止めず、正しいところに止めよう。
さらに、地域住民や漁業者に迷惑をかけないこと。これも重要。特に港で釣るなら漁業者への迷惑行為は許されない。そして、当然のことだが、近隣住民への迷惑行為もしないようにしよう。
さらに重要といえるのは、サケを持ち帰りすぎないこと。たくさん釣れたからと言って、何十匹も持ち帰る人がいる。これははっきり言ってマナー違反だ。これは意外にやっている人がいるが、必要以上にサケをキープすることは資源保護のためにも避けよう。(このせいでサケも大量に減っている)。リリース時は優しくリリース。

2.釣り時のマナー(釣り人との接触時)

ここまでは説明する必要が無かったであろう、当たり前のマナーを紹介してきたが、ここから混雑する釣り場でのマナーを紹介する。
まず、これは毎回釣りに行くたんびにやっていることだと思うが、隣の釣り人への挨拶。隣の釣り人への挨拶は当然のことだと思うが、これは快適に釣るためと、トラブルを避けるための重要なマナーでもある。
そしてサケ釣りで最も重要と言えるのは、一言「間に入っていいですか?」と聞くこと。これも重要。これはすでに知っていると思うが、急に数十センチから1mほどの隙間に割り込むのはまずおかしい上、許されない行為だ。10mかそれ以上広い幅が開いているならあまり隣の釣り人とは接触しないので、声をかける必要は無いが、サケ釣りなど間が数メートルから数十センチと狭い場合は挨拶と同時に必ずこの一言を言おう。
他にも釣り人との接触時では仕掛けと仕掛けが絡まるおまつりもある。これは最初に声をかければまだ喧嘩まではならないと思うが、やはりトラブルの始まり。特にサケがかかった時におまつりをした場合は大トラブル。トラブルや喧嘩が起きるのは間違えない。これを防ぐなら簡単に言えば、おまつりをしないようにすること。どこにほかの人の仕掛けがあるか見る。そして、絡まらないようにする。さらに、自分の目の前に投げること。キャストミスや、自分の近くに他人の仕掛けがある場合は自分から急いで回収する。
それ以外にも自分で考えて釣ること。トラブル(おまつり等)を避ける+サケを釣ること。この2つ同時に意識し釣ろう。サケを釣る方にだけ片寄ると釣れている人のところばっかり投げるはめになるので、そりゃおまつりやトラブルは起きる。逆にトラブルつまり、おまつりを避ける方にだけ片寄れば誰も投げていないつまりそもそもサケがいないところに投げるだけなので、肝心なサケを釣ることができない。なのでこの2つを同時に意識して釣りをするといいだろう。
次は場所取り。これは意外にたくさんの釣り人がやっているが、無許可でロープや机を使った場所取りはまずマナー違反どころか法律違反。場所取りは基本しないことが一番。するとして長時間の場所取りはせずに、自分の体で場所取りをするくらいだ。
最後に引っ掛け釣り、網救いなどの違法行為はとにかくやらない。仮にメタルジグなどを利用して引っ掛け釣りでは無いように見せかけていても、これを読んでいる人はみんな分かっていると思うが、やっていることは同じなのでまずやらないこと。ちなみに網でサケを救うのも禁止されている。

3.トラブル、喧嘩になった場合(避けるため)

どれだけトラブルや喧嘩が起きないように対策してもサケ釣り場は基本激戦区なので、特に初心者の場合は、それに向き合うことになるかも。暴力まではたいていの場合はいかないが、面倒な事態になるかもしれない。
そこで大変な事態になった場合は警察に相談してもいいかもしれない。さらに、トラブルや喧嘩を避けたいならたとえ迷惑人やマナー、ルール違反者がいたとしても、自分には関係ないなので自分から強く注意することはなるべく避けたい(もちろん最悪の事態が発生したならそれは注意する(向き合う))。つまり、まず自分とは関係ないことなら注意をしない。さらに迷惑人が隣や近くにいるなら離れる。そうしたほうが釣りのほうをもっと快適にできるだろう。一番は上記のことを守ってトラブルや喧嘩にならないようにすることだが、もちろんサケを釣る限りそれを「避ける」ことは出来ない。

7.まとめ

まとめると、今回はサケの生態等から釣り方、タックル、釣り場、食べ方にマナーやルールまでサケ釣りのすべてを紹介した。サケ(アキアジ)は北海道の釣りを代表する存在で、毎年たくさんの釣果が北海道各地から聞こえてくる。ただそれと同時にトラブルや事故も多く、たくさんの悪い出来事も発生しているためそういうことには必ず注意したい。さらにこのマナー問題のせいで釣り場が規制や禁止されたり、サケの数が少なくなっているので、必ずマナー、ルールは守ろう。
だが、サケ釣りは非常に人気が高く道外からもたくさんの釣り人が訪れる。こんな美味しい、高級大型魚が岸から簡単に釣れるならそりゃたまらない。なので、皆さんもトラブルや事故には気を付けながらも北海道の秋の風物詩、サケ釣りを存分に楽しもう!!
この記事が少しでも役に立ってくれれば幸いだ。
みんなも今年の秋はサケ釣りに挑戦してみたらいかが?イクラたっぷりのイクラ丼にたくさんの豪華なサケ料理が待っている!!

ということで

ではまた~!!

次回の記事も楽しみに!!(^^)


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