重要な音とは

ゲームの中で重要な音ってなんだろうか?

消えてはいけない音が重要な音と考えられる。
そうすると全部重要な感じがしてしまう。

例えば、敵の攻撃する音とか、自分の動きに反応する音とかは重要そう。

でも、やっぱり全部重要な音な気がする。
見ているもので、音がしそうならば、音が鳴っていてほしい

要らない音を探す

音楽、声、効果音、環境音、UIの動作音
場面を説明するのに音を使うのは良い方法。
場面にそぐわない、関係のない音とかはいらないかも。

音が重なった時に優先度を決めておく

全部が重要だから、といって全部ならすと音だらけになってしまう。
全部強調したデザインみたいな、何も伝わらないものになってしまう。

必要に応じて、特定の音にフォーカスできるようにデザインする。

時間をずらす

時間的にずらすことで、たくさん鳴っていても不自然にならないようにする。

あるシーンを表現する時、
環境音が鳴る:シーンの背景を説明する
音楽が鳴る:シーンの心情的な背景を説明する
声が鳴る:ストーリーを説明する
効果音が鳴る:さまざまなモノがあるということを説明する

いきなり同時に鳴らしてしまうと、処理できずに混乱してしまうかもしれない。ちょっとずつ、それぞれのパートが主役になる時間を用意してあげることで、そういう音が鳴っているということに気が付いてもらえるかもしれない。

引くところは引く

声を聴かせたいのであれば、音楽を下げてあげる。
環境音を聞かせたいのであれば、音楽を下げてあげる。
音楽を聞かせたいのであれば、音楽以外を下げてあげる。

ごちゃごちゃっとしていた場合は、このタイミングでは何を伝えたいかをはっきりさせると、どうまとめるのが良いかが判断できるようになる。

音の特徴をとらえる

は、瞬発的に大きい音がなるけれど、ずっとしゃべり続けているわけではない。
こういう音はわりと大きくても問題ない。

音楽も、変化はあるけれど、わりと繰り返しなので、それほど大きくする必要はないかもしれない。

環境音は、ずっと鳴っている場合が多いので、小さ目で良い。

効果音は、もうすこしわけてみると、単発の短い音、長い音、などによって異なる。 長い音は環境音に近い感じ。 短い音は声に近い感じ。

音の頻度

何度も鳴っていると印象に残りやすい。 
印象に残したい度合いによってデザインする。 
例えば、足音とかずっと鳴っていたら、うるさいけれど、鳴っていないと物足りないかもしれない。 どちらかというと動作音と、環境表現のための音になっている。

何度も鳴っているのも度が過ぎると飽きてしまう。
ここらへんもなかなか難しいところ。

変化をつける

適度に変化がある方が良い場合がある。
変化を付ける方法もいろいろある。これも深いところ。
変化させすぎてもそれはそれで耳障りになりかねない。

さりげなく、自然な繰り返しと、不規則性のバランス。

声、音楽、効果音、環境音、全部をまとめて、オーケストラのように各パートがでてくるところ、協調するところ、おだやかなところ、など起伏をもってあげると良い。

トランペットが好きだからといって、ずっとソロを吹かせていたら疲れてしまいます。 時折休ませてあげるような心遣いが必要そう。

まとめ

全部重要だけれど、バランスよく配分しよう。

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