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【無料】あと219日(たぶん):浮き沈み

7月18日
 今から振り返ると5月中旬、「吉笑祭」が終わってしばらくした頃から気力が低下して、6月はかなりの低空飛行だった。仕事があれば行くし、行けばそれなりに普通に楽しく高座を勤めるし、一見いつも通りという感じだけど明らかに気力が落ちていて、靄がかった視界で毎日をやり過ごすことになる。6月末に風邪までひいて、逆にそれが復調の兆しというか、風邪が通過したことでそろそろ良くなったかなという感触があり、実際視界も鮮やかになってワクワクすることがポツポツ湧き出るようにもなって。と思いきや7月に入ってもやっぱりまだ本調子という感じじゃなかったけど、ここに来てようやくモヤモヤが晴れた。
 気力の浮き沈みがあるのは14年も落語家をやっていると流石に自覚できていて、ただそれを自力で制御する術をまだ知らないから、ただひたすら雲が流れて晴れ間が訪れるのを待つだけとなる。自分の場合は浮き沈みの振れ幅が微々たるもので、それはもちろんラッキーなことなんだけど、一見いつも通りに見えてしまうのはちょっとマイナスだったりもする。

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