VRサウンドの未来を作りたい

・VRサウンドって何?
Ambisonicsとかオブジェクトベースオーディオとか、ゲームオーディオ界隈では比較的新しい響きの言葉。これらを駆使したサウンドの事。

・未来って何?
実は、Ambisonicsとかオブジェクトベースオーディオ自体は古い技術で、リアルタイムでできるようになったのがここ最近という技術。
で、動かせるプラットフォームもとても少ないながらも存在し始めたところが現在。まだ本気で動かせるプラットフォームが無いのが現状。

未来は、これらの技術が当たり前のように使われているはず。
で、これらを使うにはデザインするツールが必要で、ごく一部のDAWやプラグインが対応しているが、未知な部分が多い領域。

・自分がやってきたこと
打ち込みとよばれていた、MIDIであったり、内蔵音源だったりといった時代からサウンドツールを作っていました。

サウンドクリエイターの要望を受け、それを実装する日々。

VRサウンドというものはどうかというと、どうにも実績が無いためよくわからない。
何よりVRとか映像の話が多く、音の話題はあまり出てこない。
どうやって作って、どうやって鳴らして、どうやって表現するのが良いのか?
海外の方では少し情報があるようですが、日本ではほとんど聞けない。
かといって、慣れない海外ではちょっと・・・。

・XR転職しました
きっかけは、前職でのサポートなど繋がりだったのですが、
VRに限らずサウンドまわりをやること多いけど、それに時間と技術を惜しみなくつぎ込める環境はなかなか見つからない。
VRのコンテンツ自体も手探りのところ。

普通の感覚では、100%それができる環境はなかなか無いのだが、なんとあった。
MyDearest株式会社


VRの開発でもサウンドまわりは必要。
サウンドとプログラムの間になる仕事を探していたところ、ちょうどよい会社を見つけることができました。

閑話休題

・VRにはまったきっかけ
少しさかのぼること、数年
偶然が重なった。
Oculus rift とTouchを触ってみたり、Oculus Goを使ってCEDECでインタラクティブセッションの展示したりもした。
Oculus Questを触って、TiltBrushとVRChatにはまった。
この2作品で、心が動かされたのは、このデバイスでの表現手段は新しいということ。
新しい表現のために新しい道具が生み出されている。既存の入力デバイスとは異なるものができる。

新しい表現手段があるが、音に関してはまだ手が出しずらい状況のようだということ。
これは、音に関して何か手伝いたいと思った。

TiltBrushのように 空間に絵が描けるのならば、音も空間に描くように作ることができるのではないだろうか? (実際には描くとかいう言葉より建築とか空間デザインに近いものなのかもしれない。)

VRChatのようにユーザーが作り出す世界で音楽も扱えたら、とても面白い体験ができるのではないかと。

VRの先にはXRがあると思うのですが、まずはこの過渡期にあるVRでのコンテンツでサウンドを実際に扱ってみようとチャレンジ中。
(実のところ、コンテンツ開発に関わることも初めてだったり)

ということで、MyDearestの次回作、『ALTDEUS: Beyond Chronos(アルトデウス: ビヨンドクロノス)』をぜひ楽しみにしていてください。

応援や情報交換よろしくお願いします。
お気軽にお声掛けください。

・引き続きゲームジャム、サウンドミニハッカソン
個人活動ではVRにかぎらずゲームジャムやサウンドミニハッカソンなど開催するので、興味があるかたはこちらをどうぞ。 

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