2023年、TATOMIYA新店舗オープン!のお知らせpart.1

タイトルの通り、TATOMIYAは2023年4月上旬に新しいお店をオープン致します

株式会社TATOMIとしては3つ目のお店となりますが、今までとは全く違うスタートとなりました。

なぜなら、新店舗は建物の建設の段階から行っており、全く何も無いところからはじめるプロジェクト。

あるものに合わせて目的を考えるのではなく、私たちがやりたいこと、表現したいこと、皆さんと一緒に作り上げたいこと。目的に合わせてに空間を作る。

これは、全く初めてのことであり何から手をつけて良いかも分からない、、、。というスタートでしたが、私たちが思い描く場所のイメージを理解してくれる方にまずは相談をしてみよう!ということになりました。

そこですぐに頭に浮かんだのが、今回の建築設計と施工管理を引き受けてくださった矢橋設計事務所様でした。

元々、建築やインテリアなどに興味があった私達は矢橋設計事務所の作る建築や空間に対する考え方などにとても共感を持っていました。

今回のようなプロジェクトは初の試みかつ私達にとってはとても大きな事であるため、戸惑いながらもまずは話だけでも聞いてもらおうと思い、設計事務所の扉を叩きました。

その時点で決まっていた事は、私たちが思い描く漠然とした理想のお店のイメージのみ。
かなり漠然とした依頼にも関わらず初めての相談で私たちの思いに対して共感と理解をしていただき、矢橋設計事務所との二人三脚の形で、プロジェクトが始動しました。

複数回に渡るディスカッションの中で私達がお伝えしていたのは、この場所を「開けた空間」にしたいという想い。

飲食店としとの利用だけで無く、様々な催しを行いながら出会いや発見が起きるような場所にしたい。
店舗を運営していくための営利目的であるということを前提とした上での、例えば図書館や公民館のような、開かれた場所のイメージ。

目の前の江津湖との繋がりを大切にしつつ、外と中の空間を流動的に感じられる場所にしたい。とお伝えしました。

※元々TATOMIYAという名前は、【私たちの名前の頭文字+家】という意味の屋号なので、私たちのお店は友人を自宅に招き入れるようなイメージが私達自身の根底にはあるのかもしれません。

設計図が完成するまで実に1年以上の期間を費やし、何度も何度も打ち合わせを繰り返しました。

打ち合わせの内容は建築のことだけではなく、映画や音楽や書籍などの話、街、地域、といったテーマなどを絡めてたくさんのお話をしました。
【人が集まる】というテーマ(文化やサブカルチャーを含めて)を深掘りしていたような気がします。

建築、設計に関しては私たちの希望は最低限にお伝えして、逆に矢橋先生のアイデアを前面に打ち出して欲しいとお願いしました。

そして、私たちの予想を遥かに超えた素晴らしい設計図を作っていただきました。江津湖という素晴らしい場所との繋がりを持ちつつ、建物の中の空間はとてもおおらかで流動的な空間です。

江津湖公園から建物まで、自然な流れを感じる事ができます。実際に窓を開けてみるととても心地よい風を感じられます。

TATOMIYAの作る商品だけでなく、是非この空間自体をお楽しみ頂けたらと思っています。

建設、施工管理においては店舗内装の度にお世話になっている熊本建設様にお願いしました。現場を仕切る緒方さんだけでなく、現場の職人さんたちも以前からお世話になっている方々で、とても丁寧な施工を行っていただいております。

素人目に見ても、複雑な構造の建物のためかなり手間がかかり、かつ難しい施工のようでした。一つ一つを手作業で施工している姿を見ているとまるで家具を作っているかのような作業だな、と思いました。

物づくりという点においては私たちもこだわりを持っているので、出来上がる建物にクラフトマンシップが注入されていることがとても嬉しく、誇りに思います。

1階から上に繋がる鉄製の階段はopenstudio様の特注品です。
建物の中心に架かるこの階段は工業製品ならではの美しさがあり、それだけでも作品性を感じます。そして作られた1つ1つに「知っている人が造ってくれた」という感謝の気持ちと嬉しさを感じています。

こうやって沢山の人の手によって生まれた建物で、お店ができるなんて言葉がありません。

お店がスタートする前から既に「大事にしたい場所」が生まれたことがとても嬉しいです。そしてそんな場所を皆さんと共有できることを願っています。

私たちがここで作る商品の事やこれからやって行きたいことなどは、次のnoteで宣伝をさせて頂けたらと思います。

次のTATOMIYAもきっと、楽しい場所になってくれます。

皆様のご愛顧をお願い致します。

TEAM 矢橋設計事務所
TEAM 熊本建設
OPEN STUDIO
LAKE EZUKO
初期ー中盤 イメージ
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