見出し画像

【アルペンルート入口】立山ケーブルカーに乗る

皆さんこんにちは、立山大好きなたてくろです。ご訪問ありがとうございます。
先日、noteの全体ビューが100を越えました。読んでいただいた皆さん、スキしていただいた皆さんに感謝いたします。

さて今回は、立山黒部アルペンルートの富山県側の入り口、立山駅から美女平駅へ上がる時に乗る立山ケーブルカーについて、お話したいと思います。
何度か訪れたことのある方なら当たり前のことかもしれません。でも初立山の方なら、ぜひ知っておいてほしい話です。

ケーブルカーの時刻表

まず、ケーブルカーの時刻表を確認します。立山黒部アルペンルートの公式サイトから簡単に見つかるかと思いますが、このnote執筆時(1月)はまだ昨年のものしか見られません。
おそらく3月頃には新しい時刻表が発表されると思います。

参考までに、古い時刻表によると、始発は7:00で、11時台まで20分間隔で、それ以降はさらに間隔があきます。GWやお盆、紅葉シーズンなど、混雑期には6:40始発の日も設定されています。
また、時刻表にはありませんが、ちょうど10分間隔になるような臨時便も増発される事が多々あります。公式サイトの臨時便の案内などは要チェックです。

なぜ確認、チェックについてわざわざ書くかというと、それは希望する便に乗る事が大変難しいことに起因します。

ケーブルカーの定員120人に対して、登山客や観光客の人数には波があり、ピーク時には輸送能力を遥かに超えてきます。
1時間以上の待ち時間が発生したり、待ち時間が長すぎて日帰りできない場合は切符が買えないなんて事になったりします。
スケジュールを大幅に狂わせかねない大きな問題が、このスタート地点にあるわけです。

窓口で当日券を買う

一般の方の切符には、大きく分けて当日券の窓口販売とWEB予約の発券と2種類あります。その他のツアーの団体さん、旅行代理店の手配など割愛させていただきます。

WEB予約の制度が始まるまでは、切符売り場の窓口に並ぶしかなく、窓口が開く1時間以上前の暗いうちから並ぶ光景もありました。
そして、今でも長い行列は健在です。
理由はいろいろあると思いますが、1番大きな理由は山の天候を読みにくいからだと思っています。直前まで決行するかしないか迷う登山であれば、予約しにくいです。
また、予約しなくても早朝並べばいい、という考えも根強いものがあります。ガチの人にとって、朝早いことは苦でもないのでしょう。
なので、当日券を買うなら、窓口に行列があるのは当たり前と思って早めに行動しましょう。
始発が出るよりも早い時刻が目安かと思います。(混んでいない日もあるので、そこは運次第)

激混みの日は8時頃には日帰りできる便の分が完売するかも知れません。以前にニュースにもなった、立山駅で3時間待ちというケースです。下りにも当然キャパの問題があるので、室堂で宿泊予定の人以外は上がれなくなります。

比較的混んでいる切符売り場の窓口

WEB予約で発券

WEB予約サイトからケーブルカーの便指定の予約をする事ができます。予約できたら当日券の列に並ばずにすむので便利なのは確かですが、いかんせんケーブルカーの輸送能力が上がるわけではありません。
予定数に達したら完売になり、その便は予約できなくなります。
日程が決まれば即チェックした方がいいですね。

予約受付開始日、開始時間も重要。2023年の場合、例えば7月1日〜7月10日分の予約開始は6月21日の13時でした。10日間分がまとめて開始になる形です。
受付開始直後は予約サイトが繋がりにくいくらい回線が混雑した時もありました。ようやく繋がっても早い便は完売という事も…
キャンセルで空き枠が復活することもあるので、時折り再確認してもいいかもしれませんね。
WEB予約で出発便を確定できたら一安心ですが、油断はできません。

油断ならない理由は、立山駅周辺の駐車場事情にあります。
当日の朝、マイカーで立山駅に着いたはいいけれど、満車の駐車場ばかりでウロウロする場合があるからです。立山駅の駐車場についてのnoteもありますのでご参照ください。

マイカー以外の方も時間に余裕をもっておくといいとは思います。富山地方鉄道から乗り継ぎをする方で、ケーブルカーの予約乗車時間に間に合わないケースが何件もあるようで、公式サイトでも注意喚起されています。

ケーブルカーに乗る

無事に切符を買えたら、またはWEB予約の分を駅構内の専用端末で発券したら、あとはケーブルカーの改札に並んで乗車を待つだけです。
例をあげますと、
8:00発のケーブルカーだと、
改札開始は7:50
改札前の列形成は7:40頃(10分間隔時)になります。
列形成は、直前の便の改札列がハケた直後です。正確には現場でタイミングを見計らうしかありません。タイミングが良ければ、先頭ちかくで並ぶことができます。
私は発車30分前には改札付近で待機するようにしています。

階段状のホーム 足元注意

改札を通ったあとは、階段状のホームでケーブルカーを待ちます。その際は一つの段に4人で並ぶようにしましょう。後ろの人が乗りにくくなります。
乗り口は車体の前、中間、後ろの3箇所あります。どこから入っても大差ありません。

ケーブルカーの車内

座席は少ないので立ち乗りも覚悟しましょう。背中のザックは手に持って乗車してください、と案内されますので、肩から下ろしておきます。満員の車内ではトレッキングポールなどの突起物は危険です。特に気をつけましょう。
運行中の車内ではケーブルカーの解説音声が流れます。たぶん季節によって変わる事はない、気がします。1パターンしか聞いた事がありません。
登るときの左側に材木石を見ることができるポイントがあります。柱状節理と言って、溶岩が冷えて固まる時にできる形状です。上部には節理ができた時の綺麗な並びがあり、下部にはそれが崩れてゴロゴロと折り重なっている様子が見られます。

立山駅と美女平駅のちょうど中間地点で、もう一台の車体とすれ違います。つるべ方式で登りと下りの2台が動いているので、そのあたりだけ軌道が二つに分かれ、また一つになります。

ケーブルカーを降りる

2つのトンネルをくぐり、約7分で美女平駅に着きます。
停車する際、降り口が開く前にわずかに揺れますから、油断しないようにしましょう。
降りたところも階段上のホームになっています。乗るときよりも傾斜角度がキツいのと、一斉にみんなが階段を上るので、一歩一歩気をつけて上ります。

高原バスに乗る

階段を上り切ったら、まっすぐ進んで高原バスの改札に並びます。
バスは続けて何台も出ますから、1台目に乗れなくても大丈夫。
必ず座れますし、慌てず、グループ揃ってから並びましょう。
すぐにバス乗車が始まることが多いので、トイレに行ったお連れさんが戻る前にバスの順番がくるかも…。

室堂直行の人と途中下車する人は別の待機列になります。

室堂までは約50分ほどかかります。
高原バスのことは、また別の機会に。

高原バスの一番前の席に座れたら嬉しいですね

ここまで、立山ケーブルカーについて書いてきましたが、このスタート地点がすごく難しい気がします。初めて立山黒部アルペンルートを訪れる方に、スタート地点で失敗してほしくないのでズラズラとたくさん書いてしまいました。天候の予報や連休の並びなどで、まったく混雑しない好日もあるので、本当に運次第なところもあります。

長文お疲れ様でした。お読みいただき、ありがとうございます。

それでは、また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?