突発で山梨に執筆旅行にきている

「執筆旅行に行こう」と言い出したのは妻の方だった。

　それはとどのつまり、「どこか観光するわけでもなく、一泊二食つきの温泉宿に泊まって作業する旅行」だ。もくもく会に近い。もくもく合宿。

　確かに最近はグランブルーファンタジーVSやらGeForceNowやら持ち帰る羽目になった仕事やらのせいで家だと執筆に身が入っていなかった(ちなみに並び順は優先度高い順)し、それでなくても疲労困憊だった。なにも用事がなければ昼過ぎまでベッドから出ずに寝たり起きたりしてコタツに移動してさらにゴロゴロゲームする、なんてダメな休日を送ることは間違いない。

　そういうわけで「よし行くか」となったのが木曜の夜、というか金曜になってからのこと。なお出発は土曜である。なにもかもが勢いだ。

　土曜、朝から用事を済ませてそのままバスタ新宿に向かい、高速バスで1.5時間ほど。ちょっと散歩してほうとうを食べて宿にチェックインしていきなり温泉。いやぁ、"なにもしない"をするって最高だわ……

　その後夕飯までは各自作業タイム。僕は今回サークルのヘッダ画像を作る作業をして(執筆じゃねーのかよ、というツッコミは甘んじて受けます)、妻は妻で資格試験の勉強をして過ごした。その間の会話は「お茶飲む？」「飲む」のみだ。

よし。できた。審査中です pic.twitter.com/ODX2FOqXyZ

— 桃之字🍑ヒーロー小説連載中 (@tate_ala_arc) February 8, 2020

　それにしても、不思議と捗るので侮れないものだ。過去の文豪がこぞって温泉宿に泊まって執筆していたのも頷ける。

　なんせ夕飯とか洗い物の心配しなくていいし、空調は万全だし、風呂掃除もしなくて良いし、風呂は常に適温で気分転換に入りに行けるし、窓の外を見るだけでいつもと違う風景が見られるし。

　旅行というとどうしても予定を詰めがちで、それはそれでとても楽しくて好きなのだけど、たまにはこういうのも良いものだ。

　……とはいえ、はじめに書いた通り年始からの疲労が累積デバフみたいになっていたせいで、食事のあとにもう一度温泉に入ったら耐え難い眠気に襲われてしまった。で、20時就寝からの1時起床をキメて今この文章を書いている。ジジイかよ。

　寝直すにも眠れないし、明日の帰りは鉄道の予定で、せっかくだから甲府城跡でも見ていこうかと思っているので、ちょっくら執筆やりますかね。ヘッズ一次創作SFアンソロジーの締め切りが近いし。

　でもその前にひとっ風呂浴びてこよう。ビバ24時間入浴可！

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