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【無料】あと308日(たぶん):集客数「も」

 4回目の花座公演。NHK新人落語大賞を受賞した直後の第1回は午前・昼ともすぐに完売となった。第2回も同じように完売になったことで、第3回からは午前・昼を同一演目で行うことにした。通しで来てくださる方を1公演のみに絞ることで、また新たな方にお運び頂ける余地を作ろうと。午前は完売、昼は数席当日券が出せるというくらいに落ち着いてちょうどいいなと思った。そして今回は午前こそそれなりに埋まったけど、昼は空席が目立った。その原因についてはやっぱり考えざるを得ない。
 定期的に公演を打つことで慣れられたのかもしれないし、もっと強い言葉を使うなら飽きられたのかもしれないし、今月は公演が多かったからかもしれないし、たまたまかもしれないし、もちろん答えなんて出ない。
 それでもこの集客数「にも」、しっかり向き合っていきたいと常々思っている。芸の良し悪しは最終的には主観に関わることだから言い換えればなんとでも言い訳できるけど、集客数は絶対的な基準だから言い訳が効かない。だから目を背けたくもなるけど、そこを諦めずに向き合っていかなくちゃと思っている。
 談志師匠の真打の基準に「真打にふさわしい人気」という項目がある。久しくそれがなかったことにされているけど、僕はそこ「も」大事にしなくちゃいけないと思っている。

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