東川町のゼロカーボンは進むのか?
「ゼロカーボンに取り組む適疎な町宣言」の具体的な取り組みについて
9月6日の議会で一般質問した2項目目です。
わかりやすく興味を持ってもらえるように内容を簡略化し、くだけた口調で以下に書いています。
飯塚:今年の3月に「ゼロカーボンに取り組む適疎な町宣言」を出してもう半年経ちますけど、まだアクションが見えてきませんねぇ。
それで質問するんですけど、何か具体的な策ってあるんですか?
町長:適疎推進課ってのを新たに作ったでしょ。そこでゼロカーボンのこともしっかりやろうとしててね。
現状分析として、東川町で二酸化炭素を出してる量が96,000tあると言われてて、2030年には49,000tを目指そうっていう話なの。
再生エネルギー導入や、森林の吸入量なんかを相殺したら、実際には6,000tを削減しないとダメって計算になるのよ。
6,000tってそれは大きな量だけど、まずはリデュース・リサイクル・リユースの3R運動、家庭のゴミを減らしていこうってのがとっかかりだね。
飯塚:こないだSDGsで先駆的な取り組みをしてる下川町に総務常任委員会で視察に行ってきたんですよ。
地域住民が主体的になって勉強会を開いたり、「2030年の下川町のありたい姿」7つを策定したりと、熱心な様子が伺えましたよ。
東川町でも町民との協議の場とか、ワークショップなんかやったら良いと思うんですよね。
町長:5つある自治振興会で研修する場を設けるのは良いかもね。住民にも3R運動をあらためて呼びかけるようにするよ。
飯塚:宣言出したんだから、役場職員がその姿勢を町民に率先して見せるってことも大事なんじゃないですか。
近くに住む人は車じゃなく、徒歩通勤に変えるとか。今すぐできることってありますよね?
町長:それもそうだけど・・・あ、庁舎内のペーパーレス化は進めてるよ。
飯塚:3月にパブリックコメントを募集してたじゃないですか。自転車コースの整備、家庭用の太陽光発電パネルの補助金の要望もありましたね。
用水路を使った小電力発電、バイオマスボイラーやバイオマス発電の話もでてました。
あと水の町っていう割には町中に水を汲める場所がないってどうなの?ってことも上がってましたね。
読んでますよね?検討してます?
町長:自転車のイベントは振興公社がやってるでしょ。
家庭用の太陽光発電パネルの補助金は前にやってたけど、売電価格が下がってメリット減っちゃったからさあ。
再生エネルギーはね、東川町には86,000メガキロワットの潜在的な能力があるって言われて、風力や水力やバイオマスなど可能性はいろいろあるのは承知してますよ。
なかでも水力発電については北電とも話してて、揚水力発電は可能性あるよねって。
ただ投資と回収の問題があって、現実化には十分算定してからでないとね。
おおよそそんな内容のやり取りがありました。もちろん丁寧な口調ですよ。
東川町議会の一般質問は質問と答弁で45分間と決まってて、僕はいつも時間切れ間際になってしまいます。
実際には一問一答方式のやり取りの中、町長の答弁に対してどう切り返していくか、頭の中の旧型でショボいCPUをフル回転させて精いっぱいてのが実情です。
あとで議事録を見返すと、もっとこう聞けば良かったなあ・・・という反省しきり。これからも精進していきます。