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攻殻機動隊 sac_2045第一話

公安9課を去った少佐はバトー、イシカワ、サイト―、三機のタチコマと一緒に「GHOST」という傭兵部隊を組織し、民間警備会社「オブシディアン社」と契約を結んで仕事をしていました。

主な仕事としてはレイドを目論んでいるレイディストやノマド、色々あくどいことをやっている犯罪者の鎮圧や拘束のようですね。

ハードながらも予算も報酬も潤沢だった公安9課と比べると、その日暮らしの傭兵稼業といった具合ですが、少佐達は現状を気に入っているようですね。

まぁ『S.A.C』シリーズでは政治的なしがらみに振り回されて命を奪われかけたこともあるし、システムや組織に属しているからこそ上手く動けない場面もありましたからね。

日本ではなく南米や北米を拠点としているのも、そんなしがらみから抜け出る目的があったのでしょう。

少佐自身も『Solid State Society』では公安9課を抜けてフリーで「個人的推論に則った事件への介入」をしていましたし、今の環境が最も彼女達に適しているのかもしれません。

他方で、少佐が自分達がサスティナブル・ウォー下で繰り広げられるゲームの参加者であったり、バトーが自分達をレイディストと同様だと認める場面がありました。

つまり彼女達もまたサスティナブル・ウォーの中で生活を確立するために行われている簒奪のゲームに加担していると認識しているといえますね。

そんな少佐達ですが、ジョン・スミスに目を付けられてから状況が一変していきます。

再び組織やシステムの中に取り込まれた少佐達がどうなっていくのか…この辺りには期待したいところです。

アメリカで気ままな傭兵稼業をやっている少佐達に対し、トグサは日本で民間警備会社の社員として働いていました。

一人だけ日本に残る形になっているトグサですが、それはそれで色々心残りがあったようですね。

まぁトグサは公安9課で唯一の妻帯者ですし、子供の二人いる以上(もう中高生くらいになっていたな…)、付いていきたくてもいけなかったのでしょう。

ただ、違法移民のハッカーを確保する際に戦闘を行う、荒巻に命じられた少佐達を探す際にダークウェブを用いるなど平凡なサラリーマンとはいえない生活を送っているようです。

なんだかんだで非日常的でスリリングな環境に適応できてしまっている感じがしますね。

そんな性分のためか、トグサは現在離婚している模様。

彼の口ぶりから察するに、トグサを自由にするための円満な離婚だったようですね。

うーん、トグサさんは相変わらず愛されているなぁ(笑)

そしてトグサと同様に日本に残った荒巻ですが、公安部の顧問をやっているとのこと。

顧問という役職もそうですが、総理大臣(帝都)から直々に依頼されているところを見ると、かなり高い地位にいる感じがしますね。

そして彼がきっかけで公安9課の再編がスタートするのですが…「最後の事件になる」と呟いていたところが気になりますね。

まぁ荒巻もいい年齢なので、引退なりなんなりを視野に入れていそうな感じがしますが…。

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