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東川町の新入浴施設「きとろん」内覧

5月26日の臨時議会の終了後に、東川町に新しくオープンする入浴施設「きとろん」の内覧に議員で行ってきました。
総工費約23億円以上、うち本体の建築費は約17億円という大型公共施設。
監修を隈研吾建築設計事務所が行った施設ということで、町内外で関心が持たれている中、先行して中を見させてもらう良い機会になりました。

正面入口
外観にはカラマツの一枚板が貼られてアクセントに


下の道路から見上げた施設。


オープンは予定より少しズレて7月20日を目処に準備を急いでいる最中とのこと。
気になる料金は協議中ながら町内外の区分なく1,000円を切るように設定し、町民には1回600円程度になるような回数券を検討しているとのことでした。
正式決定を待ちたいと思います。

外観および内観とも、新しく(当たり前か)目を引くような意匠になってます。
特にエントランスの大階段など、ゆとりある空間デザインが隈研吾設計の建築だなと感じます。来館者の多くの方が「おおっと!」と賞賛されることになるでしょうね。

エントランスの大階段 
1階のレストランスペース

1階はショップ「ひがしかわミーツ」と展望が開くレストラン。
2階が入浴施設となってます。
入浴施設には売りのトロン発生装置がある浴槽のほか、炭酸ガスの浴槽、半露天の浴槽のほか、今や欠かせないサウナが2室あります。
大きな全面ガラスからは東川町の素晴らしい水田風景が一望できるようになってます。
3階は屋上になっていてテラスで飲食を楽しめるようにしたいとのことです。
東川町の夜景を見ながらのビアガーデンなんか期待しちゃいます。

オープンが待ち遠しいですね。
ただ浴室自体がそもそも広いわけではないのですが、浴槽がいずれも小さいことが気になります。
横一列になって入るしかない奥行きで、メインの浴槽でも8人くらいが入れるかどうか?というサイズなのです。
さらに言うと、いずれの浴槽も縁が10cm程度の段になっていて、バリアフリー対応になっていないこと。
浴槽の中も高さのある階段状になっていて、年配の方への配慮に欠ける気がします。

好展望なメインのトロン浴槽 段差が気になる
右手ガラスの向こうが半露天風呂
洗い場は約20基
ムーディーなサウナA
サウナB 展望が開ける
半露天風呂 
サウナ上がりのチェア
パウダールーム
休憩室 本棚・マッサージチェア・ヨギボーなど


建物が山の斜面の狭小地に立地している事情から、浴室やレストランの広さに制限があるのはやむなしと言うところなのでしょう。
しかし利用時の快適性や収益を考えた時、あまり多くの方が一度に利用できる施設ではないのは考えもので、運営上のネックになりそうです。

町民を加えた建設検討委員会で協議して出来上がったこの施設。
あとは上手く利用していく方法について協力していきたいと思います。
今日も駐車場の拡充について議会に提案があり、設計費の補正予算を承認しました。

料金設定やレストランも含めた運用計画については、現在詰めている最中とのこと。全体の運営は(株)東川振興公社が行うことはすでに確定済み。

建物が出来上がった状況下でまだ詰め切れてなかったのかと思うところはありますが、業務委託の方法を含めた結論が早期に出て、しっかりと良いスタートが切れることを期待します。
パートタイムを含めた地元雇用が若干見込まれるとのことで、お望みの方はそちらも期待してください。