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トレラン語録 3選

トレイルランニング(以下、トレラン)中、
100万回は頭を駆け抜ける言葉 3選。


・下を向いて歩け!

登ってる最中によく思う言葉。
人生においては「前向き」、「上向き」という言葉のほうが、ポジティブな印象だが、トレランにおいては「下向き」になるのが重要。
前(上)ばかり向いてると、転ぶからだ。

自分の進む道……トレランの場合、登山道になる訳だが、それが間違っていなければ、結果として頂上に到達できる。
なので、前(上)より下を向き、足元に注意しながら進む。
言い方を変えると、未来より今という瞬間に集中することが大切である。

無論、方向が定まってないまま下を向いて進むと、迷子になる。
たまには前(上)を向いて、方向が間違ってないかチェックすることも大事だ。

・登りで回復しろ!

トレラン後半の登りでよく思う言葉。
登りは基本、キツいものとしてとらえられてる。
累積標高が高いコースほど、完走時間が遅くなる傾向にある。

確かに登りはキツいが、良い面でいうと、積極的に走らなくていいことだ。
「歩く」か「走る」かで、精神的に負担が少ないのは、何だかんだ「歩く」ほうである。
これは慣れというか経験を積むしかないのかもだが……歩幅を狭くして歩けば、登りでもそこまで心拍数は上がらない。
歩くしかないので、この間にゆっくり補給もできる。
走る場面に備え、登りをピットエリアとして活用すべし。  

・下りは歩け!

テクニカルな登山道を下ってる最中によく思う言葉。
ここでいうテクニカルとは、段差の急な階段、ロープや鎖、ハシゴなどがある道、両手の補助が必要なほど、直角な道などのことである。要するに、歩きですら注意を要する道である。

トレランの醍醐味の一つは、下りの走りである。
苦労して登った分、下りは爽快である。
風が気持ちよく、景色も最高。それでいて息も上がらない。
「ランニングを趣味にしてよかった」と、心から感じる瞬間である。

ただ、下りだからと言って、「全部走ったほうがいい」という事はない。
上記に書いたテクニカルな登山道は、歩いて下るのが賢明だ。
無理にどかどか走ると、膝にダメージを与える。序盤は平気かもしれないが、後半ジワジワと響いてくる。

歩くと言っても、町中まちなかの下り坂を歩くようなイメージではない。
スピードは出しつつも、着地時はなるべく両足を地面についてるイメージだ。

定義上、どちらかの足が地面についてる状態で進むことを、「歩く」と言うらしい。
テクニカルな登山道の下りでは、片足着地……つまり「走る」は、なるべく避けるべき。


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