04✒︎『たたみかた』僕らの読後感/灯台もと暮らし編集長・伊佐知美さん
◆たたみかたを読んでみて
言ってしまえば、世の中のすべては私にとって「文章を降らせる刺激」であって、ふわりふらり、その『たたみかた』も私に大きくインスピレーションを与えるひとつになった。
これは、もうどうしようもなく、読後感というよりも私本位の独白、だと思う。
三根かよこという女性が、私と同い年であることは、そういえばもう随分と前から知っていた気がする。
けれど久しぶりに1ページ目から最後のページを繰るまで、雑誌というものを1冊すべて一気に読み終えてしまった私は、奥付