3月17日 胸中の手記 鐘は美しいかどうかということよりも。
3月17日 日曜日 晴れ
3月16日は机に向かう時間も楽器に触る時間もなく、とんでもない速さで思い付いたことを口にする人々の中で忙しなく自分は何を思っているのか確かめようとするも、脊椎反射して流されてしまう。
そして日曜日。挑んでおいでと人は言う。
もう少し、話が長くなっても伝えて来るようにと促して来る。
橋を渡りながら、もし、心に真っ直ぐに見つめたら、世界はどのように見えるかと考えてみる。
妙延寺の鐘が見える。心に真っ直ぐに言うのなら、鐘は遠くまで鳴り響くのがいい。
鐘は美しいかどうかということよりも、そうだった、と心が言っている。
難しいです……。