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L・R
2024年7月10日 23:44
2008年の話である。曽祖父(父方祖父の父)の五十周忌が行われた。わたしの感覚で言えば、曽祖父は仏間の白黒写真でしか知らない存在なのだが、五十周忌を執り行った祖父はとても感慨深いようであった。そりゃまあ、祖父からしたら父なのだし。そもそも祖父は青年期(たぶん)に病床の曾祖母(祖父の母……養母というべきか)に家を盛り立てることを誓ってこの家に養子に入ったという。わたしの知らない色々な想いを抱