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シティリーグ優勝!最新型ガラルタチフサグマ徹底解説

皆さんはじめまして、2018シーズンからポケカをしているBUと申します。10月11日に行われたシティリーグ水戸でガラルタチフサグマデッキを使用し、全勝で優勝することができたので、デッキの解説記事を公開します。


今回使用したデッキは、現環境に存在する多くのデッキタイプに対して明確な勝ち筋があり、非常にパワーの高い構築となっています。
一般的な「たねポケモンを詰ませるデッキ」という防御的なイメージとは大きく異なり、vmaxに対しては攻撃的に立ち回ることで先にサイドを取りきることを目指す攻防一体の新しいアーキタイプです。

シティリーグ当日のマッチアップはこのようになっており、セキタンザンやムゲンダイナにも勝てる構築となっています。

一回戦:超ミュウミュウ 先◯
二回戦:セキタンザン 先◯
三回戦:三神ザシアン 後◯
四回戦:ルカメタザシアン 後◯
準々決勝:FTB 先◯
準決勝:ムゲンダイナ 先◯
決勝:セキタンザン 後◯

僕はこのデッキの各対面ごとの相性を下記のように考えています。


 vsコズガ 9-1
 vsルカメタザシアン 9-1
 vsマッドパーティ 9-1

 vsブルーレシリザ 8-2
 vs三神ザシアン 8-2

 vsセキタンザン 7-3
 vsムゲンダイナ 6-4
 vs超ミュウミュウ 6-4
 vs雷系デッキ 5-5

タチフサグマ最強です。環境に存在するほとんどのデッキに対して有利が取れており、かつ再現性の高い安定したデッキだと自負しております。
大げさではなく、シティリーグ当日は負ける気がしませんでした!

環境予想とデッキコンセプトは無料部分に、デッキレシピと各デッキへの詳細な戦い方、タチフサグマとの戦い方、シティリーグ当日のプレイレポートは有料部分に記載します。
ぜひ最後まで読んで頂けると嬉しいです!

初めてのnote執筆ということもあり、これまでの主な実績を記載させて頂きます!

JCS 2018 Best16
OCIC 2020 Day2
Limitless Quarter3 Day2
POG Day2
シティリーグ 
2019 シーズン4 Best4
2020 シーズン1 Best4
2020 シーズン2 Best8

追記情報①

10/17に同一デッキでトレーナーズリーグに出場し5戦5勝でした!

一回戦:ピカゼク 後◯
二回戦:三神ザシアン 先◯
三回戦:ムゲンダイナ 先◯
四回戦:セキタンザン 後◯
五回戦:三神ザシアン 先◯

対戦レポートをシティリーグの後に追記しました。

追記情報②

ブルーレシリザ対面の相性認識を9-1から8-2に改めました。有利であることに変わりはないですが、ダブルブレイズを温存されベンチを呼ばれ倒され続けることで後述するタチフサグマ単騎を達成できず負けに繋がるからです。ブルーレシリザに対しては対vmaxと同様の戦い方をすることでサイドを取り切って勝利を目指します。

ブルーレシリザへの立ち回り方、またブルーレシリザ側の対タチフサグマの立ち回り方を近日中に有料部分に追記致します。

→10月18日 追記致しました!ぜひご覧ください。


①CL横浜~当日の環境予想とデッキ選択

今回のシティリーグ水戸はCL横浜からわずか1週間後の開催だったため、多くのプレイヤーがCLで結果を残したデッキを使用すると予想し、シティリーグ当日のTierは大まかに下記のように考えていた。

Tier1
三神ザシアン、コズガ、セキタンザン

Tier2
ルカメタザシアン、マッドパーティ、ムゲンダイナ

Tier3
ピカゼク、超ミュウミュウ、ブルーレシリザ

不動のTier上位デッキの三神ザシアンやCL優勝のコズガ、新興勢力のマッドパーティなどのたねポケモン主体のデッキはプレイヤー全体の半分以上が使用すると予想。これらに対してタチフサグマは有利である。
またCLで目立った結果を残せなかったピカゼクと超ミュウミュウは少ないと予想し、あとは進化デッキであるセキタンザンとムゲンダイナに対して安定して勝てる構築が組めればシティリーグで勝てると考えていた。

ここからタチフサグマのデッキを煮詰めていった。

②デッキコンセプト

たねポケモンが主軸のデッキ対面と、vmaxのデッキ対面とで大きく異なる。

《たねポケモン主軸のデッキに対して》

“タチフサグマ単騎で相手を詰ませる"

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タチフサグマのワザ:ブロッキングは「たねポケモンからダメージを受けなくする」という現在のスタンダード環境では唯一無二の効果を持つワザだ。
相手のデッキがたねポケモンのみで構成されている場合、このポケモン1体で詰みの状況を作り出し、相手を投了に追い込むことができる。
とはいえ、ベンチを呼ぶカードやフィオネの特性などを使用されてしまうとサイドを取られてしまうので、最終的には盤面をバトル場のタチフサグマのみにする=タチフサグマ単騎を目指すのが基本的な戦い方となる。

タチフサグマが登場した頃のソードシールド初期の環境には、強力なvmaxのポケモンが不在だったため、Tier上位にいた三神ザシアンやコズガ、ピカゼクなどに対して勝ち筋を持つタチフサグマを主体としたデッキは一定数存在し、大会でも結果を残していた。

しかし、新しいパックが発売される度に次々と強力な進化ポケモンであるvmaxが登場し、タチフサグマをわざわざ使用するプレイヤーは減っていったように思う。

では強力なvmaxに対してタチフサグマはどうやって勝つか。
現在のスタンダードレギュレーションのカードプールにおいて、タチフサグマのデッキに無理なく入り、かつvmaxを倒すポテンシャルを持ったアタッカーが2種類いる。


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ヤミラミVのワザ:マッドネイルは2エネ要求だが、ダメカンが5つ乗っている相手には310ダメージを与えることができる。
イベルタルGXのGXワザ:デスカウントGXはダメカンが4つのってさえいればわずか1エネできぜつさせることができる。

ダメカンを乗せる動きは、主にジグザグマとタチフサグマの特性で行う。

つまり
《vmax主軸のデッキに対しては》

“ヤミラミVとイベルタルGXで殴り勝つ"

この一連の動きの再現性はあるカードの登場によって飛躍的に向上した。
回収ネット(反逆クラッシュ収録)だ。

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ジグザグマを再利用しHPの高いvmaxにダメカンを集中させやすくなった。
進化させたばかりのタチフサグマを回収ネットで回収し、盤面のマッスグマを進化させ、すぐにあらくれシャウトで追加の30ダメカンを乗せるなどの回収ネットならではとも言える動きも可能になった。

またタチフサグマ単騎を目指す上で不要となった非GXポケモンを回収し、負け筋を減らすという使い方ができる。これにより以前よりも扱い易いデッキとなった印象がある。

またマグカルゴやチラチーノでデッキを動かし猛威を振るったLO(山札切れ)を狙うデッキに対し、タチフサグマの強みは活かされず不利を取っていたが、ジュジュべ&ハチクマンのルール改定により、LOが環境から姿を消したことも実はタチフサグマにとって追い風だった。

これらに加えて、このデッキの再現性をより高めるピン刺しのカードやカウンターを狙う数枚のカードの採用を経てデッキが完成した。

ここからは有料部分となります。後悔させない内容になっているのでぜひご購入ください!

この解説記事はこんな方におススメです。
・シティリーグ等大会で結果を残したい方
・相手の勝ち筋を消していくプレイングが好きな方
・ムゲンダイナとセキタンザンと真っ向から殴り合い勝ちたい方

③デッキレシピと各カードの採用理由

タチフサグマ単騎を目指すか、ヤミラミVとイベルタルGXでvmaxに殴り勝つ。これらを両立させたのがこのデッキレシピだ。

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