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#82 ネットサーファーのお話

2月19日。金曜日。今日もなんだかんだで寒かった。春、早く来るべし。

今日は簡単に、【ネットサーファーのお話】ということで。軽く書く、つもりだったのだが、なんだかんだ長くなった。

ちなみに、毎日更新しているこのnote、今日の投稿を最後にしばらく休業したいと思います。理由はまた後ほど。

今日の記録

9時頃、起床。最近、わりかし早く起床できるようになったのだが、朝起きたときのムズムズがすごい。花粉なのか乾燥なのか。そのせいか頭もぼやける。同じ症状の人いますか? 

寒かったので、結局蒲団から出られず。こういうときこそ風呂に入るべきなのだが、寝落ちしてた。12時ごろまた起きて、13時からバイト。

バイト中は、いろんなネット記事を読むなど。私の趣味はネットサーフィンです。今日読んだ中だと、↓のものがとてもよかった。

フェミニズム関連の話題です

前編後編あり。インタビュー受け手の矢田さんの印象が非常によい。後編だとWebメディアの話もしていて、最近ここに興味を持っているので、面白かった。

これは比較的真面目な記事だが、緩い記事もバランスよく摂取。

オモコロ杯2021の結果発表

あまり公言はしていないが、実はオモコロを毎日読んでいる。その中でも今日出た「オモコロ杯結果発表」は、いろんな人の多彩な記事が読めるので素晴らしい。これも随時確認中。

硬い投稿を読んだあとは、できるだけふざけたものも読む。記事はバランスよく摂取しましょう。実はこのnoteでも、真面目と不真面目のバランスを意識しています。

バイト終わり、そんなことを考えていたら、濱野智史『アーキテクチャの生態系』が読みたくなってきた。ので、生協に買いに行く。以前図書館で借りたが、手元に置いておきたくなったので。ついでにもう1冊、隣にあった本も購入。

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天野彬『SNS変遷史』も一緒に購入。

夕飯の後は、またしてもESを書くなど。今日は上の2冊を踏まえつつ、簡単にネットの話をします。

ネットサーファーのお話

(2500字ぐらい)

今では死語になりつつある「ネットサーフィン」。僕がこの言葉を知ったのは、中学の英語の授業だった気がする。Yumi likes net surfing 的な感じで、net surfingという言葉が出てきたような。あのときですら「ネットでサーフィンって何?」って感じだったので、今の子たちはなおさら「???」かもしれない。

何がネットで「サーフィン」なのか。濱野『アーキテクチャの生態系』で書かれていたことをおさらいすると、この背景として、ネットの黎明期の当時、まだ検索システムがまともに発達していなかったことがあるらしい。

今でこそテキトーな言葉で検索しても有意味なサイトにたどり着けるようになったが、当時の検索エンジンの精度はそれほどよくなかった。例えば、「花粉 対策」などで検索したとする。そうすると、「花粉 対策」のワードを含むすべてのページが無秩序に並んだりした。だが、そのすべてが有意味なわけではないし、逆に「花粉 対処」などのサイトはこぼれ落ちるかもしれない。キーワードの頻出具合でサイトの関連度を判断する方法もあったが、そうするとSEO対策で、とにかく同じワードを何度も出すサイトが出てくる。あと、できるだけ検索結果に引っかかりやすくするために、無意味なワードを列挙するものなども。そんな世界では、検索したところでいい感じのサイトを見つけることは難しい。たまに市の図書館に行くとポンコツパソコンがあったりするが、ああいう世界だったのかもしれない。

ネット上にはたくさんの情報が転がっているのに、検索では見つけにくい。その場合どうするか。当時の人たちはそこで、自分のサイトにたくさんの「リンク集」を用意していたらしい。「私の記事はここの情報を参考にしました」というリンクだったり、「このサイト面白かったよ」というリンクだったり。そうすると、ある投稿を読んだ読者は、そこから連鎖的に別のサイトに「とぶ」ことができる。こっちに有益なサイトがあるんだなと。そしてとんだ先でも、また別の記事にとぶことができる。こうして次から次へとネットの波を超えて行く姿がまさに「波乗り」に例えられ、そしてネットサーフィンという言葉が生まれた、らしい。

「ネットサーフィン」とは対をなすものとして、今では「ググる」という言葉がある。ネットサーフィンがサイトからサイトを渡り歩くものであるのに対し、「ググる」はピンポイントというか、かなり定点的と言える。ネットサーフィンのような、よたよたとした無駄歩きがない。検索ワードを打ち込むことで、最短で目的地を見つけに行くムーブである。

ただ面白いのが、じゃあグーグルはどうやって今の精度を手に入れたの? という話。これに実は、ネットサーフィンの原理が使われているらしい。ネットサーフィン文化では、各自が「これいいね」というリンクを貼ることになる。そうすると、面白いサイトや有益な記事には、様々なところからリンクが繋げられる。そして繋がっているリンクの数で、サイトの面白さ・有益性が判断できる、ということにもなる。

で、グーグルはネットの世界にロボットを放った。広大なネット大陸を無限に巡回するロボットである。それは一つの記事から次の記事へ、あらゆるリンクを飛び続ける。そうするとロボットは、「このサイト、いろんなところからリンク繋がってるぞ。有益だ!」というのを学習し始める。そして有益とみなしたサイトを、特定のワードで検索されたときの上位に表示するということ。それがグーグルが採った戦略であり、それによって我々は、検索によって関連性の高いサイトを見つけられるようになった。もちろん、今でもグーグルとネットユーザーの化かし合い(SEO対策)は続いているのだが、それでも黎明期と比べて、検索システムは計り知れない進展を遂げたと言えるだろう。

何が言いたいかというと、そんな感じで、当時の「ネットオタク」たちは、ネットをサーフィンしていたということ。そして僕もそれを意識して(か無意識かはわからんが)、noteに投稿するときはいろんなリンクを示している。ので、ぜひサーフィンしてみるべしという話です。今日参考にしたサイトとしてはこちらなど。

わりかしテキトーに書いたので、正確でないところとか説明不足だとかたくさんあると思います。各自元記事を辿るべし。

で、こういうときこそnoteのリンクを貼るべきだと思ったのだが、あまり関連する議論を見つけられず。前から思ってたけど、noteの検索システムはかなり貧弱だと思う。

こちらの記事を、たくさんサーフィンできる投稿としてご紹介。リンク先がたくさんあって気持ちがよい。ちなみにnoteでは、他者記事を引用すると引用元に通知がいくのだが、これをトラックバックというらしい。今読んでいる天野『SNS変遷史』では、このトラックバック機能がちょっと注目されている。


* * *

今日はそんな感じで、ネットサーフィンのお話でした。ちなみに僕は、「ググる」よりも「サーフィン」派です。別に二項対立的なものでもないのだけれど。皆さんもどんどんサーフィンしていきましょう。貼ってあるリンクはとりあえず辿って置くべし。

あとこれは完全に事務連絡ですが、冒頭でも書いたとおり、しばらく毎日更新をお休みします。多分4日か5日間ぐらい。理由としては、新しいブログへの移行期間という感じです。Bloggerに移住します。

今でこそこんな絵面だが、サイト設計をしっかり整備したいので。

今後どうなるかは、また随時書きます。とりあえずもう朝の四時なので、今日はこんな感じで。ネットサーファーの皆様、またお会いしましょう。


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サムネにしようか迷ったいらすとやの画像。ちなみに現在、Webメディア業界に大変興味を持っています。その辺への就職を考え中。