3月12日 胸中の手記 唐突に泣き唐突に泣き止む
3月12日 火曜日 雨
風呂場で落ち着こうと深呼吸していたところ、突然「ひ」と声が出て涙があふれる。そこから何十秒かは嗚咽していた。
人に嫌なことを嫌だと言った4時間後のことだった。嫌なことは言いたくないもんです。
懸命に生きるのを憐れまれたりして、密やかに傷付いたり、(わたしに向かっては)言い得ぬことを外で声高気味に言われるのが嫌だったりしたのだと気付いてからは数秒号泣して、湯冷めした体を拭き、仕事着を着た。
わたしはこの、暖かみのある部屋を自分でつくった。
その後は呑気にじゃがを蒸して食べていた。
外へ出ると、雨が止んでいた。
懸命に生きる力のあることは、憐れむどころか。幸福なことでしょう。
難しいです……。