大きな買い物は、ワクワクとソワソワのせめぎ合い

「田中さん、傷がついてます…」

先日、車のコーティング専門店の方から言われたひと言に大きなショックをうけた。

納車したばかりの新車にけっこうな傷がついていたらしい。ウキウキだったのと、外が快晴だったためか、納車時の傷チェックでは気が付けなかった。

納車したその足で、コーティング専門店に持ち込んだのでほぼ間違いなく、もともと傷がついた状態で受け取ったはず。

そもそもこの車、コロナや戦争の影響で生産にかなり時間を要し、納期がかなり遅れていた。

待ちに待った車なだけに、相当なショックである。

もちろん人間だから怒りを覚えたが、ここで感情に任せてブチギレるのは違うと思った。というより性格的にそんなことはできない。すぐに直してくれるということで、静かに待つことにした。

良いことに目を向けるとすれば、コーティング専門店を納車後すぐに予約しておいてよかったこと。この方がいなければ気がつけていなかった。本当にありがたい。

ただ、何となく「ソワソワ」した感覚が納車前からあった。

大きな買い物だから、ミスが起きて欲しくないという気持ちだったのか。何かが起きそうな、起きなそうな、嫌な予感までは行かないが、心にソワソワした感覚があったのは事実だ。

やはり単純に金額が大きいから、その分何かあった時のショックも大きいのだと思う。これがもし、一生物のマイホームだったらと考えたら少し怖い。

何か良いことが起きれば

「このあとは良くないことが起きたりするのかな」

とか思ってしまう性格だ。これはこれで助かったことも多くある。だからこそ、いろんな視点をもって少しでも良かったことに目を向けようと思っている。

文句やクレームを言えばきっと自分の気持ちはどんどん毒されて、最悪なループに入るきがする。

起きてしまったことは仕方ない。

少しでも良かったことに目を向けて、このあとどうするかを考えるのが一番だ。

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