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11,729光年彼方へ枯渇しても愛を湧かす

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毎日1通の手紙を書いて更新しています。 完成すると一点ものの手紙の綴りが出来ます。 手紙は一通一通封筒に入っています。 大事な気持ちの手紙が届いたり、自分で出さずに保管する手紙で… もっと読む
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記事一覧

ススキは咲いてみようとした

 彼方此方の花たち枯れて、景色が寂しくなったから、動物たちも寂しかろうと、ススキは咲いて…

愛
2年前
18

ティンカーベルは誘惑の洞窟の話がしたい

 その洞窟では、聞こえてくるのが、いつも自分の心の底で一番気にしていることばかり。洞窟か…

愛
2年前
13

小さい星座

 冬の星座はオリオン座。いつでも見つけられるのは、永遠に母の元へ辿り着けないこぐま座のア…

愛
2年前
17

どのくらい涙を飲んだ人

 涙は、出さないで飲み込むと、誇らしいけれど、牛乳みたいに喉に膜が出来る。  空を、正し…

愛
2年前
13

転校

 さようなら。仲良く出来そうで嬉しかったけど。  さようなら。君はわたしを嫌いだと言って…

愛
2年前
15

守る人

 今日は、疲れたね。セキレイという種類の鳥に近所で会う。よく会うのだけど、いつも翼を持っ…

愛
2年前
17

ロマンをもっと持とうよわたし

 イルミネーションを見て難しいことを考えている。  幼稚園のときに出来たことが今ちゃんと出来ていなかったら、恥ずかしくても出来るようになり直さなくちゃとか、黙っている間のわたしは、そんなこと考えている。  魔法使いが悪い魔法使いにならないで、みんな一瞬で賢者になる魔法を編み出したら副作用が出るのがこの世界のルールみたいだとか。  そんなに率先して理想を壊そうとしないで、その日は冬なのに日が暮れても寒さを感じなかった。晴れている空の続く冬。わたしが生きていて、あと出来ること

くつ下の中に入らない

 くつ下の中に、縞模様の大きなくつ下の中に欲しいものを書き入れて、次の日にくつ下の中にそ…

愛
2年前
14

反省して逆さま

 慌てん坊は、嫌いじゃない。みんなに自分に良い答えと方法が早く見付からないかと思って、違…

愛
2年前
7

変身がはじまるとき

 傷ついた夜、無理して笑うのでもなく、絶望して泣くのでもなく誰にも電話をしないで歌ってい…

愛
2年前
11

箪笥の上の女の人

 箪笥の上に、誰も知らない女の人がいた。  彼女はいつも月明かりの中でしか姿が見えない。…

愛
2年前
16

お歌をきいて

 山吹色の絨毯と絵本と、録音用のマイクがあれば大丈夫。  あの子はマイクを持たせればずっ…

愛
2年前
14

お金を、運ばない

 今は、友人、身内など、近親の人が少ないことにも、他人にとって何ら有益な人間になることが…

愛
2年前
17

我々鳥たち

 わたしは時間を見ました。時には息を止めて、あなたの人生の極々一部分を覗き込みに行ってみる時間もありました。  振り返ってみると、どの時間も良く流れていたものです。  雛でもない、大きな鳥が、地面で翼をはばたいていると、怪我でもしたのかと思うかも知れないけれど、鳥たちは元気です。我々鳥たちよ、揚力が急に働いて足が地面から離れても地面に、驚いて地面に戻ろうとしないで飛んで行ってしまうのよ。