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「月ノ美兎は箱の中」現地から帰還しての最速一言感想(別に最速ではない)

先ほど、月ノ美兎委員長の1stライブ「月ノ美兎は箱の中」現地から帰宅しました。
実は現在クタクタです。というのもライブ疲れだけでなく、昨日まで、ほんと柄にもなく一週間連続社畜ムーヴで重労働をしていたので。
先週に結構重要な会議やら何やらが連続であり働き詰めだったところ、「来週火曜日までに〇〇の報告書お願いします」とか言われ、おぉい!その日は委員長のライブなんじゃ!有休とってんのに勝手に仕事入れるな!となって土日潰して必死こいて昨晩遅くまでかかって無理くり片付けました。
ひーひー言いながら仕事してる間、「目まぐるしい日々に食らいつけてるのは〜」って「Moon!!」の歌詞が頭の中ぐるんぐるんしてました。

ということで今くっそ疲れていますが、家帰ったら観ようと楽しみにしてたネット中継の配信アーカイブも今非公開なので、仕方なくこのランナーズハイに近い状況で今日の感想をセトリやらその前後のイベントやら振り返りながら順に一言感想書いていきます。

物販

整理券を見事ゲットしていたので昼前に現地に行き、やすやすと各グッズを手に入れることに成功。全部一通り買った。
個人的にはペンライトがお気に入り。デザインが良いんよ。

あと、物販会場でずっと雲が流れていて実家のような安心感があった。

事前放送

箱の外で不憫だと思われた(でも蓋を開けてみたら実は箱の外もかなり良かったらしい、と後にわかる)リゼ様のMCによる事前放送。
事前放送でゲストからのメッセージが来るのは予想外だった。でもしずりんはいかにもって感じで、でろーんは流石って感じ。
一番びっくりだったのは剣持のゲスト出演だった。でも彼はほんと、ああいうところで人を褒めさせたら抜群に上手いよね。みと夏のときに委員長に送った「飾らないのに光り輝く、規格外の等身大」って名言を思い出してしまった。

で、アレを見て「女性多くね?」と思った人が多いんじゃないかと思うんだけど、実際、現地は女性が本当に多かった。委員長は以前配信で「最近女性リスナーが増えて、YouTubeのアナリティスク(みと用語)によると2割くらい女性らしい」って言ってたんだけど、現地はもっと多くて3〜4割女性だった。僕の両隣も女性だったし。

あとリゼ様がただの委員長オタクになってて、同じ委員長オタクとして安心して視聴できた。今回のMCは間違いなくライトスタッフだったと思う。

雲は流れて〜月の兎はヴァーチュアルの夢をみる

現地では事前放送が終わった後ずっと「雲は流れて」が流れてたんだけど、
それが急に途切れ途切れになって、「えっ、もう始まってんのか!」と気付かされたときのぞわっと鳥肌が立つ感じ、良かった。
そっから「月の兎は〜」とともにOP映像が流れて、背景の宇宙空間に過去の配信やら動画やらの名場面がわーっと流れて(これを見つけたときは正直吹いてしまったが)その中を漂う箱の中に収まっている月ノ美兎を見て、またぞわっときた。演出がすごい。

光る地図〜ウラノミト

肉声1曲め何来んのかな、って現地に着くまでずっと予想してたんだけど、まさか誕生日ライブと同じ「光る地図」から。いやぁこれ難しくね? 最初にやる? って思いながら聴くと、やっぱ最初の曲だからか若干声が硬めだし、ピッチも若干不安定に聴こえた。
でもなんか、それが逆に生感ってか、ライブに来たんだ、って実感できた。

続くウラノミトも完全に予想外で、アルバム「月の兎はヴァーチュアルの夢をみる」を引っさげてのライブで、そのリード曲をいきなりここで持ってくるんか、というのでびっくり。
特にラップパートがCDバージョンと違ってやっぱりすごく生っぽさがあって、ライブに来たぞ現地に俺はいるぞって思わせられた。

途中の衣装替えシーンが感動モノ。最初に「あれ?いつものアイドル衣装だなぁ」と訝しんではいたんだけど、あんなエモ演出があるなんて。
しかも新衣装、ほんとに可愛いし。顔もちょっと、普段と細部の印象が違うような?
ていうかあの衣装マジでいい。360°あらゆる角度から見ても何かが映える衣装で、仕立てた人エライ。

MC1

この頃すっかり自分も舞い上がっていたようで、ここのMC、委員長が何喋ったかほぼ覚えてないな……やばい。なんか起立気をつけさせられたのと、水飲んだときに拍手したのは覚えてる。

魅惑の巴里サーカス急行!

いやぁまさかそう来るとは思わんやん。ふとスクリーン見上げたらあの!伝説の!にじくじが!
委員長がキレキレのダンス踊っててすげえって思ってはいたものの、でも委員長には本当に申し訳ないんだけど8割くらいスクリーンのにじくじの映像見てた。おい!映像残ってるやんけ!俺らもう第1回しか見れんのやぞ!有料でいいから見せろ! 
良かったのは、その映像が途中からにじくじの2期OPそのまま流し始めて、だから委員長以外の6人の姿が全員見れたのがぐっと来た。JKLに加えて物述有栖・家長むぎ・剣持刀也(ナナフシ時代)ですよ奥さん。あの「にじくじ7」ですよ?
このメンツ、今後揃うことは早々ないやろ……みたいな感慨にふけってた。

委員長っていつもライブでは自分だけじゃなくて、にじさんじの他のメンツを必ず引っ張り出してきた印象があって。例えばにじfesでのコーラスとか、ARライブでのみとらじギャラクティカでりりむと葛葉を引っ張り出したりとか。「にじさんじの中の月ノ美兎」っていうのをいつも印象づけていく感じがあって、これもそうだなーって思ってた。

こんがらがった

2019年のクリスマスのときの歌枠で歌ったやつ。そうなんだけど明らかに当時より歌が進化してた。委員長ほんとに歌が上手くなってきていてビビる。
最近はウィスパーボイスで歌う印象が(特に誕生日ライブが主にそうだったので)強いんだけど、そうじゃなくこういう歌い方もできるの強い。

ウエルカムトゥザ現世

このシンプルなロックチューンは本当にライブで映える。メッチャメチャ良かった。
しかもバックダンサーならぬフロントダンサーがアレでしょ。アレがキレキレのダンスを披露していく上にどんどん増殖していくの、めっちゃ面白かったしテンションブチ上がりだった。
ご時世柄皆座ってたけど、絶対立ち上がって歓声上げながら拳を振り上げたかった。

MC2

謎ノ美兎が濃すぎる。

ありふれた毎日の歌〜部屋のジャングル

過去にアルバムの感想にも書いたことだけど、「ありふれた毎日の歌」と「部屋のジャングル」って歌詞が狙ったんかってくらい対比的になってて、片や引きこもりの歌、もう一方が家にこもってた人が決心して外に出ていこうとする歌で、なんか似てるよなーって思ってたらライブでもセットで出てきて納得。
(つか、最初に「ありふれた毎日の歌」がかかったとき、素で「部屋とジャングル」と間違えた)

これもアルバムの感想に書いたけど、片やセラニポージ、片やキリンジ(の元メンバー提供曲)ってことで、両者が活躍した頃のネオ渋谷系の香りがプンプン漂う感じ。でも委員長の歌い方がなんか凄い心地よくて沁みた。

みとらじギャラクティカ

上の2曲からまさかこうつながるとは思わなかった。
どうもこれに関してはネット配信ではAR演出すごかったらしい、というので早く観たい。現地では普通に洗濯機が運ばれてきて、その後ろのスクリーンで色んなものがCGで飛んでただけなので。
それにしても、ライブの最初から箱とかを台車に載せてくる無表情のお姉さんが虚無おじっぽい、ってずっと思ってた。

ARライブのときはゼーハー息を切らしながら歌ってた委員長が今回割と平気な顔して歌ってたので、そこもちょっと驚いた。STPリリパのときにイノタクの後ろで踊り始めたと思ったらすぐヘバッて「イノタクより体力ない」とバカにされていた1年前から完全に見違えた。

MC3

曲終わった直後に息切らしてて、なんかちょっと安心した。
あとでろーんがヤンキー星から地球を侵略しに来た宇宙人だったことが史実であることに驚かされた。いやいくらなんでもと思っていたんだが。

恋?で愛?で暴君です!

全然知らん曲だったんですが、今調べたらWUGなの?? 
じゃあバリバリのアイドル曲だったのか。いや、めっちゃ良かった。知らなかった曲だから細部まで覚えてないんだけど、めちゃめちゃ委員長に合ってると思った。かなり現地でノリノリで聴いてた。

ラブカ?

オリ曲を除くと、今回のライブで一番クセの強い曲。にじfesのときの「地獄タクシー」ポジションだなと思った。
いやぁ、内心「これだよこれ」と思った。選曲が神すぎる。こういう癖の強い曲を歌う委員長がホント好き。これも1曲前の「恋?で〜」とは別の意味で委員長に似合ってた。

この曲もどうもネット配信での演出がすごかったらしく、早く観たい。

NOWを

後方Pみたいなこと言うと、ライブ前に一番「大丈夫かなぁ」と思ってた曲。
この曲のラップ死ぬほど難しくない? 剣持に感想聞いてみたい(と思ってたら剣持の配信がちょうど始まって、何か言うかなと思ったら言わんかった)

と、思ったんだけどしょっぱなのポエトリーリーディングが良かった。
CD版は割とラップノリというか、かなり芝居がかった感じで正直苦笑しながら聴いてたとこあるんだけど、このライブでは素の委員長そのままの調子で語る感じで、こっちのが合ってる感じがした。等身大の委員長って感じがして。

肝心のラップは、1ヴァースめはかなり上手くってすげーと思ってたけど、2ヴァースめは結構走りがちで、あー委員長が歌枠でよくやっちゃうやつだ、なんて思って聴いてた。

MC4

このMCのどのタイミングだか覚えてないんだけど、衣替えでいつもの制服姿になって、次の曲が何か読めてしまったやつ。

浮遊感UFO

いやぁ、メッチャクチャ良かった。冒頭の「光る地図」や「ウラノミト」が割とライブならではの感じが出てたんだけど、こっちは歌も演出も何もかもがCD以上に完成されてた。完全にこの曲の世界観に没入できた。

それゆけ!学級委員長

ラストに向けて、来た!という感じ。この曲もライブ映えするなぁ、ってのが現地にいての発見だった。凄く気持ちよく乗れた。
あと、この曲のサビって確か1人では歌いきれない曲ってのがリリース時から本人も言ってて、以前のライブでは明らかに生歌パートと録音パートがわかりやすい感じだったんだけど、今日はそこ意識して聴いてても差がわからんかった。でも明らかに生で歌ってるとこは歌ってるし、あれ?? となってた。

[追記] その後ネット配信のアーカイブで見返すと、生歌パートと録音パートはハッキリ聴き分けられた。単純に現地の音響の問題というか、別にこのライブに限らずああいうのは現地の会場内だとわからないものなんだろうな。

Moon!!

ライブ前から絶対この曲が締めで来ると予想してたらやっぱり来た。しかもアルバム収録のバージョンではなく、iruさんがファンメイド曲として作ったオリジナルのバージョン。
冒頭にも書いたように、このライブに来るまでの僕のテーマ曲にもなっていたのもあって、すごく満ち足りた気分になってた。

アンコール明けMC

初手謎ノとの茶番で笑わせてもらった。あと起立気をつけを再び。
みと夏のときもやったし、アーティスト生活向上委員会のときもやったか? 何かそんなのを思い出してた。

Wonder NeverLand

アンコール1曲め。この曲は完全に予想してなかった。でも、委員長のソロ、めっちゃいい。
実はアンコール前までは楽しいって気持ちとか充足感みたいのが強くてエモとかそういう感覚はなかったんだけど、この曲のサビに入った途端に突然涙がどばっと溢れて自分でもびっくりした。
このへんから自分の感情が制御不能になってた。

アンチグラビティ・ガール

事前放送で、リゼ様が来場者にインタビューしてる中で「どんな曲を聴いてみたいですか」って何度も聞いてたときに、自分が聞かれたらなんて答えたらいいんだろうなぁ、ってずっと考えてた。
最初はアルバムの中から選ぼうとして、うーん、て悩んでたんだけど、事前番組が終わって開演待ちの間にふと「あ、アングラじゃん」って思った。
委員長のライブでアングラは何度も聴いているけど、よく考えたら現地で、生で聴いたことは一度もないってことにふと気づいたのだ。(そもそも過去、無観客のライブでしか歌われていない)

ライブが終盤に差し掛かるにつれ、あーこれオーラスがアングラだな、っていう予想というか期待と言うか、そういうのがどんどん現実になってって、そして最初のシャウトで感情ぐちゃぐちゃ。

事前番組でもインタビューされた人達が口々に話す、委員長の生き方が好き、っていうその生き方を最も体現したこの曲で、僕の心は完全に持ってかれてしまった。
最後のシャウトも演出も含めて完璧だった。最高。

EDムービー

この演出ずるくない?
アンコール曲2曲でエモが最高潮になってきたところにこれですよ。
最高の締めだった。

終わった後、現地の至るところですすり泣きが聴こえた。僕の隣りにいた女性は座ったままその場に突っ伏して、膝に顔くっつけんばかりの態勢でずっと泣いてた。
かく言う自分も涙ボロボロで、買ったばかりのグッズのタオルで何回も目元を拭いてた。

それだけの、凄いライブだった。

終了後

すっかり余韻に浸りつつ、アンコール2曲でkzさんとイノタクさんはきっとTwitterで盛り上がってるんだろうな、とか思ったらやっぱり盛り上がってた。

最後に

全然一言じゃなかったわ。




11/19追記(配信アーカイブ観たよ)

ようやく公開されたニコ生のアーカイブを観た。ということで観た直後の感想。
ここからまた1曲ずつ感想を書いていくと文章量が倍になるんで控えるが、こっちはこっちの良さがやっぱりあるなと思った。ARやカメラワークなどの演出が凄まじいのもあるけど、結局視線を強制されるので、向こうが見せたいものを見せたいように見せられる良さってのがある。
そういう目で見たときに、このライブを通して一番凄いと思ったのは「ラブカ?」だった。映像演出と委員長の歌の表現力が完全マッチして、めちゃくちゃに引き込まれた。おかげでこの後の「NOWを」ですんごいぶち上がるし。現地にいたときよりぶち上がった。

最後に、全体を通して委員長に対して思ったこと。
まず、アーティスト衣装かわいい。お顔もかわいい。
そんで、歌が本当に良い。ピッチが安定しているという意味で基本的に上手いんだけど、歌い方が「歌うま」ではなくて、なんか幼さとか純朴さみたいなのを残した歌い方なんよね。それが逆に沁みるし、表現の邪魔にならない。
で、その表現力が本当に凄くて、曲に適切に歌い方を合わせてくる。あのアルバムの各曲個性がクソ強いのをその個性に合わせて表現しきった力が、ライブでもちゃんと活きている。一番それが発揮されたのが「ラブカ?」だった。

あぁそうだ。EDムービー観て凄くエモい気分になってるところに

「風船飛ばそうとして凍結されたこともあったな」

ってコメ書いたやつ出てこい。一番いいところで笑ってもうたやろ。

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