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途方もない話で少し元気をもらう

今日はなかなか凹む出来事があり、かつ、深夜の変な時間に目が冷めてしまったので、こうしてnoteを更新しております(現在am3:05)。明日も仕事なので、本当は寝る努力をするべきなのだろうけど、やはりメンタルが凹む出来事に引っ張られているところがあります。ので、ここで元気の出る話でも一つ。

僕はいろいろ、現実の厳しさにガーンとやられた日は、なにか途方もない話を目にすると、少し元気を取り戻せるという癖があります。これは ヘキですね。

例えばですが、我々の住む地球という星は、時速1,700kmで自転しているらしいです。1700kmて。たぶん、時速100kmで回転する遊具に乗っただけで、我々は地の果てまで吹っ飛びますが(だからあの回転遊具は撤去されている……)、しかしなぜ地球からは追い出されずに済んでるんでしょうね??それだけではなく、地球はそのように高速で回転しながら、太陽の周りを時速10万kmで公転しているらしいです。10万kmて。「は??」という感想しか出てこないです。

とはいえ、驚くのはまだ早く、その太陽の属する太陽系は、銀河系の軌道を時速85万kmで公転しているらしいです(85万!??)。で、その銀河系自体も、宇宙空間を時速216万kmの速さで移動しているらしいです。我々はいったい、何の上に住んでるんでしょうね?? 途方もなさすぎて笑えてきます。

余談ですが、宇宙関連で言うと最近見た↓の動画も、途方もなさすぎて笑えました。惑星の大きさの比較です。

将棋の話

うってかわって、将棋の話をします。宇宙の話がね、途方も無いというのは、今に始まった話ではないので、より身近な例を扱います。僕は将棋が好きなので、何かある度に将棋に例えたくなります。

最近聞いた将棋の話で、合法手の計算というのがあります。将棋というのは、駒としてはお互い20個ずつ持っており、かつ盤上には81マスあるわけですが、どこでも自由に指せるわけではないです。2歩ができなかったり、動かせる駒の場所が決まっていたり、一つの局面で指せる手(合法手)には限りがあります。それこそ、終盤の詰むか詰まないかの段階に入れば、当然「この一手しかさせない」ということも出てきます。

で、そうした合法手の平均値を計算すると、だいたい1局面につき80手になるそうです。ここからが面白い話で、合法手の平均が80だとすると、もし10手先を読むとしたら、それは何パターンになるでしょうか。これは単純計算で、80×80×80…… つまり80の10乗ということで、10,737,418,240,000,000,0001073京7418兆2400億手)となるらしいです。

これがどのぐらい途方もない数字かというと、もし仮に、1秒間に1億手(1億局面)読める人間がいたとします。まあそんな化け物は存在しないんですが、仮にいたとして、こいつは1分間で60億手、1時間で3600億手、24時間で8兆6400億手読みます。そして単純計算で、1年間で3153兆6000億手を読めるわけです。もう何がなんだかわからなくなってきましたね。

で、こいつを以てしても、先程の「10手先」の総パターン、つまり1073京7418兆2400億手を読み切るのに、3405年かかります。3405年て。本当にもう笑うしかないですね。しかもたかだか10手先の話ですからね。

ちなみに、今した話は、↓のサイトに書かれています。

まあ将棋においては、合法手を全部読むなんてことは絶対にしないし、いかに「読むべき手」だけを読むよう引き算していくかが大事、という話ではありますが……

ただ、こういう話を読むと、こうも考えます。将棋って、言ってしまえば、たかだか9×9=81マスの世界なんですよね。我々の住む宇宙に比べたら、それはそれは小さな世界の話であります(宇宙がデカすぎるのもある)。で、そんな小さな世界ですら、10手先を読み切るのに天文学的な数字が出てくるわけです。

いわんや現実をや、と言いますか、それなら我々が、現実の複雑さに打ちのめされたとしても、それは本当に致し方ないんじゃないかと思います。スパコンのような頭脳を持っていて、100mを1秒で走り切るかの如く計算ができるような者でも、この複雑な現実に対処しきれるのは、せいぜい1手か3手先までではないでしょうか。だって10手先を読み切るのに3000年ですよ。だからこそ、我々のようなパンピーは、先が読めなくても大丈夫!!! そう考えるとだいぶ安心できます。

逆に言うと、現実ってどう考えても「単純なもの」ではないな〜〜と思います。20個の駒しか絡まない将棋ですら、あの複雑さですよ。それに比べ、何万人もの人間が複雑に社会を織りなし、常に局面が変化し続ける我々のリアルと来たら…… 複雑で、先が読めなくて、よく分からんことに翻弄されたとしても、それはそれで当然だと思います。

今日もですね、私も「現実って厳しいな〜〜〜〜〜」と思ったことがありました。ただ、そういうときに、何か途方もないような話を見かけると、「そんぐらい意味不明で複雑ならしょうがないか〜〜」と、逆に元気をもらえるという話でした。こういうこと、皆さんはないでしょうか? 僕は結構ありますと、自信を持ってお答えします(何の自信?)。

特にオチとかは無いですが、今日はそんな感じです。ただ、このnoteを書いていたら、現在時刻がam4:32になってしまいました。明日の僕は仕事を頑張れるのでしょうか。まあ、不眠になる夜もどうしてもありますので、頑張れなくても仕方ないか〜〜 ぐらいの気持ちで行きたいと思います。そういうメンタルの図太さが大事!!