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les petit bonbon

節目節目でそう悪い目ばかり見ているわけではないと思う。つらいなぁを辞めた先にこの焦がしアーモンド醤油かけパスタを食べている私たちがいたのだから不思議だ。

誕生日、年末年始、クリスマス、命日、桜が散る、お盆。
去年の、おととしの、今頃は何をしていたか振り返る幾つかの節目

小岩の服屋 BUSHBASH 下北のBONUS TRACK  日記屋月日 祐天寺の美容院、でのLive
月日のメールマガジンを購読しているけれど、ちょっと文量が多くてまじめに読み切ったこと一度しかない 月日主催の日記販売イベント、いつか出展したいかもって、様子見に行ってみたことあった。そこに在ったものは人に見せられる日記で、全員に見せられる文と誰にも見せられないものが共存しているものなんじゃないの? 

日記帳、買っていた友達がこれからどういうことを綴るのか気になった。


皿によそった料理を運んでいくとき皿を落とすシミュレーションをし、桃の皮を剥くときには指を切り落とす想像をする。最悪に備えて最悪を想像するのは、なにかが来たときのための自衛手段

たしかに女友達二人の忠告に近いアドバイスは一般論そのものだったけれど、それが私たちにも当てはまるかどうかと言われると 一般論になるだけの理由があるって解ってるなら、いいんじゃないかとも思う

2023年8月13日は、2時間弱池袋で暇になって台風予報を知らなかった私は傘がなくて(日傘は無くしている 翌日に見つかった)あまり濡れずに辿り着ける伯爵北口店の、なぜか4人用テーブル席に通されて手垢がつくほどに読み尽くした本めくる
池袋でここだけは喫煙目的店であるべきだったよなぁ あの喫煙スペースのボックスがなんとなく場の空気に合わない

心のなかでお盆最終日 と唱えていると、ピアノラレコードで買った矢野顕子/ごはんができたよ の収録曲ぼん ぼん ぼんを思い出すけれど曲全体は忘れていてフレーズだけあとについてくる ごちそう するわ les petit bonbon レプィットボンボン…


頭がいたくて苦しいが、頭がいたいのは数時間前に近所の町中華でコップ4割のビールを飲んだからで 苦しいのは最悪を想像する癖のせい わたし寂しいを理解できない 
感情が向かう先の後釜に代替性の効かない人/ものを当てがわないでほしい


葉水を与えた部屋の植物が、メキメキと元気になった。一日のうち数時間で起こったのではなくて、このお盆の数日間のうちに徐々にそうなった

植物を貫いている時間軸をぼんやり想うにちょうどいいのは、部屋の外を走るバイク音に意識をまかせるくらい 

お金を少し使った 映画館へは行かなかった 
話題の作品は評判を聞くだけで疲れた きみが使ってたあのレコードのB面を表す言い回し、真新しいと思って口癖みたいに使い始めていたけど、手垢がつくくらいに読んだあの小説にも記してあった 小説で読んだわたしの意識の方が先立って潜在していた

バイク音がmixされたCDをPCに取り込んだ 
連休はもう終わりで良い


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