プロ向けの3D音

プロ向けっていうのは、高い値段でも役に立つものなのかな。 (80万でも買ってくれる層があって、成り立つ製品)

プロ向けのものがかならずしもコンシューマーが望んでいるUI,UXとはかぎらない。

コンシューマー向けにデザインをするのであれば、それ相応のコストをかける必要がでてくる。(高いものが、コンシューマー層に使いやすいとは限らない、⇨ コンシューマー向けの用途別の適度なプリセットと短時間で効率の良いパラメータの選別やメタコントローラ化など)

プロの人なら省略可能な基本要素やトラブルシュートなどを 
プロ向けのクオリティを保ちつつ成り立たせるのはよほどの想像力のある監督(テクニカルなデザイナー)でもいないかぎり難しいと思われる。

誰に向けての製品なのかはとても重要な気がする。
そこにフォーカスすることで、同じ技術であっても評価が変わってしまう。
高い技術があるのであれば、そのクオリティを落とさぬ努力をし続けないと、ちょっと気を抜くと落ちてしまう。

技術の高さが評価にならないことも

サウンドでいうなら、音が出てれば良い 
モノラルとかに落とすことは可能だし、その制限の中でも差別化は可能とも思う。(とても良い収録やマスタリング技術、声や貴重な音源などモノラルでも価値が高い、チップチューン大好きなのでモノラルでも良いものはたくさんあるし、表現の幅も広い。)
(あ、これは評価軸の違いかな)

ゲームでもDAWでも・・・

ゲームの進化はステレオになり、3D(スペーシャライズ)に進化していこうとしている。

(ゲームボーイとか沙羅曼蛇あたりから、ステレオ表現、音楽表現に組み込まれていく歴史が・・・)

今時はステレオで、とりあえず鳴っているし、そこまで気にするユーザーはそもそもいないから、それで問題ないかもだけど。
(こだわろうと思えば既存の機能の組み合わせと調整機能でUXはそれほどよくないけれど、何かしら表現できる。けど、そこまでしなくてもねぇとなるか、そこまで駆使してやってやるぜとなるか)

ircam forum spat


のような、音をパンニング、ルームシミュレート、マルチ出力のための膨大なルーティングの試みを見ていると 可能な表現はもっと多くあるようにも思えてくる。 

昔はスペック的にできなかったことができるようになってきている。
良き選択をしたいところ。

(もやもやとこんな記事を書いてしまったの、もやもやは業界が標準的に気にしないという恐怖もあるかも、 家電や車やエレベーターのブザー音を聞くたびに、現実を思い知らされる。 警告音、汽笛としては間違いないけど・・・)

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