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#23 ハンドルネームと風博士

12月4日。金曜日。一週間が終わりか。とても長い一週間だったことよ。
今日はゆるめに、【ハンドルネームと風博士】ということで。諸君は偉大なる風博士を御存知であろうか? 御存じない。それは大変残念である。

今日の記録

10時20分起床。寝坊。10時30分から対面講義。間に合わんので、オンラインで参加。西サハラに詳しくなる。相変わらず思想リベラル。

昼食。納豆×海苔の佃煮×ご飯。これはいつかまとめようと思うけど、ヴィーガンは納豆も海苔も安心しては食べられない。ヴィーガンになってから日々本当にストレスがやばい。

13時からバイト。16時半まで。図書館。「現代人が1日に得る情報量は、江戸時代の人の一生分だ」と語る学生あり。すごい。嘘だった。平安時代の一生分で、江戸時代の一年分らしい。

夕食、CoCo壱でベジカレー。4日連続のCoCo壱。CoCo壱ヘビーユーザー。あとはひたすらHartの訳。訳訳訳訳訳の作成。考えることもやってることも1日中同じ。前者が菜食主義、後者がH.L.A.Hartの訳。非常に疲れ疲れるる。

ハンドルネームと風博士

一応わたくし、たたたたたというハンドルネームでやらせてもらっている(#唐突な自己紹介)。

なんててきとうな名前だ、なんて思わないでほしい。これにはちゃんと理由がある。

僕のファーストネームは「た」から始まる。たつやとか、たくみとか、タタキケンサキとか、そんな感じだ。なんかもう、HNとかてきとうでいいかなと思ったときは、これを5文字つなげてたたたたたにする。以上。というわけではない。

諸君は知らないかもしれないが、これは風博士が失踪するときの言葉でもある。すなわち、「TATATATATAH!」
この声とともに博士は書斎を駆け抜け、そのまま風となってしまった。之即ち風である。然り風である風である風である。博士の最後の言葉は「TATATATATAH!」であった。

* * *

はい。何の話かというと、坂口安吾の小説(1931)『風博士』にそういう描写があるということ。僕の大好きな作品です。かなり短い短編かつ、青空文庫で無料で読めるので、読むべし。岩波文庫の『桜の森の満開の下・白痴』にも1作目として収録されている。

・・・高校時代、坂口安吾を読みふけった。たくさん触れたけど、僕は中でもこの『風博士』が好きで、ハンドルネームも一応ここからとっているという話。他に好きな作品としては「不良少年とキリスト」など。太宰好きなら、読むべし。

『風博士』、読めば分かると思うけれど、非常におちゃらけた小説で、終始意味不明である。でもまあ、そこがよい。難しいこととか考えさせず読者を楽しませようとする心意気、突っ張ったユーモアが感じられる作品だ。

僕も以前「#10 ユーモアについて」というのを書いたけれど、こんな感じで、ただただ読む人を楽しませるだけの文章が書いてみたいものだ。

* * *

今日はそんなところ。最近はなかな気分が晴れないもので、今回もちょっとテンション低めになってしまった。その日の気分の軽重って文体に出るよな。
気分塞ぎがちなので、ふざけたドラマや明るい小説なんかを見て気持ちを切り替えたいところだが、まあそれも簡単では

・・・ちなみに↓は、昨日今日で読んだWeb記事。こういうの読むといろいろ考えて、いろいろ考えると暗くなる。

物申したいところは多々あり。ただやっぱり現代人は、情報量を摂り過ぎか?(江戸時代の一生分だ)