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委員長(と楓と美兎とJK組)にまたまたフラスタを贈った話

こんにちは。みとフラスタの中の人です。
ついでに言うと、かえみとフラスタの中の人でもあります。

昨日(4月7日)の委員長の雑談配信でフラスタを紹介してもらった勢いでこの記事を書き始めています。僕が関わったフラスタの製作後記です。

実は先日あったShout in the Rainbow!! 追加難波公演で、僕は合計5つのフラスタに関わらせてもらいました。
そのうちモイラ様へのフラスタ と 美兎ボタンさん主催の委員長宛のフラスタ はお金をカンパする以上の貢献が実質できなかったのですが、ほか3つは主催その他でがっつり製作に関与しました。
ということで、以下、3つ分のメイキングです。ですので長いですがご容赦ください。

1. みとフラスタ

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まずこちらの、委員長個人へのフラスタ製作をみとフラスタの中の人として主催しました。

コンセプトテーマは「世界征服」です。どーん。
といってもあくまで比喩です。委員長は現在にじさんじの顔のような存在になっています、にもかかわらず、さらに様々なことに挑戦して高みを目指している姿を「世界征服を狙っている」かのように捉えた、というものです。

プレートに "Take on the world 委員長!" とありますが、これは「世界を狙え」「世界を獲れ」という意味のメッセージです。VtL両国のアンコール、"Virtual to LIVE" の間奏で彼女が放った「行きましょう」というセリフへのアンサーのつもりです。委員長にもにじさんじにももっと大きくなってほしいし、てっぺん獲って欲しい、という気持ちを込めました。

ですので花の赤色は、委員長のイメージカラーでもありつつも「世界征服」を意識して、彼女の挑戦、つまり彼女の闘いの姿を赤と黒で表現しました。
でも一方で、彼女の持つ「清楚さ」(真の意味で)を表現したくて、上部は白が少し差しているような、明るめの色にしました。
フラワーデザイナーはSakaseruの小林久男さん。僕が想像した以上にこちらのイメージを花で上手く、素敵に再現していただいて、めちゃくちゃ感謝しています。

(ちなみに、委員長が「キービジュアルの花と同じ」といってめちゃくちゃ感動しておられたんですけど……ごめんなさい、偶然です…w
僕らのキモチがフラワーデザイナーさんに伝わって、デザイナーさんにダリアを選択させたという奇跡です。そういうことにしといてください……)
→ [追記] こちら、奇跡でも偶然でもありませんでした。
後日教えてもらったところ、こちらからは特にお願いしていていないのに小林さんがキービジュアルを確認しておられて、委員長が髪に差している花に近いダリアを採用されたのだそうです。キービジュアルの花はマム(洋菊)が一番近いのだそうですが、この季節には入手困難とのこと。
他にも、「世界征服」というテーマにダリアと黒蝶(下段に使われている黒い花)がマッチしていた、というのも選定理由だとか。[追記終わり]

等身大の人物パネルはr1zenさんにお願いしました。ご存じない方も多いかと思いますが、中国の囚人の方です。
この方、くっそ絵が上手くて、しかも頼んでからわかったんですが、めちゃくちゃ速筆なんです。
たとえば……実は最初、委員長は跳んでませんでした。

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ところがこれだと高さがレギュレーションの範囲に収まらないとわかって、急遽両脚を曲げていただくように、この状態から無理に変更をお願いしたんです。
そしたら、

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たった10分でこうなりました。すごくありません?

これだけ速筆の方が数週間かけて、ディテールまでめちゃめちゃ描き込んだのが最終の等身大パネルです。
一部拡大してお見せしますが、

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制服のリプの筋も全部描いてあります。すごくない?
間近で見ないとわからないんですが、委員長はこの芸コマぶりに気づいてくれたかな……

あとネームボードも、ちょっとした仕込みがあります。

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・上部にマルヤクデ(委員長のポケモン配信でおなじみの「わたくし」)
・下部の右にAKM(10月にあった委員長の新3Dお披露目配信で本物の委員長が握っていた銃)
・下部の左に22年式村田銃(SIRENで志村が使っていた銃。つまりミトヘイヘの銃です)
以上の案を伝えた上で、r1zenさんにデザインしていただきました。これもたった数十分で描きあげていただきました。

2. かえみとフラスタ

一方、かえみとフラスタの主催として、楓と美兎の御二人にもフラスタを製作しました。

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見ていただければ一発でわかりますが、三倉ゴゴさんにイラストをお願いしました。というかイラストだけではなく、フラスタ全体のトータルデザインをお願いしました。
このフラスタに関してはほとんどゴゴさんにお任せしていて、僕はゴゴさんが最初に描いて下さったイメージラフを各パーツに分解して、イラスト部分をゴゴさんに、花やその他装飾の部分をフラワーデザイナーさんにお願いする、ということをやりました。デザイナーさんは先ほどと同じくSakaseruの小林さんです。

このフラスタについては、正直公には語れない思いも色々あったりしますが……(企画参加者の中にも匿名希望が5人もいらっしゃったことから察して頂ければ)
実際のところ、企画を進めていいのか悩んでいました。過去に「楓と美兎」にフラスタを贈った方はいなかったと思いますし、2人でデュエットするという確信も当時は全く持てませんでした。「楓と美兎」はコンビだ、とご本人達やリスナーの皆に認識されているかも怪しかったです。
(僕自身は2人はコンビでユニットだという認識でいるんですが、でも実際、企画を始めて以降「なぜJK組じゃないの?」「先輩は?」という声を複数の方から聞きました。)

なので、2人がこのフラスタを贈られて喜んでくれる、という自信がなかなか持てなかったんです。ゴゴさんにお願いしたのも、2人が2人とも大好きなミトとカエデであれば変な戸惑いもなしに喜んでくれるかも、という思いつきがあったからでもあります。

結果的には幸いというか、でろーんがインスタのストーリーで、委員長が雑談配信の中でこのフラスタに触れてくれて、その雰囲気から2人が受け取った気持ちがそれとなく伝わってきました。それに、全く予想してなかったんですが2人がライブで『かげろう』をデュエットしたので、それで何となく、「楓と美兎」にフラスタを贈ったのが報われた気持ちになりました。あれは本当に、最高のデュエットでした。

3. JK組フラスタ

もう1つ、こちらのフラスタの製作にもかなりがっつり関わりました。

現地写真

こちらは公募企画ではなくて、たましいきさんが発案・主催で、そこに僕と文月パインギさん(でろーんへのフラスタ企画の主催者)が協力する形で、3人の合同で製作しました。

3人で色々お金も口も手も出し合ったんですが、最終的にはなんとなく
・イラストパネルのディレクション:たましいきさん
・スタンドのデザインラフ:僕
・ネームボード周り:文月さん
みたいな主担当の割り振りになりました。主な担当がそうというだけで、お互いにめちゃくちゃ協力しあってはいますが。

イラストを担当されたのはおすしBOYさんという、たましいきさんのご友人ではあるんですがそれほどにじさんじには詳しくない方です。ですが見て頂ければわかるとおり、3人のありのままをそのまま表現したイラストになっていて、これは本当に、たましいきさんのディレクションの賜物だろうなと思います。
委員長が自分の興味の赴くままに前を目指して駆けていて、その横にでろーんがついて一緒に走っていて、しずりん先輩が2人の後を見守るようについていく……といった3人の関係性が表現できているのではないかな、と自負しています。
詳細なイラストはおすしBOYさんのツイートでご確認ください。

そしてスタンドは、話し合った結果ハワイをモチーフにしようという事にしました。3人が活動初期から抱いていた「3人でハワイに行きたい」という夢を2年越しに叶えたことから、彼女たちの活動の通過点を描く意味で「ハワイ」がいい、となったのです。

それで、スタンドの上部はワイキキの空と海をライトブルーで、砂浜を淡いイエローで表現しました。そして下部はダイアモンドヘッドのイメージで、森を緑で、土を明るめのブラウンで表現しました。
(ちなみにこれも、フラワーデザイナーはSakaseruの小林さんです。別に申し合わせてはいなかったんですが、たましいきさんがたまたま同じ方にオーダーしたのでした。)

そして委員長も配信で触れていた、LINEの画面をあしらった中段の3つのスマホですが。これは「3人が過去にやってきた配信の軌跡を表現したい」というのが動機で、議論の末、3人の過去の会話をLINE風画面にしてしまおう、というアイデアになって実現したものです。
僕が過去の配信での3人のハワイに関する会話を書き起こし、それをたましいきさんが3つのLINE風画面に仕立ててくれました。

まず、最初の画面はこちら、でろーんのスマホ。

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こちらは2018年4月のJK組お花見配信から。おそらくいちばん最初に3人が「ハワイ行きたい」と言ったのがここです。今見返すと、まだ堅さがある3人の空気感が懐かしい。

2つめが、しずりん先輩のスマホ。

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でろーんのマイクラ配信「でろクラ#40」で、でろーんの回想から3人の会話を書き起こしています。しずりん先輩がパワーワードを一言だけ発しているのがポイントです。

最後に、委員長のスマホ。

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これは3人が実際にハワイから配信した「ハワイから失礼!JK組です!」から。3人のリスナーに向けての挨拶で、だからよくよく見ると3人のLINEでの会話としてはおかしいのですが、でも3人が夢をかなえたということを一番よく表しているな、ということで採用しました。

委員長は配信でLINE画面をすごく喜んでもらえたようだし、それにでろーんはインスタのストーリーで「進むよ!」というメッセージを添えてくれて、僕らの気持ちが伝わったな、という気持ちになれました。

最後に

フラスタ企画を2つ主催し、実質3つもフラスタを同時に出して、思いの外大変でした。
各フラスタを制作することの手間が大変だったのではないんです。むしろ、どのフラスタもやっててすごく楽しかったです。
手間の問題ではなくて……2つ同時に主催することを訝しげに言う方が何人かいて、そういう方々からのノイズが精神的に辛かった時期があったのです。
「フラスタいくつも同時にやるなんて、1つ1つのフラスタは手を抜いてるとしか思えない」なんて言う方もいたんですけど……ここに書いたとおり、手がけた3つは全てに思い切り気持ちを込めたつもりです。

最終的には、委員長やでろーんや、特に反応は聞いてないけどきっとしずりん先輩にも、このフラスタにかけた思いは伝わったと思ってるし、そう確信しています。だから、色々辛かったのも今は報われた気持ちになっています。
ライブ当日ギリギリまでは、もう今回限りでフラスタは出さないでおこう、なんて思ったりもしていたんですが。
今はまた機会があれば、どういう形でかはわからないですが、フラスタを贈ってみたいな、と思っています。


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