「想定外の自分に出会えなくなった時に、疲れたり飽きたりする」
薄々感じていたけど、最近、想定外の自分に出会ってない。
成長する機会を避けてるな。
仕事では、「苦手なことも逃げずに経験しよう」という意識を高めるようになったので、苦手な人と話す機会もあるし、苦手な状況に立ち向かう機会もある。
話し始める前に「どうしよう、こわい」と不安になりながらも、それを見せないように強がりながら話す。
無事に話し終わるとホッとする。
いろんなところから同時に難しい依頼が降ってくると、パニックになってしまいそうなところをぐっとこらえて、冷静になって1つずつ処理していく。
1つ終わるたびに安心して、また次のタスクにとりかかる。
決して苦手な人や嫌なことを歓迎するわけではないけど、その場面を乗り越えると、「こんな言葉で切り返せたのがよかったな」「嫌なことを言われたのに感情的にならなかったのはえらかったな」と、今までの自分とは違う自分に出会える。
そして、これが成長につながっている。
仕事では、関わる人が多いので、想定外の自分に出会う機会も多く、落ち着く暇がない。
仕事ではこういう免疫は少しずつ強化されていると思うけど、それ以外では弱まっている。
人と話す機会が減っているからだ。
想定外の自分に出会うのは、やっぱり人と接する時だ。
会話が続く人と話していると、言葉のキャッチボールが心地よい。
「この話題で、私、こんなにたくさん話してる。私ってこんなところに興味を持つんだ」と自分に驚いたり、相手が私の反応をおもしろがるのを見て、「私ってこんな反応をするんだ」「こんな話し方をするんだ」という発見があって、どんどん楽しくなっていく。
でも、なかなか相手に心を開けない性格で、自分のことを明け透けに話すのが苦手なので、職場の人や親しくない人にプライベートなことを話すのは苦手だ。
「休みの日は何してるの?」「趣味は?」という質問は本当に苦手だ。
例えば、今の趣味といえばnoteだけど、それを言えば「読ませて」と返ってくるかと思うと言えない。適当にあしらうのもめんどくさい。
「○○行ったことある?」という質問も、「ない」と言えば「独りだからかわいそうなこと聞いたかな」と同情されるのも嫌だし、「ある」と言えば「誰と?彼氏いるの?」と根掘り葉掘り聞かれるのも嫌だから適当に流す。
浮いた話があっても、親しくない人に披露したくはない。
そんなわけで、だんだんと会話が単調になっていく。
人と話すことに疲れて、飽きてくる。
これでは想定外の自分に会う機会はない。
「相手のことをつまらないと思うのは、自分がつまらないから」という言葉を時々思い出すけど、本当にその通りだ。
「こう投げたら、こう返ってくる」というのが分かる会話は、安心感はあるけど、それだけではつまらない。
もっとワクワクしたい。
親しい人と話したい。
新しい人と話したい。
気の合う人を見つけたい。
想定外の自分に出会いたい。
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