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「2つのことを同時にさせられるとすごく記憶にとどまるという性質がある」

ケンカの時、向かい合って話すとあまり効果がない。食事をしながら何かを言うとか、片付けをしながら何かを言うとか、何か動作をしながら言うのが響く。面と向かって話してもあまり記憶にとどまらない
面と向かって言われるよりも、お茶碗を洗いながら何か言われたり、掃除機をかけている時に何か言われる方が記憶に残る。

二重拘束(ダブル・バインド)」という言い方をするが、2つのことを同時にさせられるとすごく記憶にとどまるという性質がある
大人に叱る時は、面と向かってガミガミ言うよりは、日常の中で他のことをしながらソフトに言うと伝わる。

   植木理恵(心理学者)

「ホンマでっかTV」


心理学って普段意識せずにやっていることを分析していておもしろい。

二重拘束(ダブル・バインド)」は実感としても分かる。


仕事で、ひとつのことだけを周知するために全員集めて改まってミーティングをすることがあるけど、あれはなかなか頭に残らない。

ちゃんと聞こうと思っても、なぜか気分が乗らず、よく話の迷子になって、頑張って戻ろうとするけど、またすぐに迷子になる。

でも、何か作業している時に「そういえば○○のことなんだけど」と話しかけられると記憶に残りやすい気がする。

これは、中断させられた作業のことと、話しかけられた内容の両方を記憶に留めておかないといけないという「二重拘束(ダブル・バインド)」が働いているからってことかな。

改まって話を聞かされると、なんとなく逃げたくなる。

でも何かしながら話を聞かされると、「とりあえず聞いて覚えておかないと」と、心理的なハードルが下がる。


話を聞く方ではなく、話す側の場合でも、相手の心理的ハードルを下げる工夫を無意識にしていると思う。

面と向かって話すのは、自分が話しにくいのもあって避ける。

逃げられないように、「そういえばさ」と軽い感じで話しかけたり、やわらかい口調で話したりする。


あまりに静かな環境よりも多少雑音がある方が頭が冴えるのも同じことなのかな。



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