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僕は僕を無視する

毎日続ける習慣というか、ルーティンというものが無い。
無いというより、好きでは無い。
好きではなかった。

旅を始めて毎日のように新しい街、新しい風景、新しい出会いの日々だった。それが楽しくて永遠に続いて欲しいと思った。
毎日いつも違う。それが最高の人生だと思った。

タオ島でダイビングインストラクターで8年。
海の中は毎日違った顔を見せてくれた。飽きなかった。
島での出会いもいつも新鮮だった。

よくよく考えたら、毎日が新しいのは、自分ではなくていつも周りだった。自分の周囲が変わっていく中で、自分も同じように変わっていると勘違いしていた。

日本に帰ってきてから、自分はずっと前に進んでいない。
止まったままだ。やりたい事は頭に次から次へを沸いては消える。
行動を起こしても続かない。すぐ冷ややかな目で自分を見てしまう。

きっと家族や友人は僕を応援してくれるのに、
自分が自分の一番の批判者になり、僕の行動にいちいち誹謗中傷をする。
心に傷を負わしてくる。

周りは毎日変わっている。
変わっている周りが自分を変えてくれる事は無い。

「自分が変わる」「お前が変わらないと行けないんだぞ」
ボロ雑巾のような言葉。
これでは響かない。

僕は僕を無視することにする。

「孤独」と「無関心」について考えています。 腑に落ちる解を死ぬまでに見つけてみたいです。 「頑張る」の真意は何。