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【無料】あと253日:青山スタジオ1st

9月21日
 怒涛の日々。CD作業が大詰め。幸せにも連日稼働で、疲れはピーク。

 15日は大阪ツギハギ荘で勉強会。高円寺でやっていたような勉強会を関西でもやれたらと思っている。特に最近はCD作業で昔の頃の気持ちを思い出している時期だから、余計色々なことを思った。感情がひたひたで油断するとすぐにエモいモードになる。

 16日は渋谷らくごでトリをとらせてもらう。扇遊師匠・小八兄さんという着物姿が素敵で粋な師匠方とご一緒だから、さすがに夏物を着ていくのは恥ずかしく思い久しぶりに単衣を出す(本当は9月からは単衣を着るのが慣習なんだけど、暑いからまだ夏物を着ているのです)。が、会場に着くと自分以外の全員が夏物の着物だった。やっぱり暑いですよね!高座は胸を張って『床女坊』。勝負ネタに育ってくれて誇らしい。
 吉祥寺に移動して談笑一門会。今月は談洲も揃って一門大集合。ネタ出しは『ぷるぷる』。盤石の代表作。勝負ネタに育ってくれて、やっぱり誇らしい。笑二の『青菜』は相変わらず絶品だった。

 17日は広小路昼席。トリの志の春兄さんがお目当てなのか、いつもより大勢のお客様で、雰囲気もとても温かく楽しく高座を勤めることができた。CDの色校が迫ってきており作業も追い込み。自分が書くべき文章は全て書き終えていよいよ完成がみえてきた。

 19日は朝イチで南大泉にじのいろ保育園へ。帰りにすぐ近くにある談志師匠宅を見に行った。志の輔師匠も談春師匠も志らく師匠も談笑も前座時代ここに通っておられたのか、と思いを馳せる。夜は高円寺ギャラリー工で独演会。久しぶりに伺った。思えがここで高田文夫先生に初めて落語を聴いて頂き、そこから水道橋博士と知り合い、連載が始まり『現在落語論』を刊行し、と、今の自分を形作ってる大きな部分がここから始まったと言える。CD作業で高円寺づいてるタイミングで久しぶりに会のオファーが来たのもご縁だ。

 20日は立川の柴崎保育園へ。ここの園庭には小さな山があって好きだ。先生たちは芝生を生やして緑の山にしたいようだけど、子供がひたすら抜きまくるから実現は難しそうだ。この日も生えてる草を一心不乱に抜いている男の子がいた。
 夜は武蔵小杉で慶治朗さん、昇羊さんと三人会。こういう複数人の会で自分が一番上というのは初めてに近い。今年のNHK用に磨いているのだろう昇羊さんの『二階ぞめき』がキレッキレだった。

 21日は真打昇進ポスター撮影。頼りにしているチームにお任せしたらあれよあれよととんでもない規模になっていた。自分のために大勢の方が動いてくださって演者冥利に尽きる。小道具用の花、花屋さんくらいの物量がスタジオ内に置かれていて、腰が抜けた。夜は連雀亭で勉強会。朝からずっと一緒の笑王丸と。さすがに疲れがピーク。いつも思うけど、無理に予定を詰め込みすぎるな自分!ちゃんと休息日を適度に儲けなくちゃ、とまた思った。特に披露目のタイミングなど、稼働続きの日々の中、間に一日休みを設けるだけで随分心持ちは変わってくるだろう。

 今日でまずは今回の忙しさのピークを超えた。明日・明後日はソーゾーシーツアーで関西へ。旅公演は疲れるけど、みんなと会って元気を分けてもらえる気もしている。

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