テキサス州港湾部の推移(まとめるだけ)

避けられなさそうなので「今回の記事はCOVID19関連記事です」と最初に言っておきます.今回は個人の見解よりも情報の開示を目的としています.

以下は今回の参照記事
日本のも見られるので便利です,と書こうと思ったけど,情報数は少なかった…

おそらく日本でもアメリカ全体での新規者数は徐々に減少しつつあるもののテキサス州をはじめ幾つかの南部の州では増大傾向にあると報道されてるはずなのでご存知の方も多いはず.

というか,現地に住んでる我々からすれば,これで増大しなかったら「奇跡」というくらいの惨状が見られます(決して褒めてない

まず一番小さい範囲から,自分の住んでいるガルベストン島を含むヒューストン(ハリス郡)の南方に位置するガルベストン郡の推移(3月末〜現在)の棒グラフです.縦軸(人数)に注意を.

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第二波とは?と言いたい笑(むしろ第一波なのでは?と言いたい笑)
誤解しやすい累計グラフは載せません.

自分も周囲の同僚も4月末の職場復帰前に検査をしました(だいたいグラフの中央部くらいの時期).ガルベストンに限って言えば,ビーチリゾートなのでどうしても外からの客が多いのが一因です.先々週もフェスティバルがあったみたいですし.ガルベストン郡の稼働率は75%らしく殆ど平常業務に戻ってしまってるのも一つの理由かもしれません.

ただこのグラフは決して重篤率を示していないので,参考程度に留めておくのが良いでしょう.おそらく検査結果ですね.検査では感染の有無は分からないので.

次にお隣ハリス郡(ヒューストン)

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ハリス郡もといヒューストンは広大なので,郡内での推移はガルベストンほど綺麗でないもののやはり第二波が来ています.むしろ後半戦と期待したい.というかヒューストンはまだ従業員が50%稼働率なのではないかな?

最後にテキサス州.さすがに全体表示は意味分かりません.掲載の必要はないのではないかと思いながらも.

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Shelter-in-place orderが失効してハメを外した結果がただ返ってきただけかと.天唾と言ったところでしょうか.ただ全体表示の場合,失効したからというより成るべくしてなった,今がまさに第一波であるという見方もできそうですね.なんとも言えません.
テキサス州はアラスカ州に次いで大きい(というか超広大)ですから,人口密度的にそこまで心配していない人も多いのではないか?と思います.あと,UTの医学部の多さとBaylor, MD Andorsonなどの医療センターの充実度も他州と比較しても違う感じもします(テキサスしか知らないけど…

ガルベストンがそうであるように,労働者の稼働率が増えれば,ソーシャルディスタンスとは?という話になるし,テレワークできる人たちは大いにすれば良いけど,接触せずとも同じ場所を別の人が通った数秒後に別の誰かが通れば,それはもはやソーシャルディスタンスの遵守とはならないので,現実としては難しい場合が多いのもまた事実でしょう.それを防ぐのに有効な一つの策がマスク着用とも言えます.

テキサス州知事は,どうにか経済復興をと言ってるのですが,テキサス州は油田も持ってるし,アメリカは油田と他の一次産業でテキサスに依存するところが大きいので,もう少しドシッと構えてもいいのでは?なんて思っているのですがね.所得税も無いわけですし.

https://abc13.com/coronavirus-texas-governor-greg-abbott-in-coroanvirus-cases/6263942/

昨日の州知事の最新のコメントです.さすがに増加率が多すぎるので重い腰を上げたという感じですね.それでも多少の矛盾がありますが…
しかし失効したものを元に戻すのは難しいということを物語っています.

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これまで見たことがなかったのですが,興味を持って日本のを見てみました.面白いほどに正規分布なのですが…

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最後に

そういえば,テキサスって昔は一つの国だったって知ってますか?
次回はそんな話題を取り上げてみようかなと思います.

ANAのヒューストンー東京便はすでに7月末まで完全運休(United Airlinesは8月3日まで?)なのでそれまでに何とか減少の途を辿ってほしいものです.
ヒューストンは日本領事館もあり,日本企業のアメリカ拠点の一つで駐在邦人が多い都市の一つなので見捨てないでください.

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