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#78 辞書攻撃について

2月14日。バレンタインデー。今日も今日とて昼夜逆転。チョコは一つももらえませんでした。

そんな今日は【辞書攻撃について】ということで。辞書攻撃のあれこれについて、簡単に書きます。

今日の記録

16時頃、起床。朝寝たのは、6時過ぎだった気がする。1日の始まりが夕食なのは、本当によくない。ここ最近夜眠れないのだが、今日こそはちゃんと寝たい。

夕方、出発。生まれて初めて、漫画喫茶に行ってくる。快活クラブ。この時期でも24時間やっているので、ありがたい。

ここ最近ハマっている「王様達のヴァイキング」を読みに行く。この漫画、面白い。IT系の話。今読んでいる漫画の中では一番かもしれん(昨年完結済み)。

1時ぐらいまで、だらだらと過ごす。漫喫、普段接することのない客層が多いので、落ち着かず。大学生グループがウェイウェイとダーツしてたり、おっちゃんがダミ声で店員に絡んだりしていた。我が家に帰りたくなったタイミングで退散。雨が降っていてつらかった。

王様達のヴァイキングは、なぜか14巻だけ欠けていたので全巻読めず。なぜ14巻だけないのか、誰かわかる人いたら教えてください。


辞書攻撃について

「辞書攻撃」という言葉をご存じだろうか。ITに詳しい人なら知っているかもしれないし、学生のダメ論文に失望している人も知っているかもしれない。この辞書攻撃、実はいろんな意味があるので、今日はそれを解説します。一緒に無駄知識を増やしましょう。多分知っておいて損はないです。得もないですが。

① パスワード解読としての辞書攻撃

おそらく、最も一般的な「辞書攻撃」の用法。PCをクラッキングするときに、辞書にある言葉を片っ端からぶち込んで、パスワードを突破しようというもの。先述の「王様達のヴァイキング」にも出てきた(いい話だった)。

専門の解説サイトとしてはこちらなど。IT界隈は真面目な人が多いのか、「辞書攻撃といっても、物理的に殴るわけじゃありませんよ!」的なジョーダンがほとんど出てこない。親父ギャグを言う人間は淘汰される世界なのかもしれない。

② とりあえず辞書から引用する辞書攻撃

レポートの書き方などにおける辞書攻撃。正式名称は「広辞苑攻撃」。元ネタは戸田山和久『論文の教室』から。

著者の戸田山先生は、学生がダメ論文(レポート)でやりがちなことの一つとして、この「広辞苑攻撃」を挙げている。以下引用。

私はかつて、心の哲学について講義をしたことがある。そのとき、期末試験代わりに論文を提出してもらったのだが、何人もの学生が「「心」とは何だろう。『広辞苑』で調べてみた……」という書き出しの論文を提出してきたので、ひとりひとり首を絞めて回ろうかしらと思ったくらいだ。(25頁、強調引用者)

「広辞苑攻撃」とはこのように、とりあえず辞書の引用をもってくる戦法のこと。これの何が問題かというと、そもそも「心とは何か」というのは簡単に解けない問題であるのに、あろうことか辞書を引いてきて、「ここに答えがあります」と言わんかの如く示していること。辞書に答えが載ってるなら講義する意味ねえだろと、先生も怒っていらっしゃる。

辞書を使うことが問題というわけではなく、容易に答えの出ない問題を、辞書で解決しようとしているのがアカンという話。戸田山先生曰く、名古屋大学に赴任したとき、何人もの学生が一斉にこの攻撃を仕掛けてきたらしい。これはダメ論文の典型とのことなので、気を付けましょう。

・・・別にいちいち難癖つけることでもないのだが、この戦法、noteを見ていると非常に多い。「○○とは何だろうか.....辞書で引いてみた」というもの。本当に、かなりの頻度で目にするので、そのたびに『論文の教室』を思い出している。noteではこれの亜種として、とりあえずWikipediaをもってくる「Wikipedia攻撃」も散見される。

もちろんSNSは自由な記述の場であって、「レポートのお作法」が守られていないことに突っかかるのはあれなんですが、、、 まあちょっと気になっているという話です。こういう、一度気にし出すと全く寛容になれないところ、自分の悪癖だなと思っています。

③ 物理的に殴る辞書攻撃

すべて解決します。嘘です。暴力はよくないので、やめましょう。殴るなら拳で。

④ 毎日更新としての辞書攻撃

ブログの毎日更新、どうしてもネタ切れする日はあり。そういうときに、適当に辞書を開いて目に付いた言葉を解説すること。それでその日の更新をやり過ごす。

これは僕が普段から見ている、キューライスさんのブログで実践されている戦術。詳細はこちら(今日はなぜか、リンクの埋め込みが上手くいかない)。

さて書くこともないので辞書を引いて最初に目についた言葉をテーマにしますね…
・・・・・・・・・・・・・・・
いあい【居合い】刀を素早く抜いて敵を切る技。

居合い…格好いいですよね男なら誰しも憧れるんじゃないでしょうか。少年漫画でも「チン!」と鍔を鳴らしたと同時に敵が切断される!的な描写はやっぱり男の子心にグッときます。

こんな感じで、辞書で目に付いた言葉の感想が述べられている。

紙の辞書が手元にないので、僕はネットの辞書でやってみる。Weblioのランダム表示機能を使用。一発撮りで行きます。

↑の画像の「ランダム表示」のボタンをクリック。えいっ


むこづら
向こう面[意]額[例]おまや、しばらく見らんなかめぇ、むこづらぃ、ばされえ遠なったのぉ(君はしばらく会わないうちに、額が随分後退したねえ)

えぇ、、、

むこづら。何を書けというのか。昔の人は、「額(ひたい)」の意味で「むこづら」と言っていたそうです。

村人A「お前も家庭を持って、いいおでこになったなあ」
若人「いえいえ、そんな、、、」
村人B「”お前”だなんて失礼だ。今じゃ立派な婿さんだ」
村人C「むこづらの婿面ってか」
一同爆笑

こういうやりとりもあったかもしれません。平和ですね。

*追記:「むこづら」の意味は「お前」じゃなくて「額(ひたい)」でした。深夜でまともに辞書も読めなかったということで、許してください。修正しました。

* * *

今日はそんな感じです。どうでもいい無駄知識を紹介しました。皆さんの日々が潤えば幸いです。辞書攻撃、レポート書くときには気を付けましょう。


漫喫を満喫。20時以降も飲食可なのは、結構ありがたい。最初はこっちをサムネにしたが、汚すぎてやめた。


やっつけ辞書攻撃(物理)。いらすとやさんの画像を使用。勝手に使ってください。