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開発合宿のいろんなカタチ

こんにちは。立科町在住テレワーカーのちひろです。今回は、モニターとして来てくださる企業さんの合宿企画がちょっと珍しい?と小耳にはさみ、メディアの記者さんや動画制作チームに混ざって見学させていただくことに!前回もそうだったんですが、この企画を通じて初めて知ることが多くてほんと勉強になります。

さて、お越しいただいたのは、東京に本社をおくIT企業、クリエーションライン株式会社のプロジェクトメンバー15名のみなさん。クラウド通信を使ったエッジコンピューティングの技術開発とデータ解析(…むず)をするため、開催地に立科町を選んだとのこと。ではスケジュールに沿ってレポートします。

<開発合宿1日目>
到着後、少しミーティングをして昼食をとったあと、走行テストの拠点になる三望台ツツジ公園に出発!そこで車に機材をセットして試験走行スタートです!秋晴れの空の下、エンジニアの皆さんが作業しているのがクラウドと通信するための機械です。

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実は今回、試験走行をするにあたって、あえて電波状態が不安定なところを探していたんだとか。携帯電話がこれだけ普及した中で特定環境を探すのは大変だったんじゃないかなと思います。

さっそく自動車にセットしたカメラが読み込んだ画像データを認識するところを見せてもらいました。一見するとドライブレコーダーなのに、裏ではリアルタイムに通信していて機械が道路状況を判断するみたいです。このデータがクラウドと車、車と車の間を行き来するんですね。将来はこういう技術によって交通事故や運転ミスを防いでいくと聞き、AIならいろんなことが出来るんじゃないかって期待がふくらんでしまいます。それについて安田社長に聞いてみました。

ちひろー「こういった技術って他の分野にも応用できるものなんでしょうか。立科町は全国と比較すると一次産業が占める割合が高い地域ですが、農業の分野にもこれまで人が操作していたものがこういった技術によって代替する可能性って考えられますか?」

安田社長―「そうですね。私たちが取り組んでいる分野かどうかは別として、技術の応用ができるかどうかで言えば十分考えられると思います。AIが学習していくことで自家用車はもちろん物流とか輸送も含めクルマ社会全体が変わってきますよね。」

AIは今ひたすらお勉強中なんですね。その土地、その土地の産業を未来に残すためにAIが力を貸してくれると思うとなんだか心強いです。まさに手塚作品の世界~!
“イノベーション” と聞くと難しくてとっつきにくいと思っていましたが、ひたむきに学習している過程を見たら、なんだか私の娘と同じに見えて親近感がわいてきました。

ちひろ―「ところで滞在中のことをお聞きします。データ解析というと時間がかかるイメージがあるのですが、一般的にどうなんでしょうか?」

安田社長―「今回のプランだとちょっと短いかもしれません。データ集積・解析の場合、ある程度まとまった時間が必要です。コロナ禍でリモートワーク中心にプロジェクトが進んでいた中、メンバーからの提案でこの企画に申し込みました。2日間に限られた企画だったので、今後またWORK TRIPを検討するときには期間やプラン内容も含めて考えないといけませんね。」

春以降、リモートワークが当たり前になってる環境下、メンバーの皆さんも、直接会うのが久しぶりだったようです。今回の合宿の感想を聞いてみると、

「このところずっとリモートなのでFACE to FACEで進められるのはすごくいい。」「試験走行を自分の目で見たり結果を共有したりするのもそうだし、自然の中に身をおくと普段よりリラックスしているのが分かります。できればもっといたい (笑)」「仕事を進める上でリモートだと伝わりにくいと思う部分もありますが信頼関係があればこそ。」(青山さん、小野さん、佐藤さん)

なるほど、対面のコミュニケーションって言葉のほかに相手の熱量だったり、ちょっとした気持ちのゆらぎみたいなものをダイレクトに感じますよね。試験走行の合間に談笑したりしながら久しぶりのコミュニケーションを楽しんでいるようでした。そうやって試行錯誤しているところを見るにつけ、機械にも人の温度が感じられ、ちひろ胸熱。
この後ホテルに戻り結果確認と翌日の打ち合わせをして1日目終了です。


<開発合宿2日目>
前日に引き続き試験走行ですが1日目とは別の車に機械を載せて走ります。ちょうどセットアップが終わったころ立科町の小平副町長が到着。試験走行車に乗って実際に体験していました。試験走行車に乗って行くところを見送ったのですがワクワクしている様子がこちらにも伝わって来ました。

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試験走行は無事終了。結果確認のため皆さんは一旦ホテルへ戻りましたが、安田社長は引き続きインタビュー取材のため撮影隊とともに女神湖のテラスへ・・・。
日向だとポカポカなのに日影に入ったとたん冬!出されたホットコーヒーが1分でアイスコーヒーに!取材スタッフがダウジャケットを着こむ中、安田社長は撮影イメージへ配慮くださり、ブルゾンを脱いでインタビューに答えてくださる男気を見せてくださいました!(ありがとうございます!!)

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ここでは、立科Work Tripの担当で、立科町企画課の上前さんと安田社長の対談が行われ、立科町の課題や、この事業の背景にある町の取組、そして首都圏の企業との共創の可能性など意見交換。

上前さん―「立科町テレワーク事業は社会福祉型というのが特徴です。BPOの分野やビジネスマッチングに力を入れることが事業を継続するために必要なことだと考えています。ワーケーションの企画で来てもらった企業に当町の事業目的を理解していただき、こちらからテレワークを活用した提案ができないかと現在も模索中です。」

安田社長―「確かに働く場所に関しては何も問題ありません。スキルマッチングすればお互いにメリットがあると思います。ワーケーションを取り入れた働き方はこちらもまだ検討すべき点があります。今後またこちらに来る機会があるかもしれませんね。」

なるほどです。コロナ禍によって一気に進んだリモートワーク。企業側と連携するためには様々な課題がありそうですが、”働く場所をもっと自由に”って、とてもいいですね。

今回は、まるで「おとなの社会科見学」を最前列で見せてもらったようでした!エッジコンピューティングもアジャイル開発もなんのことだか分からない私ですが、今回見せていただいた技術が近いうちに私たちの生活にとけこんでいるイメージが頭に浮かんでワクワクしました!


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今回のモニター企画については、Internet Watchさんが詳細にレポートしてくださってます。
是非チェックしてみてください!

https://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/1287448.html

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