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北海道のサケ釣り場25選を紹介!! 北海道といえばサケ釣り!!

今回は北海道のサケ釣りで最も重要とされる釣り場について解説する。サケ釣りはものすごく混雑することで有名だが、そこで一つでも多く釣り場を知っておくことが重要。なので今回はなるべくたくさんのサケ釣り場を紹介していきたいと思う。漁港から磯、堤防やサーフに河口などの様々な道内全体の釣り場を紹介する。ただ、その前にサケの釣り場について少しだけ説明する。

河口規制について

これは言う必要がないと思うが、北海道は河川でのサケ、マス捕獲は禁止されている。なので、河川でのサケ(マスも)釣りは全面禁止(境界線にも注意)。なのでサケが真水になれるために河口付近を回遊しているところを狙う。
これはみんな大丈夫だと思うが、ちょっと分かりにくいのは河口規制。河口規制とは簡単に言えば、河口周辺の釣り禁止区域のこと。これは釣り人のマナーの悪さが原因でかけられたことでもあるが、サケを保護するための大切なルールだ。河口規制がかかっている場合は当然その範囲での釣りは禁止されている。(範囲外で釣る)沖合までも規制されていることが多いので船釣りでも注意。
一部には河口規制がかかっていない釣り場もある。ただ、ある月だけに河口規制がかかっている釣り場や、年によってそれが変わる場合もあるので必ず事前にその釣り場について調べることが重要。
河口規制以外にもマナー、ルールは必ず守るように。

サケ釣りについては下記の記事から


サケが釣れる場所とは

釣り場は遡上する川の河口なら北海道全体で釣れるが、シーズンや年ごとに釣り場が変わる。例えば去年ある釣り場で釣れても来年はそこで釣れない場合がある。しかも、シーズンによってサケが遡上する川が変わるので、月によってその釣り場が変わる。さらに、サケは漁港内(ほとんどが河口に近い)でも釣れることがある。
基本遡上する川の河口や付近ならどこでも可能性があるのに重ねて、サケ釣り場といっても数え切れないほどの釣り場があるので、その中でも実績が高く、最も人気な釣り場、25選を今から紹介する。

1.積丹町古平川 (道央日本海側)

積丹町の中では最も人気が高いうえ、道央、そして北海道全体でもだいぶ人気なサケ釣り場とも言える、札幌市から最も近いサケの実績ポイント。毎年たくさんの釣り人が訪れる人気なポイントだが、釣り人のプレシャーが高め。ただ、やはりよくサケが釣れる場所。しかも、河口規制かかっていないのがこの釣り場の長所。

近くのサケ釣り場(道央日本海側サケ釣り場)

積丹町から寿都: 美国川河口(美国漁港)、余別川河口、古宇川河口や朱太川河口など

2.浜益川河口(道央日本海側)

石狩地方のサケ釣り場でも人気な釣り場で、年ごとに変わるが、9月、10月に河口規制がかかる。ただ、サケの有効利用調査に申し込み許可を得れば河川内で釣りができる。近くの川の河口でも良く釣れている。

近くのサケ釣り場(道央日本海側)

石狩地方: 厚田川河口、浜益川河口、群別川河口、毘砂川河口や幌川河口など

3.箸別川河口(道央日本海側)

増毛町の釣り場。この周辺では最も人気な釣り場と言える1級ポイント。ぶっこみ(投げ釣り)やウキルアーがメイン。周辺のサーフでも好調。河口規制はかかっていない

近くのサケ釣り場(道央日本海側)

増毛、留萌:礼受漁港、別苅漁港、舎熊海岸や雄冬漁港など

4.錦多峰川河口海岸(道央太平洋側)

サケ釣り場が少ない苫小牧周辺の中でも人気な釣り場。苫小牧の中だけに限らず実際に道央の太平洋側の中でも錦多峰川河口は特に人気で、サケの最盛期の9月1日から12月10日に河口規制がかかっているため、河口規制がかかっていない8月頃に多くの人が訪れる。いわゆるシーズン初期のサケのメッカだ。
ただ、河口規制の範囲外ではどのシーズンでも釣りを楽しむことができる。周辺のサーフでも実績がある。

近くのサケ釣り場(道央太平洋側)

苫小牧: 安平川河口や小糸魚川河口など(付近のサーフでも実績はある)

5.登別漁港(道央太平洋側)

胆振方面の1級ポイント。シーズン中は多くの人で賑わう。なお、隣の登別川河口付近でもサケは釣れる。ただ、登別川には9月1日から12月10日の間河口規制がかかっているので範囲外で釣る。
ただ登別漁港のほうが実績が高い上、河口規制に心配しなくていい。

近くのサケ釣り場(道央太平洋側)

白老から登別:白老港、白老海岸、北吉原海岸、敷生川河口、アヨロ川河口、登別川河口付近や登別サーフなど

6.歌別漁港(道央太平洋側)

サケ釣り場が少ない太平洋の日高、えりも方面の中で最も人気なサケ釣りの1級ポイント。となりの歌別川河口には河口規制がかかっており、河口規制がかかっていない港内で釣る。サケ釣りでにぎわう場所。
サケの名所という釣り場は少ない日高、えりも周辺だが、河口や河口周辺のサーフや港ならどこでも可能性がある。

近くのサケ釣り場(道央太平洋側)

日高、えりも:目黒漁港、厚別川河口、静内川河口、三石川河口やアベヤキ川河口など

7.鵜泊漁港(道南日本海側)

せたな町の漁港。道南の日本海側のサケ釣り場では1級ポイントとして有名。毎年たくさんの釣り人が訪れるので、混雑する釣り場でもある。道南なのでシーズン終期に期待できる。
近くの瀬棚港もメッカ。

近くのサケ釣り場(道南日本海側)

せたな町から八雲町:相沼内川河口、見市川河口海岸、瀬棚港、須築漁港、長磯漁港や良瑠石川河口など

8.江差追分漁港(道南日本海側)

乙部から上ノ国付近の道南日本海側はサケ釣りとしてあまり人気がないが、江差追分漁港はその中でも人気がある。サケ釣り場として実績が低いため、人も少ない。ただ、周りにもたくさんの河口があるので、隠れた名所として思わぬ場面で爆釣するかもしれない。
だが、札幌市からここまで来るならそれよりは太平洋側や噴火湾側に行くほうがいいだろう。

近くのサケ釣り場(道南日本海側)

乙部から上ノ国:上ノ国漁港、突符川河口海岸、小茂内川河口、江差追分漁港、石崎漁港など

9.汐泊川河口(道南津軽海峡側)

函館市津軽海峡側のサケ釣り場ではだいぶ人気な釣り場。たくさん釣り場がある中でも、ここがおすすめ。1級ポイントとして知られている。道南なのでこれも11月から12月のシーズン終期に期待できる。

近くのサケ釣り場(道南津軽海峡側)

知内、北斗、函館:知内海岸、当別川河口、茂辺地川河口、原木川河口、新湊漁港、北斗市サーフなど

10.大舟川河口海岸(道南太平洋側)

函館市の道南太平洋側のサケ釣り場は少ないものの、その中でも最もメジャーなポイントがこの大船川河口海岸である。10月がメイン。ただ、河口規制があるので、範囲外で釣る。

近くのサケ釣り場(道南太平洋側)

函館、鹿部町:磯谷川河口や常路川河口

11.長万部川河口(噴火湾側)

噴火湾の中でも1級ポイントとして知られているが、このポイントには河口規制がかかっていない。非常に人気なポイント。混雑するが、よく釣れる。
周りの釣り場でも良く釣れるのに重ねて、噴火湾なら船釣りで狙うサケの跳ね打ちも人気。道南の噴火湾側のサケ釣り場なら迷わずここを選ぶだろう。

近くのサケ釣り場(噴火湾側)

噴火湾(道南):見市川河口海岸、静狩漁港、国縫川河口や浜高岡海岸など

12.気仙川河口

道央の噴火湾側のサケ釣り場で最もおすすめできるポイント。お手頃な釣り場でファミリーフィッシングにもおすすめ。近くの黄金マリンで船を借りてサケ釣りをすることも可能なうえ、近くにもたくさんのサケの名所とされている釣り場がある。気仙川河口自体が1級ポイントなのでもちろんサケ釣りも好調。

近くのサケ釣り場(噴火湾側)

噴火湾(道央):大岸漁港、豊浦フィッシャリーナ、長流川河口、伊達漁港、黄金漁港やチマイベツ川河口など

13.十勝港(道東太平洋側)

十勝周辺のサケ釣り場を代表する十勝港。釣り場自体が広いため一か所に釣り人がまとまらなく、一つの港にたくさんの釣り場がある。なお、近くのサーフはぶっこみ釣り(投げ釣り)の名所でもあるので、投げ釣りをやる方ならそこが一番。港ではウキルアー、ウキフカセや垂らし釣りが主流。

近くのサケ釣り場(道東太平洋側)

十勝周辺:大津漁港、勇洞浜、厚内漁港、音調津漁港や旭浜漁港など(周辺のサーフは投げ釣り(ぶっこみ釣り)で有名)

14.釧路港(道東太平洋側)

言わずと知れたサケ釣りポイント。釧路港でも釧路西港が良い。8月頃のシーズン初期に期待ができる。たくさんポイントがあるものの、ものすごく混雑する。垂らし釣り、ウキルアー釣り、ウキフカセ釣りと投げ釣りとどんな釣り方でも楽しめる。カラフトマスも釣れる。釧路周辺はサケ釣り場が少ないものの、すべて名所レベル。
周辺のサーフでも釣れる。
近くなら昆布森漁港も人気。

近くのサケ釣り場(道東太平洋側)

釧路や浜中:昆布森漁港、老者舞漁港、霧多市港や散布漁港など(十勝から釧路に続くサーフは投げ釣り(ぶっこみ釣り)の名所)

15.尾岱沼漁港(泊湾、根室海峡側)

野付湾のサケ釣りは有名で、ものすごくサケがおいしいとされている。ただし釣り場も限られている上、サケ釣り場が少ない。その中でも最もおすすめできるのはこの尾岱沼漁港。サケ以外にもカラフトマスが人気なのでシーズン初期はカラフトマスも釣れる。
その他標津、根室や羅臼でもサケは釣れる。特に標津ではもちろんリリース前提の釣りだが、有効利用調査の許可を取れば虫類川で河川内でのサケが釣れることで有名だ。

近くのサケ釣り場(泊湾、根室海峡側)

根室、標津、羅臼:植別川河口、標津漁港、トーサムポロ港、穂香海岸

16.ウトロ漁港(道東オホーツク海側)

全体的サケ釣り場が少なめの知床半島の雄一の人気なサケ釣り場。夏場(サケシーズン初期)はカラフトマスも良く釣れる。
知床オホーツク海側の釣り場は少ないがすべて名所レベル。特にこのウトロ漁港なんかは毎年混雑するサケの1級ポイント。他にも知布泊漁港なんかもサケのメッカとして知られている。この辺ならカラフトマスも釣れる。

近くのサケ釣り場(道東オホーツク海側)

知床、標津、根室:オンネベツ川河口、ホロべツ川河口や知布泊漁港など

17.止別川河口(道東オホーツク海側)

かつて名所以上の超人気スポットだった
人が多すぎて釣り場が見えないほどだったが、トラブル、釣り人のマナーの悪さ、ゴミ問題、サケの死骸などが多発して、サケの捕獲量が急激に減ったせいで河口規制がサケ釣りシーズン中解除されなくなり、今はこの釣り場ではサケ釣りはもうできない。ただ、付近のサーフでは一応釣れていて、近くの川の河口付近もサケの実績ポイントなのでそこを狙ってみるのもあり。
このように河口規制が延長されたり、サケが獲れなくなるのも釣り人、いや自然を壊す、人間のせいとしか考えられない。みんなはさすがにこんなことはしないだろうが、こういうマナー問題には必ず気をつけるように。マナー違反、ルール違反はまずサケ釣りという言葉には含まれていない。

近くのサケ釣り場(道東オホーツク海側)

斜里から網走:網走港、ヌカマップ川河口、斜里漁港、斜里サーフ、網走サーフ、藻琴川河口、バイラギ川河口やニツ岩海岸など


18.熊取湖口(道東オホーツク海側)

道東オホーツクのサケ釣り場はたくさんあり、どれも1級ポイント。が、この釣り場は海面ということで河口規制もなく、広めで、投げ釣りからウキルアーのどんな釣り方でも楽しめる。しかも、近くにたくさんのサケ釣り場があり、広いせいか、人が少なめなのでおすすめ。
紋別まで行けば他にもたくさんのサケの名所がある。

近くのサケ釣り場(道東オホーツク海側)

網走から紋別:鱒浦漁港、藻鼈川河口、紋別漁港、や紋別サーフなど

19.藻興部川河口(道東オホーツク海側)

紋別周辺のサケ釣り場は少ないが、この藻興部川河口は人気なサケ釣り場。興部川には河口規制がかかっているものの、この藻興部川には河口規制がかかっていない。さらに、近くの雄武周辺の漁港やサーフも実績が高い。

近くのサケ釣り場(道東オホーツク海側)

紋別から雄武:興別漁港、沙留漁港、雄武漁港や雄武サーフなど

20.枝幸港(道北オホーツク海側)

枝幸と言えばサケ釣りと言ってもいいほどの超1級ポイント。枝幸ではどの釣り場でもサケが釣れるといってもいいほどサケがよく釣れる。が、その中でも実績が高い枝幸港が人気。ただ、釣り人のマナー、ゴミの多さなどもあり、釣りができる範囲が限られている。釣りのためにもマナーには必ず注意しよう。
周りの漁港、磯やサーフなどとどんな釣り場でもサケが普通に釣れるのでおすすめ。枝幸なら船釣りもあり。

近くのサケ釣り場(道北オホーツク海側)

雄武から枝幸:音標漁港、音標川河口、フーレップ川河口、枝幸サーフ、山泊漁港、乙忠部漁港、目梨拍漁港、問牧漁港、オチャラベ川河口、北見幌別川河口など

21.知来別海岸(道北オホーツク海側)

イトウの聖地として知られている道北オホーツクの猿払村だが、この付近でもサケは釣れる。その中でもサケの実績がある釣り場は知来別海岸。サケのポイントとしてはなじみが全くない猿払だからこそ、人が少なく、静かに釣りが楽しめるところが長所。ただ、もちろん釣れるのは釣れる。だが、しっかり釣りたいなら近くにある枝幸まで行くことをおすすめする。
ここはサケの魚影が薄いが同シーズンが最盛期のイトウやアメマスは人気。

近くのサケ釣り場(道北オホーツク海側)

浜頓、猿払から宗谷: 斜内漁港、浜猿払漁港、知来別漁港、芦野海岸、鬼志別川河口、浜鬼志別漁港、シネシンコ海岸や東浦漁港など

22.声問漁港(道北宗谷湾側)

稚内宗谷湾もサケ釣り場として人気。その中でも人気なのはこの声問漁港だ。となりの声問川には河口規制がかかっていなく、河口でも釣ることができる。カラフトマスも釣れる。

近くのサケ釣り場(道北宗谷湾)

宗谷、稚内:宗谷漁港、富磯漁港、増幌川河口、声問川河口や稚内港など

23.西稚内漁港(道北日本海側)

稚内市(日本海側)ではだいぶ人気な釣り場。毎年たくさんの釣り人が訪れる名所。ウキルアー、ウキフカセが人気。稚内のサケ釣り場でもだいぶメジャーなポイント。
近くの抜海漁港とその隣のサーフもサケのメッカとして知られている。
道北日本海側は非常に河川やサーフが多いポイントなので、実際はどこも可能性がある。

近くのサケ釣り場(道北日本海側)

稚内、天塩:恵山泊漁港、抜海漁港、稚咲内漁港やウツツ川河口など

24.初山別川河口(道北日本海側)

これもまたサケの名所。隣の漁港(初浦漁港)やすぐ近くの川、茂初山別川河口でも釣れる。初山別川河口には河口規制が5月1日から8月31日までかかっているので、シーズン初期を抜いたら河口でも釣り可能。
すぐ近くにある風連別川河口や付近のサーフもサケの1級ポイント。

近くのサケ釣り場(道北日本海側)

遠別町から初山別:金浦原生花園裏、風連別川河口、初浦漁港や茂初山別川など

25.羽幌港(道北日本海側)

道北日本海側はサケ釣り場は少ないが、この漁港はサケの人気ポイントである。2つの川が含まれる漁港でサケの実績も高いポイントだ。広いためそんなに混むこともない。ちなみに近くの苫前漁港も1級ポイントとして知られている。

近くのサケ釣り場(道北日本海側)

羽幌から小平:羽幌川河口や苫前漁港など(付近のサーフでも釣れる)

まとめ

今回は北海道のサケ釣り場を紹介した。サケ釣りで最も重要なのは釣り場。完璧なタックルや餌や能力があっても魚が少なかったり、いなかったり、完全にスレていたらそもそも釣れないのに重ねて、とにかく釣り場によって釣果が大きく左右される。
この記事では代表的な釣り場しか紹介しなかったが、実際はサケは遡上する河口付近ならどこでも釣れるし、意外に遡上をしない川の近くにも回遊していることがある。さらに、磯や実績の無い漁港やサーフなど予想のしなかった場所にもいることがあるので、いそうな場所はすべて探っておきたい。もちろん最初に説明した河口規制には注意するように。そしてサケの釣りを永遠に続けるためと釣り場を守るためにも必ずマナーに注意。

では今回紹介したサケ釣り場も皆さんの役に立ってくれたら幸いだ。ということで皆さんも今すぐサケ釣りに出かけてみよう!!

ということで

ではまた~!!

次回の記事も楽しみに!!(^^)


ちなみにサケ釣りについては下記からサケ釣りのすべてについて書いてあるので是非読んでみてほしい。


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