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★「『リーダー』と『ボス』は違う」

最近、経営学で言われるけど、「リーダー」と「ボス」は違う

ボスは支配者なので、自分の力を見せつけて、「俺についてこい!」というタイプじゃないとダメ。昭和型のトップに多いと言われていて、子どもっぽかったりもする。みんなが「力のある人についていきたい」という時代のトップ。

でも、今のリーダーは完全に違っていて、「サーバント・リーダーシップ(奉仕型)」と言われる。サーバント、要するに執事のように、メンバーが求めている話を聴く傾聴力があり、そのうえでそれぞれの得意分野を生かすように調整し、統率していくリーダーシップ

ボスは「やれ!」と言い、リーダーは「やろうぜ!」と言う。リーダーは、自分もその中の1人として先導していく。

   牛窪恵(マーケティング評論家)

「ホンマでっかTV」


「トップ」、「リーダー」、「ボス」。

呼び方がいろいろあるだけなのかと思ってたけど、時代によって意味が変わってきてるなんて。

いや、無意識には気づいていたと思う。

でも、こうやって改めて分析されると納得感が大きい。


昭和の時代には働いていないけど、なんとなく、チームのトップにいる人は強力な力を行使していたんだろうなと思う。

今も年配の管理職や、古い体質の部署は、トップの言うことが絶対という雰囲気がある。


だけど、だいたいの部署では、「サーバント・リーダー」の方がうまくいっている気がするし、そういうタイプの上司が増えてきている気がする。

VUCA時代と言われているように、変化が激しい世の中で生き残っていくためには、ジェネラリストよりスペシャリストの方が合っているんだろう。

苦手なものを克服するよりは、得意な分野を伸ばした方が、本人のモチベーションも上がるし、組織としての生産性も上がる。

だから、与えた仕事をきっちりこなしているかを管理するよりも、流れを滞留させないように、部下の話を聞きながら、それぞれの得意不得意を見極めて采配して、さらにはやる気にさせるのが、今のトップに求められているスキルだと思う。

「いいからやれ!」は通用しない。

今の方が繊細なことを求められているなと思う。




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