見出し画像

ワカメ・ワレカラ・鳥羽の海

2021/2/27 鳥羽・石鏡・「海のようちえん」
自然環境リテラシー学プログラム連携企画.

天気はいいが風の強い土曜日.コロナ禍対策も万全に、鳥羽市石鏡のざっこClub 主催の「海のようちえん」企画に協力参加


今回のテーマは、鳥羽の海藻について知る、楽しむ、食べる

安楽島からのワカメを朝から仕入れ、軒先に縄のまま吊るす。すぐに、オンの日なのかオフの日なのかわからない海藻博士・岩尾豊紀くんの話がスタッフに向けてはじまる(笑)。スタッフは一番うまい成長点の茎を食べてみる。


子どもたちがやってくると、海藻を彩った名札をつけてもらう.

もと保育士のTOMOちゃんによる絵本「わかめ: およいで そだって どんどんふえる うみのしょくぶつ (海のナンジャコリャーズ)、青木優和(文),畑中富美子(絵),田中次郎(監修)、仮説社」の読み聞かせ

わかめって、どんな生きもの、ってことを、まずは知る


それから、自分たちの手で、ワカメを刈り取る.最初は、触るの嫌やーって言っていた未就学の子も、小学生の子や高校生の子の姿を見ながら、自分でハサミを使って、どんどん刈り取り、最後には、全部刈り取った。たくさん持ち帰ってもらうよう用ワカメは大人が後処理。持ち帰りワカメはお母さんたちの手で、サラダや味噌汁や、様々な形で食卓に上るであろう。


取り立てのワカメを、茹でて、色の変化を体験。面白がって、どんどん茹でる


小学生、中学生は、大学生とともに、焚き木に火をつけ、飯盒炊飯、伊勢海老やら巨大ヒラメ、などを自分たちで調理、漁師汁、ワカメ、とともに野外で、昼食で海の幸を味わう。



その後、ワカメをハサミで細かく刻み、あらかじめ検討して作ったレシピに従い、ワカメのパウンドケーキづくり。ヒジキ入りクッキーも同時に作成。同じ年代だけでなく、未就学児、小学生、高校生、大学生らが、元保育士とともに、助け合いながら、調理を進めていく。大人や親は手出ししない。

「できた〜、食べて〜」と、子どもたちが、出来上がった、ワカメパウンドケーキ、ヒジキクッキーを、親や大人のところに得意げに持ってくる。
「美味しいねぇ、上手だねえ〜」という言葉に、得意げな顔をする子どもたち

ワカメに付いていた、小さな小さな生きものたちを、ワカメを洗ったバケツの中から回収し、子どもたちに見せる。「ワレカラ」という、不思議な生きもの、絵本も見て、発見して、喜ぶ。大学生の方が面白がって観察している。

説明しすぎず、子どもの関心、子どものやる気、に寄り添っていく」のがなかなか難しかったけど、子どもの笑顔に元気をもらった」と語る大学生。彼らにとっても重要な学びの場になっていた。

このようなことを通して、次世代に、都会の子どもや親たちに、生き物のこと・海産物を守り育てる、海洋教育の具体的コンテンツを作り、広げていく

普段、スーパーで並んでいる食べている海産物、食卓で調理された海の幸について、

・海でどのように生きているか生態を知る。
・自分の手で刈りとり、茹でて、加工する
・ケーキやクッキーなど、普段食べるお菓子に混ぜて、作って食べてみる
・自分で取って加工して作ったお菓子を、親に食べてもらう

コロナ禍で、少人数での実施だったけれど、非常に密度の濃い、プログラムだった

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?