大乗起生論
上座部の頑迷で狭い了見(イジワル)から.大乗は起これり…
お釈迦さま入滅後.時を経て.僧伽(サンガ)も内向きになり.己れの覚りを目指す事ばかりに囚われる余り.民衆の悩み苦しみを蔑ろにする僧伽(サンガ)の在り方に否定的な者達や落ちこぼれた者達により.大衆部が興り.その中の一部から大乗が興ったのですが.それら大衆部に対して.僧伽(サンガ.上座部)側は.了見の狭いイジワルで.幾度かの集結を経て取り纏められた.仏典(お釈迦さまの教え)の開示も.貸し出しも拒んだのです…
ですから大衆部の比丘達は学び得た範囲と.既存のバラモン教を始め.得体の知れない神仏信仰の類やゾロアスター教やキリスト教までをも参考に.大衆迎合的な迷妄な大乗という信仰宗教(新興宗教)を造り出したのです…
ですから.大乗と一概に言っても.お釈迦さまの教えを踏襲した中興の祖ナーガル.ジュナ(龍樹)へと繋がる大衆部と.大衆を扇動するプロパガンダやアジデータを磨き上げ.こっちの水は甘いぞ〜.あっちの水は苦いぞ〜.とかこれを唱えれば.苦労して修養したり.戒律を守ったりしなくとも成仏できる.何しろこの世の本質は空なのだからなどと.空々うなる本質的にはお釈迦さまの教えを毀損し否定する反仏教思想とに二分されるのです…
つまり.お釈迦さまは世の中に溢れ返るプラパンチャ(下記参照)から.無明で.盲目的な大衆が.目覚め.乗り越え.解き放たれてくれる事を願って.お説きになられた仏教を.その権威と名声に阿った無明な者達が.寝呆けたまま.染められたまま.縛られたまま.プラパンチャな盲目的な信仰世界に大衆を引き戻した.プロパガンダは一流.内容二流.真実三流の大衆受けを狙った大衆迎合的な新興宗教に他ならないのです…それは全人口を上回る総信者数を公表して憚ることを知らない.現代日本の盲目的な新興宗教の在り方を見れば.一目瞭然なのではないでしょうか…
日本でも.上座部のスマ師の尽力.活躍で.真実に気付き.目覚めた者達も増えて来た様ですが.
確かに.大乗経典の多くは贋作に他ならず.多くの凡愚で盲目的な先達ばかりなのは否めませんが.それでも多くの時代の傑者や優秀な先達が遺した.目を見張る如き.素晴らしいアビダルマ(教説)をも捨てて.ブッダゴーサ(覚鳴)のアビダルマ(教説)に縛られた上座部へと鞍替えして.短絡.浅薄.無思考.能天気に朱色の糞掃衣を着た多くの日本人沙弥を見る度に情けなくも思うのです…
◆教示
吾れ(ブッダ)が去った後になって.[私.尊師から.
まのあたりに.直接に.このように聞いた(如是我聞).まのあたりに承った.これが理法である.これが戒律である.これが師の最上の教えである.と言うものが現れよう…
それらを安易に受け入れることなく.排除することもなく.それらの文句.経典をよく理解して.一つずつ真正な経典に引合せ.戒律に参照し.吟味してみて.真正な経典の教えに合致し.戒律の文句に一致するならば[これは尊師の教えを正しく理解したものである]と.これを受け入れるべきである…
またもし.真正な経典の教えに合致せず.戒律にも一致しない時は.[これは尊師が説かれた真実の言葉ではなく.尊師を騙った何者かのものである]と.これを放棄すべきである…
つまりは.大乗と言っても.中興の祖.龍樹の大般若教や達磨教(禅宗)の存在により.命脈を保って居ますが.愚かな人間達に阿って.世界宗教を目指す下劣の法を内包し.而も世の中には無明.無知な大衆が大勢を占め.下劣で在れば在るほど.勢力を築いてゆきもするのです…
ですから仏教だは先ず.存在の次元の進化(精神性.人間性の向上.進化)を目指しているのです…
★プラパンチャ
戯れ言.能書き.空理空論.絵空事.荒唐無稽.綺麗事.形而上の観念.偏り.カルト.妄想.現実逃避…
◆叱らないで
メロディーライン(青山ミチ…叱らないで)
大乗がこんなになったのも〜
大乗ばかりのせいじゃない〜
どうぞ大乗を叱らないで〜
真実を隠され編み出した〜
人に言えない嘘もある〜
叱らないで〜
叱らないで〜
如来さま〜
大乗が起って来た頃の
上座部は冷たく.あしらった
どうぞ大乗を叱らないで
真実しらない大乗には
創作.空論.捏造が術
叱らないで 叱らないで
如来さま〜
大乗の心は嘘じゃない
嘘で居直るほど.すれちゃない
どうぞ大乗を叱らないで
何も言わずに真実の
そばヘ大乗の手をひいて
叱らないで 叱らないで
如来さま〜
大乗がこんなになったのも〜
大乗ばかりのせいじゃない〜
どうぞ大乗を叱らないで〜
真実を隠され編み出した〜
信者欲しくて妄迷深め〜
叱らないで〜
叱らないで〜
如来さま〜
◆ブラパンチャ
戯れ言.能書き.空理空論.形而上の観念.世迷言.綺麗事.単なる創作(フィクション)…
◆業(カルマ)の法則 因果律
掻き寄せて結べば芝の庵にて
解くれば元の野原なりけり…
つまりは.引き寄せて結ぶ因縁も.集合を解く因縁も.業(カルマ)の法則である縁起(因果律)により.人の身となり生まれるも.地獄とも称される地底水底の生物と生まれるも業(カルマ)の法則である縁起(因果律)に従うのです…
業(カルマ)の法則.因果律(縁起)を理解する為には.五集合要素(五蘊)の理解が必須となります…
不生不滅
縁起の理法(因果律)は新たなものが生まれる事も変化し.滅する事もない事を言ったのであり.存在が不生不滅と言ったのではないのです
お釈迦さまの仰った
真理は一つであり第二のものは存在しない…その意にも通じる教えなのです…