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#59 雨の歌は別れの歌

1月24日。日曜日。今日は雨の日の休日らしく、家でおとなしくしていました。家にいる以上は全く勉強に手が付かない人間なので、今日も全く勉強することがなかった。

そんな今日は【雨ソング特集】ということで。雨の日に聴きたくなりそうで、実はあんまり聴いていない曲を紹介します。

今日の記録

12時頃、起床。外で雨の音がして、ああ今日はもう多分ダメだなと察す。14時頃から、地面にインク塗るゲーム。ヤグラに乗ったりホコを運んだり。気づいたら夕方。

少しだけ、スーパーで買い物。雨が降っていたが、関係なし。大豆ミートを探してみるが、近くのスーパーにはなかった。適当に買って帰る。

夜、動物倫理の勉強会。種差別と蔑称について。”ビッチ”という言葉は女性差別だとされているけど、元の意味は「メス犬」なのだとか。ということは女性蔑視の根源として種差別(イヌを下に見る発想)があるんじゃないかという話。面白し。ポリコレとかの話も少しだけ。

勉強会、人と話せるというのもそうだけど、いろんな情報が得られるという点で意義深し。僕ももっと勉強しなきゃなと思いました。地面にインク塗ってる場合じゃない。

雨ソング特集

「雨」を歌った歌は無限にある。その昔、イギリスの登山家ジョージ・マロリーは「なぜこんなにも雨ソングはたくさんあるのか?」と聞かれた際に「そこに山があるからさ」と答えたとかなんだとか。その真偽はともかく、今日は僕が気に入っている雨ソングをいくつか紹介します。

① あじさい通り/スピッツ

あじさい通り。アルバム「ハチミツ」収録。

最初は、僕が愛してやまないスピッツから。実を言うと、僕はこの一曲からスピッツに入りました。あれは高3の、センター試験直前だったなあ、、、 季節的には冬だったけど、いかにも「梅雨」の情景が浮かんできてすごいなあと思いました。

雨 降り続くよ あじさい通りを
傘 ささずに上向いて走ってく

傘差さないで上向いて走って行くっていうのがいいですよね。なんというか、雨を楽しもうという明るさが感じられる。あと、歌詞にある歌い手側の「いつも笑われてる冴えない毎日」とか、僕も高校時代は特に共感したことですよ。

スピッツは、やっぱりよい。スピッツあんま知らんという人も、この曲から入るべし。

② Rainy Days And Mondays / Carpenters

雨の日と月曜日は/カーペンターズ

2曲目はこちら、カーペンターズの Rainy Days And Mondays。まあ多分、知らない人はいないんじゃないかと思う。いないよな? 雨の日と月曜に独特の哀愁を歌った曲ですね。

Nothing is really wrong
Feeling like I don't belong

「何かが悪いって訳じゃない。どこにも属してないように感じるだけ」とか、いいですよね。まさに憂鬱な日って感じ。「こういうのを人はブルーと呼ぶのかしら」ですよ。改めて聞いてみたけど、やっぱりこの曲すばらしいなあと思います。

③ Why Does It Always Rain On Me / Travis

なぜいつも僕のところは雨? / トラヴィス

3曲目は、ちょっとだけマイナーなところをついてトラヴィスで。これも憂愁な気持ちを歌った曲だと思う。

Why does it always rain on me?
Is it because I lied when I was seventeen?

「なぜいつも僕には雨が降るのか? 17歳のときに嘘をついたからか?」。雨っていうと、やっぱりブルーな気持ちに結びつきがちだけど、この曲はそれを惜しみなく歌っているところがよい。聴くべし。トラヴィスはこの曲の他にも、writting to reach youとかもおすすめ。

④ 九月の色/久保田早紀

九月の色。アルバム「サウダーデ」収録(1980)

最後はさらにマイナーどころで、久保田早紀の「九月の色」で。久保田早紀、皆さん知ってますか。「異邦人」とか有名ですね。僕はこの人、大学1年の時にだいぶハマりました。歌詞が異国感ただようというか、詩的でよいんですよ。

この曲、サビが「雨の歌は恋の歌。恋の歌は別れの歌」となっていて、要するに「雨の歌は失恋の歌」ということになっている。まあ、実際そうかもしれん。この曲は、歌詞がどこをとっても素晴らしいね。

謝ることなんかないわ どうしたのあなたらしくない
季節が変われば人も変わる お願いよ黙って行って

この「季節が変われば人も変わる」は大好きなフレーズなので、僕もよく使います。

水彩画のように淡く 美しい日々が崩れてく
あなたの香りが流れるまで 髪を濡らして歩くだけ

この「あなたの香りが流れるまで髪を濡らして歩くだけ」って歌詞、めちゃくちゃかっこよくないですか? 「雨」の持ついろんな要素をおさえていて、非常によいと思います。

久保田早紀、久しぶりに聴いてみるとやっぱりいいなあ。このほかにも「幻想旅行」とか「最終便」とかおすすめです。80年代ミュージック素晴らし。


今日はそんな感じ。本当はまだまだあるけど、これ以上はメジャーどころが多くなりそうなので、ひとまずこの辺で(実際は早く書き終えて寝たいだけです)。

記事を書くときは普通、何らかの需要に応えようとするものだと思う。読み手のこうしたニーズを満たしてやろう的な。ただ、正直な話、こうやって紹介された曲をちゃんと聴く読者っていないですよね? ので、どちらかというと、「俺も雨ソング紹介してみてえ!」という書き手側の欲求を誘発できればと思っています。みんなも、書くべし。

近所を練り歩き。雨用のサムネ画像が欲しかったが、実は雨は止んでいた。