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オープンソースの意味とビジネスモデルについて調べてみた

ど文系の私は「オープンソース」って聞いたことがあるけど具体的な意味を全く分からない状態でした。そんな私がお仕事でオープンソースに関わる可能性が出てきたので、youtubeを使って調査したので備忘録のためにnoteに書いておきます。

①オープンソースソフトウェアとは:定義、特徴、メリデメ

①-1定義:ソフトウェアのソースコードを公開すること。並びにそのソフトウェアを指す。OSS(Open Source Software)と言う。

①-2重要な特徴:再頒布を自由に認める、ソフトコードでの頒布が許可されていること、派生ソフトウェアの頒布を許可すること

①-3重要なメリット(提供側):有償ソフトに比べて使ってもらいやすい、フィードバックを得やすい、コードを公開することでソフトウェア自身の信頼性・監査能力を担保することができる(良くも悪くもコードが丸見え)

①-4重要なメリット(利用者側):無料利用可能、試しやすい、開発元がメンテ修了しても継続することが可能である

①-5重要なデメリット(提供側):収益化が難しい、問い合わせが多くなり対応に時間がかかる、イシューが貯まる、

①-6重要なデメリット(利用者側):迅速にサポートを受けられない、メンテナンス終了の可能性が有償よりも高い

①-7重要な概念「コピーレフト」:OSSを使って別のソフトウェアを開発をした場合、成果物(派生も含む)であるソフトウェアのソースコードも公開しなければならない、という概念。

②OSSのビジネスモデルとは

②-1:竹田昌弘氏提唱の3つのビジネスモデル【寄生モデル】:OSSを利用したい顧客に対して導入支援・カスタマイズ・システム保守を行うモデル。大きな事業に発展することが難しい。ボランティア開発要員が参加するわけではないのでエンジンが直接的に改善されるわけではない 

②-2:竹田氏提唱【共生モデル】:OSSを本質的に取り組むことで、差別化を図り、戦略的優位性を獲得しようとするモデル。例)IBMがLinuxに注力したことでMSの地位を下げることを狙う。シェア獲得を狙う 例)

②-3:竹田氏提唱【一体化モデル】:ユーザー数が期待できないビジネスアプリについてのOSS化を進めるもの。それにより保守や機能強化のコスト削減することを目的としている。

②-4:Optaros社提唱のモデル【Proprietary Offerings/Dual Licenses】:エントリーモデルとしてOSSを無償提供し認知度UPを目指す。一般企業が必要とする追加機能や付加価値機能を有償提供する。

②-5:上記O社提唱【Subscriptions】:パッケージングやバージョンリリース、修正バッチのために年間利用料を支払う

②-6:上記O社提唱【Value Add Services】:OSSを使用し、顧客の課題解決のためにコンサルやサポートを行うビジネスモデル(OSSはあくまで一つの道具)

オープンソースソフトウェア事例

①WordPress ブログソフト、WordPress.comというSaaS型レンタルblogサービスをAutomattic社が提供している。WordPress.com有料プラン、公告、スパムフィルダー有償版、法人向けプレミアムホスティングサービスなどがAutomattic社の収益源。サードバーティは、有料テーマ、プラグイン、WordPressを使用した構築、サポートが収益モデルとして可能(寄生モデル)

②Red Hat Enterprise Linux。Linuxディストリビューション(通称RHEL)のライセンス料は無償だが、バイナリの配布、アップデート、サポート、特許訴訟からの保護などは有償サブスクモデル

③Android:OS自体は無料だが、ユーザーがAndroidが使用することによる、周辺でのビジネスを事業としている(例えば、Google検索により広告収入、GooglePlayによる有料アプリ販売のマージンビジネス)

④EC-CUBE:国産OSS。ECサイト構築パッケージ

※参考資料:youtube動画(Webデータベース分野のプレーヤー、株式会社カジトリ/株式会社エクシード・ワンさん:サービスブランド名はExment)。さすがに1つのリソースだけでは勉強内容がちゃんと正しいのか、信頼性が怪しいのでもうちょっとべつの参考資料を見つつ調べようと思います。


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